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OBs東海 mixiコミュ版コミュの2010 3/16 大林宣彦さん旭日小綬章を祝う会 レポート (チュー太のmixi日記より加筆修正)

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もう1ヶ月が過ぎてしまいましたが…ある日胃腸風邪に冒され、仕事も休んで家で布団に突っ伏していた僕の手元に、一通の案内状が届きまして…それによると、「3/16、昨年秋に旭日小綬章を受けた映画作家・大林宣彦さんを祝う会が東京・新宿にて開催される」
という事で… 「これは何が何でも行くべきだろ!!」 とばかりに、かなり頑張って体調も回復させ、仕事もお休みを貰い、切符(青春18きっぷだけどね)や宿の手配も済ませて準備万端、いざ東京へと気合入れて向かったということだったのでした。

当日は大阪から同じく今日の祝賀会に参加すべく上京したマッチャンさんと合流して、祝賀会の開催される某ホテルまで移動。
開場までまだ少し時間があるので、ホテルのカフェでちょっと一服しました。
時間も近づき、案内に従い階を上がっていくと、
「大林宣彦監督の旭日小綬章を祝う 大林さん、次の映画は まあだ会」
と行燈に記されておりました。…思わずニンマリしてしまいます。(写真1枚目)

また、その横には昨年末辺りからアメリカでちょっとしたブームとなっているという話を聞いていた、大林さんの商業映画第一作でもある「HOUSE/ハウス」の英語表記のポスターも飾られておりました。
…雰囲気は出てますが、ちょっとコワいですね、コレ… (写真2枚目)

受付済ませる前にトイレを探してフロアをウロウロしていたら、控え室の通路の方に入ってしまい、ふと見るとちょうどたまたまお部屋から出て来られた大林監督とバッタリ!
「!…あ…この度はおめでとうございます!!」と慌しくもご挨拶。監督もいつもの笑顔で迎えて下さいました。

その後、無事トイレを済ませて会場へ…会場はバイキング形式の立食パーティという感じで、前方の舞台には入口にもあった「大林宣彦さん旭日小綬章を祝う会 大林さん、次の映画は まあだ会」と掲げられておりました。
もちろんこの会のタイトルというのは、黒澤明監督の遺作ともなった映画「まあだだよ」から引用されたものですが、大林監督を中心に、作家、俳優、音楽家、撮影スタッフ、興行関係者、各地の市長さん、etcetc...これまで監督の指に止まって映画作りに協力されてきた数多の方々が一堂に会して監督の旭日小綬章をお祝いするこの会のタイトルにはピッタリです。

オープニングは大林監督の幼少時のお写真から、これまで手がけられてきた作品のタイトルと場面映像が一気にスクリーンに展開(その作品の多さから、一部端折られてはいましたが…)。
会の司会には最新作「その日のまえに」で永作博美さんと共に主人公を演じた南原清隆さんと、「三毛猫ホームズの黄昏ホテル」でのデビュー以来、今や常連女優といっていい勝野雅奈恵さんが担い、お二人の紹介で、秋吉久美子さん、三浦友和さん、長門裕之さんが列席者代表としてステージで挨拶されました。

…さて皆さん、「旭日小綬章」…ちゃんと読めますか?
秋吉さんは「私最初は『あさひ』とか読んじゃいました」と話されていましたし、長門さんは「旭天鵬!」とおどけて言われたりもしていましたが…ひらがなにすると「きょくじつしょうじゅしょう」…何気に舌噛みそうな感じで、ご挨拶に立たれた各人も一様にこの読み方には難儀されておられるようでした。

そして次にこれまで大林映画を彩られたり支えてこられたりしてきた女優の方々19人もが一挙登壇。
根岸季衣さん、高橋かおりさん、蓮佛美沙子さん、明日香尚さん、鈴木聖奈さん、入江若葉さん、柴山智加さん、清水美砂さん、キャシー中島さん等…その人数の多さから司会の南原さんから「一人30秒程で…」と制限されるものの、なかなか皆さん30秒では足りない想いを込めて監督にお祝いの言葉を掛けられておりました。
一通りご挨拶が済むと、「活動大写真機」を手にした大林監督がご挨拶。(写真3枚目)

…続きます。

コメント(2)

…続きです。

女優陣がステージから去られた後、今回の祝賀会の総勢40人にも及ぶ発起人を代表して、赤川次郎氏、崔洋一監督、ミッキー・カーチス氏、伊勢正三氏、高橋幸宏氏、石上三登志氏、高畑勲監督、山中恒氏、他20人ほどが一挙登壇し、また一人一人ご挨拶。
さらに乾杯の音頭をということで、あの木村大作氏が登壇。(写真1枚目)
ちなみに木村氏は大林監督作品「金田一耕助の冒険」で撮影監督をされていた事もありました。
実にここまで1時間以上が経過しておりましたが、ようやく祝賀会がスタートしました。

以後もステージでは大林監督のご要望から、一人でも多くの参加者とお話がしたいと男優、スタッフ、関係者がそれぞれ登壇されてお祝いのメッセージが続きます。
男優では、松田洋二さん、ベンガルさん、厚木拓郎くん、細山田隆人くん、小磯勝弥くん、そして元祖「深町くん」こと高柳良一さんも登壇されておりました。
関係者の中には「ねらわれた学園」の有川くんこと手塚眞氏や漫画家のとり・みき氏、現在公開中の「時をかける少女」監督の谷口正晃氏も登壇されて、最終的には100人以上もの方々が流れるようにご挨拶を述べられていきました。

