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量子力学コミュの多世界解釈!!

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こんにちは!

今、僕は物理学科の4年です。量子力学の「多世界解釈」、「多世界理論」について勉強したいと思っています。

何かお勧めの本などはあるでしょうか。ありましたら、ぜひ教えてください。お願いいたします。


また、多世界理論について議論できる場にもなればと思います。 よろしくお願いします。

コメント(7)

こんにちは
解釈、観測問題でしたら、

アイシャム 量子論

デイヴィッド・J・チャーマーズ著, 林 一訳 『意識する心』 白揚社

高林武彦 量子力学とは何か(アンチ多世界派)
とりあえず、ここを見ておいた方がいいんじゃないでしょうか。
異論のある方もいるでしょうが、私はこの解釈でいいと思っています。

『エヴェレットの多世界解釈』
http://homepage2.nifty.com/qm/

あと、このサイトでも紹介されていますが、やはり原典からあたるのがいいかと。
H.Everett III: ``Relative State'' Formulation of Quantum Mechanics
Rev.Mod.Phys. 29 (1957) 454-462

こちらにも掲載されているようです。
Quantum Theory and Measurement, Edited by J.A.Wheeler and W.H.Zurek
(Princeton University Press, 1983)
ISBN 0-691-08316-9

検索するとすぐ出てきますよ。
勉強を始めるなら、まず原典にあたって、研究史を押さえましょう。
>http://homepage2.nifty.com/qm/

リンク先のサイトの方(Sakaguchi 氏)が一貫して主張している
「多世界解釈は平行宇宙とはなんの関係もない」という点についてですが、
これは具体的にどのようなものなのでしょうか。
一般的な(通俗的な?)多世界解釈の捉え方である
『観測の度に世界が分裂する』との具体的な違いが以前から
よく分からずにいます。 文中に、

「多世界解釈における世界というのは特定の観測者を通してみた世界
のことであって、空想科学小説に出てくるような平行宇宙が存在している
わけでありません」
「多世界というのはこの理論を観測問題に適用したときに帰結される
ひとつの現象にすぎません。世界が分裂するという仮定を置いている
わけではありません(著名な物理学者の中にも、いまだにこのような
勘違いをしている人達がいます)」

といった説明があるのですが、その具体的な内容としては

「観測によって我々の状態が分岐していく」
「観測を行なう度に観測者の状態が分岐していき、無数の観測者の
重ね合わせ状態になっていく」

といったような表現に留まっていて、違いがどうもよくわかりません。
この説明は氏の言う『誤った多世界解釈』とどう違うのでしょうか?
あえて分裂を分岐と置き換えて表現している部分もよく掴めずにいます。
どなたか違いを御存知の方がいましたら教えていただけますと助かります。
(推測でもかまいません)
Elfriede さん

個人的な勝手な解釈になるかもしれませんが、私は以下のように考えています。

宇宙全体が孤在系として時間発展していくので、「分裂する」といった概念ではなく、「重ね合わせ状態のままであり、かつ、特定の意識にとっては一つの世界が選択されていくようにみえる」という事になろうかと思います。この「かつ」が大事なんではないか?と考えています。

たとえば、二重スリットを通過する量子が「自分自身」だと仮定すれば、二重スリットの両方を通過し、かつ、「スクリーン上のある地点に確率的に達する」わけです。
スクリーンのある地点に達したとたん、事後確率=1だと認識していますが、その事実をも孤在系の時間発展内部の事象だとすれば、実のところ、事後確率≦1ということです。「スクリーン上の他の場所に達していたかもしれない状態」が「生じなかった」とはしないということです。

ただし、
1.「スクリーン上のある地点に確率的に達した」後は、その時点にて事後確率=1としてリセットし直して、再度宇宙全体が孤在系として時間発展していくように計算しても、何ら矛盾しない系を想定するということです。事後確率=1としてリセット可能だということ。
2.すなわち、波束の収縮と同等の概念との整合性が保たれうるということ、さらにいえば、確定した宇宙全体の状態は、確定しなかったように見える宇宙全体の状態とは、相互作用し得ない(分裂したかのように捉えられ得る)ということ。
3.もし仮に、事後確率≦1で、1に非常に近い場合(たとえば、宇宙のどこかで二重スリット実験相当が生じている等)には、(他の全てがほとんど確定しているにもかかわらず)スクリーンの何処に達するかを巡って宇宙全体が重ね合わせ状態にあるということ。

上記の様に考えています。
チョット質問。

2の『エヴェレットの多世界解釈』 の、文化系のための説明(ニホンゴ)を興味深く読みました。(以前、ブルーバックスの、多世界解釈を読んで半分なっとくした程度の知識しかありません。量子力学の単位はもらったが成績は<可>)。

4の。。
>宇宙全体が孤在系として時間発展していくので、「分裂する」といった概念ではなく、「重ね合わせ状態のままであり。。

>スクリーンの何処に達するかを巡って宇宙全体が重ね合わせ状態にあるということ。

。。に使用される、<重ね合わせ状態>というのはどういう状態なのでしょうか? 定義されていない、とおもわれるのですが。 英語では何と表現しているのでしょうか?


現実の世界で、わたし(千葉の田舎にいます)と、オバマ次期大統領(ワシントンにいます)が、重ね合わせ状態 であるためにはどのような条件が必要でしょうか? わたしは、オバマの政見に大きな影響を受けました!

現実世界(あるいはミクロの世界で) 重ね合わせ状態でない、のはどういう状態でしょうか。

それとも、
ミクロの世界、でしか 定義できない状態、なのでしょうか? であれば、かなり注意を要する概念ですね。しかし、<宇宙全体が重ね合わせ状態>、という文が成立しているのだからこういうことはない、とおもわれる。<重ね合う>は、ミクロでもマクロでも意味のある形容語とおもわれる。


追記:

重ね合った状態、というのは、観測者からは独立な状態なのでしょうか? ミクロでも。 たとえば、ガラパゴス島は 発見される前から 重ね合った状態で、存在していた(ガラパゴス島以外の地球システムと、重ね合った状態に 何億年から、宇宙はあった。しかし、ガラパゴス島に打ち寄せる波、とは重ね合っていない、とか。。)。
>きすぎじねん さん

ありがとうございます。

>「分裂する」といった概念ではなく、「重ね合わせ状態のままであり、かつ、
>特定の意識にとっては一つの世界が選択されていくようにみえる」

意識が宇宙を選択する、という事でしょうか?
考えうる全ての可能な事象(世界)が現に実在していて、
なぜか意識が分岐する(分岐する原理などは問わない)、と。
いずれにしても『平行世界が実在している』こと自体は
通俗的な多世界解釈と何ら変わりないのですよね?

そうしますと、坂口氏の「多世界解釈は平行宇宙とはなんの関係もない」
という批判の部分はちょっと言い過ぎのようにも思えてしまいます。
そのような同時進行している世界の実在自体は、坂口氏もエヴェレット自身
も否定していないのですよね?まさに平行宇宙の前提があるのですよね。
とすると「平行宇宙とはなんの関係もない」は適切な表現なのでしょうか。
関係ないどころか、平行宇宙そのものであるように思います。
サイトの著者がエヴェレットの論文を正しく伝えようとしている一方で、
「逆にやや不適切な表現をしてしまっている」という事が確認できれば、
私としては納得です。

また、『宇宙が分裂する』も『意識が分岐する』も、その根本的な原理が
不明な点では、それほど科学理論としての優位性や誇大性に差がない
ようにも感じます。

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