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押盤好きですけど何か問題でも?コミュの押盤小説トピ☆

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てけとーに話を続けたってくださいませv
もちろん押尾、盤以外のキャラが出てきてもオッケーです☆
本当にどなたでも書き込みオッケですので!貴女の書き込みをお待ちしてます(*´∀`*)vv

コメント(18)

天気が良かったから。
そんな単純な理由で、今日はなんだか外出したいと思った。

非番の日は大抵部屋で惰眠を貪る石井だが、朝ふと目が覚めて明るい日差しが差し込む窓を見遣れば、何故だかそんな思いはなくなっていた。

低血圧な石井にしては珍しくさっと布団から出ると手短に出かける準備を始めた。

「どこ行こうかね」

そんなことを独り言ちる。

「そうたい、久々にあそこに行ってみるっちゃん」

そう言って石井はバッシュの紐を結び扉を開いた。
そして「よかよか」と呟くと、哀愁漂う広い背中を見せながら去って行った。両脇には以前と変わらず6本のボンベ…。

(変わっとらんとね……)

なんだかセンチになってしまった気持ちを払拭すべく緑メッシュの頭をプルプルと振った。

「さ、目的地に向かうったい!」
「おい、何しとんねんお前」
その言葉に振返れば、背の低い見慣れた釣り眉の男がいた。

「ぐん」

そー、と続けようてしたところで背中に強い衝撃。その場にズザザッと倒れこむ石井。
「い、痛か……!」

思わず目に涙がにじむ。どうやら無防備だった背中を思いっきりけられたようだ。

「な、なんでと……??」
「釣り場……?」

呆然とする石井をよそに、嶋本は嬉しそうに釣りの準備を始める。

「ここは穴場でな〜」

そんなことを言いながら。

(そういえば兵悟君からこんなこつあったて聞いたことあるばい)

そんなことを思いながら、釣り糸を垂らした嶋本の横に腰を下ろした。
嶋本の理不尽さに閉口しながらも、暖かな日差しと潮の香りを心地よく感じる。
「よぉ、バンちゃん」

突然声をかけられ思わず飲んでいたビールを噴出しそうになる。

「お、押尾隊長!?」

目を白黒させる石井に、押尾は「おいおい、もう隊長じゃないぞ」とにやりと笑った。

「あんた、どげんしてここに…?」

そう問いかけながら自分の心臓が驚くほど早く脈打っているのに気が付く。
突然話しかけられたからなのか、それとも、今思い描いていたことのせいなのか…。
「なぁ、バンちゃん」

それはいつも聞きなれているような冗談めかした声ではなく、なんだか切なくなるような優しい声だった。

「な、なんね」

思わずどもってしまった自分に更に動揺する。

(なに慌てとると。相手はあのオッシーやのに)

そんな盤の内心を知ってか知らずか押尾は盤に向かって微かに微笑んだようだった。その微笑はまるで先ほど感じた切なさを裏付けるかのように盤の心を締め付ける。
盤は思わず口を開いた。

「オッ

「お前いつまで油売っとんねん!」

ハッと気がつくと同時に後頭部に激痛が走る。

「いっっったか〜!!何ばしよっと!?」

涙目で振り返ればそこには嶋本が立っていた。どうやらあまりに帰りの遅い盤に業を煮やしたらしい。
嶋本がぴくりと眉を動かしにっこりと笑い、言った。

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