ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

本を書こう!コミュのBIN Kewpie 「will」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
パトリックにお茶を誘われてチャールズストリートにあるマニュライフセンターのこぎれーなイタリアンのカフェにいった。
「僕、遺書を書いたんだ」
えーっ、いしょってあの遺書?
戸惑ってるあたしを見もせずに、「大切なものはショーンに全部あげることにした、どうおもう?」
んなこといったって、いつあなたはそのアクションを予定?じゃなくて、大切なものってなによ?じゃなくて、なんであたしが、んなこと素敵なカフェで、おいしーコーヒーいただきながら、天気のこんないい日に言われてなくっちゃいけないわけ?
「I don't know what to say in English...」

もともとあたしはショーンとまた会うために面倒な書類手続きをクリアしてここにきた。お金も学校を卒業してからはたらいて少しだけど、貯めた。バンクーバーエアポートまで青いトヨタのカローラで迎えにきてくれてたショーン。やっぱり背高かったんだわ、この人。すぐに見つけれたし。
2LDKのアパートにショーンは住んでいた。一緒に住んでみたらもっとお互いよく知ることができるし、将来のこともそれから、、、みたいなほぼ典型的なカナダ人の考え方の彼のいうことを理解していたあたしは、一緒に住むっていっても、部屋を別にしてくれるなんて、彼って紳士的とレディ扱いされた嬉しさとあたしのこと好きっていってなかったけ?のがっがり感を同時に味わっていた。
のもつかの間、「Howdy!」
パトリックとの初対面。
あれっ?

7年たった今、トロントであたしは、コーヒーを味わいながら、経済的に崩壊寸前、精神的にも、のパトリックの話をきくハメに。
「んで、どうなぐさめたんだ?」「そんなことが起きないようにきちんと話をしたんだろうな?」「なぜぼくのbest friend はそんなに悩んでたんだ?」と問い詰めるショーン。

なんであたし責められてるの?それもだんな様に。
パチョなぐさめて感謝されてもいいぐらいなのに!
なんか、ハラタツよなー、あたしがイショ書くときは、大切なものを全部あなたにあげるという項目を、削除するからなっ。

2日前のパトリックは、確か心理学の博士号がもうすぐとれそうで、カウンセラーになるんだってはりきっていた。

6年後、あたしの開いたレストランに夕食を食べにきてくれたパトリック。ハミルトンに家を買い、1階を心理学カウンセリングのオフィスにしている。あの時の告白がなんだったのか、あたしは未だ聞けないでいる。

コメント(1)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

本を書こう! 更新情報

本を書こう!のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。