またちょっとした「北京的西瓜」のエンドタイトルでの「海の歌」の同窓会的なステージ演奏があったり、伊勢正三氏による「なごり雪」のライブ演奏など盛りだくさん状態。

会もいよいよ後半に入り、今回の会の実質的な企画などを執り行ってきた千茱萸さんも登壇。
その前に監督の映画に参加されたり支えてこられた数々の「異人たち」(故人)も、千茱萸さん編集による映像で紹介。その映像の中には丹波哲郎さんや植木等さん、ハナ肇さん、笹沢左保氏、そして先ごろ亡くなられた南田洋子さん、峰岸徹さん、勝野七奈美さんの姿も映し出され、参加者にも少なからず関りのある方も居られて、少ししんみり…
司会の勝野雅奈恵さんはもちろん、登壇した千茱萸さんも「監督を泣かせようと作った映像なのに、胸を衝かれてしまいました…」とコメントしてしまう程でした。

さて会ももう終盤となり、監督のご挨拶。(写真2枚目)
「信じられません。これは撥が当たるぞ!」
と先ず一言。「旭日小綬章」というものに始めはあまりピンと来なかったという事でしたが、一所懸命であれば見てくれている人もいる。一人でやってきた様に思っていたところもあったけれど、決して独りでは無かったなぁ…という一言一言がとても心に残りました。
そしてオマケの「ターザンの雄叫び」(写真3枚目)とピアノ演奏も披露。
夕方6時半開演で4時間近くにも繰り広げられた祝賀会も幕となりました。

…もうちょい続きますあせあせ
…さて、会場には本当に全国各地から多くの方が集まってこられていて、僕自身もこれまで各地でお会いしてきた方々との久し振りの再会を楽しんでもきました。
東京でお会いして以来、OBs東海の会報誌「東海通信」を読んでいただいている根岸季衣さんや小磯勝弥くん。
大分・臼杵「風の映画学校」でお世話になった「クランクイン!」の辛島さんや細山田くん、鈴木聖奈さん。
尾道での「マヌケ先生」撮影の時にいろいろ楽しいお話を聞かせていただいたミッキー・カーチスさん。
同じく「マヌケ先生」の主役!厚木拓郎くん…前回会ったのは2、3年前のはずだが、また更に背が伸びていた気が…
それから尾道では何かといつもお世話になっている「茶房こもん」の大谷さんご夫妻と吉田さん。
出産でPSCから離れたという永嶋さん。
…何だか皆さん、ああいった場ということもあって流れるようにしかご挨拶できなかったのも、少し心残りでしたが、それでもそれぞれ楽しくお話出来て良かったでした。

…今回「平服でいらして下さい」と案内状にはあり、まぁ常識的に考えてスーツだよなぁと思い、そういう格好で参加していったのでしたが…なんか今回はこっちから声掛けるまで、気付いてくれないというパターンが多くて…そりゃまぁ僕の「平服」(=「普段着」)って、だいたいTシャツにジーパンって感じだからねぇ…あせあせ

そして根岸さんから、「OBs東海」について新版「時をかける少女」の谷口正晃監督に「大林監督の応援として、こういう活動をされている方がいる」と僕らの事をお話ししていたと告げられ、「これは谷口監督にも挨拶しておかねば!」と、この日名刺代わりに数部持ってきていた先日発行したての会報誌「東海通信」を手に人を掻き分けご挨拶。
たまたま今回はその新版「時をかける少女」の特集号のような感じになっていたので、谷口監督にも吃驚しつつ喜んでもらえた様でした。

会が終わった後も会場の出口では大林監督や恭子さんにご挨拶する参加者の長蛇の列となっていて(何と後から聞いた話では参加者は600人ほどもあったたそうなので…)会場を出るのにもまだ時間が掛かりそうだなぁ…と思いながら、撮影時の美術スタッフ(あ、今回は俳優として紹介されていましたウッシッシ)Oさんらと雑談していましたら、会場の方から「スミマセン、出来れば出て下さい…」と言われて、会場から出ると、今回の「旭日小綬章」のさっきまでステージ上に飾られていた証書と勲章が移動して掲示されていました。(写真)

…さて、さっきよりは人も少なくなってきたので、改めて監督にご挨拶しようかと思ったら、そんな僕らの脇をすり抜けるようにして、車椅子に乗せられた監督がスタッフに押されて去って行かれてしまいました。
ちょっと吃驚しましたが、見ると両手を振りながら笑顔で去っていかれるところで…今回は長時間ずっとステージ上に居られたという事もあって、監督もかなりお疲れになられた様子でしたから、少し心配ですが…。

そして会の題目にもあった「次の映画」についても、今回特にここでの発表等はありませんでしたが、きっとまた近く僕らを吃驚楽しませてくれるであろう事に期待しつつ、千茱萸さんには「とても暖かい、いい会でしたね」と感想を伝えて、恭子さん、司会を務めた南原さんと雅奈恵さんにもご挨拶して会場を後にしました。

発起人の皆様及び、関係者の方々、今回はお疲れ様、そしてありがとうございました。
そしてなにより、大林監督。
「今回は本当に、おめでとうございます!」
もちろん「次の映画」も、多大に楽しみに期待していますよ〜♪




…ここまで長い拙文を読んでいただけた方、ありがとうございます。

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