CINEMA & MUSICコミュのブラック・ダリア【CINEMA】

今日(10/14)公開の映画です。この映画に関して皆さんの書き込みお待ちしております。

その死体の名は「ブラック・ダリア」
事件が放つ毒の匂いにとりつかれ愛と野望の渦に呑み込まれていく…
「L.A.コンフィデンシャル」の原作者、ジェイムズ・エルロイが手がけた“暗黒のLA４部作”の第１作。戦後のLAを震撼させた、実在の迷宮入り事件を題材に描いたサスペンス。
LAの空き地で見つかった若い女性の死体。漆黒の髪、黒いドレス、腰から切断された彼女の死体は“ブラック・ダリア”と称された。２人の若い刑事が真相を追い求めるが、捜査線上に浮かび上がる謎に翻弄されてゆく。
1947年にロサンゼルスで起こった実在の迷宮入り事件をもとに、「アメリカ文学界の狂犬」との異名を名乗るジェイムズ・エルロイが書き上げた小説「ブラック・ダリア」。それは、体を腰で切断された女性の残虐殺人事件。漆黒の髪に、黒いドレスを纏った艶めかしい死体は“ブラック・ダリア”と呼ばれ、世間を賑わせた伝説的な事件だ。

ジェイムズ・エルロイと言えば、『L．A．コンフィデンシャル』の原作者としても知られ、本作は、それと並ぶ“暗黒のLA4部作”の第一作である。10歳の時に、実母を殺害されたエルロイにとって“ブラック・ダリア”は実体験を重ねずにはいられない題材であり、彼の最高傑作とも称される渾身の一作となっている。そんな原作を映画化したのは、『アンタッチャブル』『ミッション・インポッシブル』の巨匠であり、ハリウッドで異彩を放つブライアン・デ・パルマ監督。
物語は、事件を捜査する2人の刑事を軸に、展開されていく。その2人、リー・ブランチャードとバッキー・ブライカートは、ともに元ボクサーだが、対照的な性格。2人は、ミスター・ファイアとミスター・アイスと呼ばれ、名コンビとして、ブラック・ダリア事件の捜査に当たる。しかし、この事件は、2人の運命を大きく狂わせることに。殺された女性を亡き妹に重ね、異常なまでに事件に執着するリー、そして、バッキーは、殺された女性と瓜二つの女性マデリンに翻弄されていく。ブラックホールに吸い込まれるように、事件の闇に飲み込まれていく2人の姿が、生々しく描かれている。
本作で注目すべきは、何と言っても魅力的なキャストだ。主人公バッキー・ブライカートを演じたのは、『パール・ハーバー』『シン・シティ』などで知られる若手スター、ジョシュ・ハートネット。リー・ブランチャードには、近々公開の話題作『サンキュー・スモーキング』で一躍注目を集めたアーロン・エッカート。2人の間で揺れる女性ケイに、『ロスト・イン・トランスレーション』『マッチ・ポイント』などで着実にキャリアを積んでいる若手人気女優スカーレット・ヨハンソン。そして、『ボーイズ・ドント・クライ』『ミリオンダラー・ベイビー』とすでに2度アカデミー主演女優賞を獲得しているヒラリー・スワンクが、今までのイメージと打って変わって魔性の女を演じている。
猟奇殺人が題材というので、もっとエグい描写があるのかと思っていたが、視覚的に目を背けたくなるようなシーンはあまりなく、謎の事件の解明が人間の業の深さをあぶり出す結果となり、精神的に追い詰められた。戦後間もない40年代のアメリカ、どこか鬱屈した雰囲気の漂うロサンゼルス空気。その中で起こった猟奇的な殺人事件の衝撃。そして、そこに関わる人たちの愛憎入り乱れる人間模様。心の闇を浮き彫りにしたような世界観すべてが、重くのしかかるように迫ってくる。

この映画に関してご意見・ご感想等の書き込みお待ちしております。
http://www.black-dahlia.jp/【オフィシャルサイト】

コメント(4)

最初
全て
最新の40件

[1] mixiユーザー 10月14日 10:56

これはねー、楽しみにしているので絶対行きます。
でも、次回水曜日は用事があって行けないので
２５日まで、お預けかなー。
その前に２２日にはトリスタンとイゾルデ行って来まーす。

[2] mixiユーザー 10月14日 14:20

やこさん書き込みありがとう＾＾
本当に映画とか芸術関係は好きなんですね＾＾
トリスタンとイゾルデなんて渋い映画好きなんですね＾＾

早速UPしておきます^^

主人公のトリスタンは、コーンウォールの領主マークを育ての
父に持つ勇敢な騎士。戦闘で重傷を負い、敵国アイルランドの海岸に流れ着いた彼は、アイルランド王の娘イゾルデにかくまわれ、献身的な介護を受ける。粗末な海辺の小屋で過ごす濃密な時間のなかで、ごく自然に結ばれるふたり。だが、運命の女神は、別れよりも残酷な試練を彼らに用意していた。イゾルデとマークの政略結婚。それは、すぐそばにいながらみつめあうことすら許されない苦しみを、トリスタンとイゾルデにもたらすものとなる。そしてついに、彼らの愛は、国を滅ぼしかねない危険なものへと変貌を遂げていく…。

自由に人を愛することがかなわなかった時代に生まれながら、一途に初恋の思いを貫きとおすトリスタンとイゾルデ。いまなお共感をかきたててやまない永遠の恋人たちを、みずみずしい魅力満点に演じるのは、『スパイダーマン』シリーズでブレイクしたジェームズ・フランコと、『アンダーワールド』シリーズを代表作に持つイギリスの新星ソフィア・マイルズ。“生は死よりも尊く、愛は生よりも尊い”その言葉を胸に、愛に生き、悲劇に身を投じるトリスタンとイゾルデのピュアな魂の軌跡を、ふたりは渾身の力で演じきり、鮮烈な印象を残す。人類史上最も美しく、最も切なく、最もドラマティックな許されざる愛の悲劇が、いま、華麗にスクリーンに蘇る。

[3] mixiユーザー 10月14日 18:10

早速のアップ、ありがとうございます。
本当は恋愛映画とか、あまり見ないのですが(^_^;)
「トリスタンとイゾルデ」は好きなオペラの一つなので
映画では、どのように表現されるのか、興味津々。

ジェームズ・フランコの
苦悩する表情も楽しみですしね。(^^ゞ
ソフィア・マイルズの出演作は未見ですので、これが初めて。
彼女の演技も楽しみにしています。

ハンカチいっぱい持って行かなくちゃ。

[4] mixiユーザー 10月14日 21:59

オペラもかなり好きなんですね＾＾
ジェームズ・フランコも好きなんですね＾＾

人名 JAMES FRANCO　ジェームズ・フランコ
誕生日1978/4/19
出身米カリフォルニア州

１９９９年「２５年目のキス」
２０００年「学園天国」
２００２年「スパイダーマン」「容疑者」
　　　　　「デュース・ワイルド」「ソニー」
２００３年「バレエ・カンパニー」
２００４年「スパイダーマン２」
２００５年「トリスタンとイゾルデ」

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