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メロディにコードを付けよう!コミュのコード、あるいは和音、和声の体系について

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コード理論、あるいは和声学はジャンルよって基本的なルールが異なります。

クラシックにより集大成された終止形はほぼ全ての音楽の基礎として存在しています。この上にクラシックでは更に厳密な音の積み重ねが追求され発展して来ました。

ただし、ジャズやポップス、ロックなどではクラシックの厳密な和声は用いられません。終止形でもドミナント→サブドミナントという避けるべきとされる進行さえ積極的に用いています。クラシックでは区別される和音の転回系もジャズやポップスではベースが異なる場合(分数和音)を除き同一視されます。

ジャズでは基本和音を4音として捉えることにより、クラシックとは別のコード体系を生み出しました。ここにテンション、アプローチノート等の考えが加わり、クラシックでは個々に検証されて来た音の積み重ねが一般的な、単純化されたルールとして発展しました。

クラシックはその基本が3和音構成のため、多彩な響きを求めると頻繁な転調が生じます。この部分に関してはかなり寛容な音楽です。

ジャズでは似たようなコード進行を用いても、4和音構成の特徴で代理和音としての考えから転調は最小限に抑えられています。トニックから一番遠い#IVm7(b5)でさえ、サブドミナントあるいは限定的にトニックの代理コードして転調せずに用いることができます。

前のトピック「アッパーストラクチャートライアッド」や「4th、5thインターバルビルド」などもそれ以前のコード体系から発展したものです。現代では無調音楽や、更にこれまでのルールから発展した音楽も数多く試されています。

これらのコード理論は、このジャンルの音楽、その響きを得るためにはどのような音の使い方をすればいいのか?が前提になっています。あるジャンルで用いられるルールがそのまま普遍的に通用する訳ではありません。オールタードドミナント7thスケールをポップスに使用しても無意味であるだけでなく、逆に「場違い」「間違い」と受け取られてしまいます。

コードに関して先鋭的な話をする場合は、必ずその対象となる音楽のジャンルをきちんと把握し、どのような響きが欲しいのかを明確にして下さい。

ジャズの古典的なコード理論は通常のポピュラー系音楽の殆どをカバーしています。この部分の確かな知識があれば、更に発展した音の使い方が検証できます。例外的に用いて独特の緊張感が出せる場合もあります。ただし、それが古典的なコード理論では例外となることを知らないと、実際の演奏やアレンジでは困ったことになります。

コードを学ぶ皆様は、是非古典的コード理論を基本としてしっかり身に付けて下さい。その上で更に発展した音の世界を追求しましょう。

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