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香港ノワール映画−英雄片−コミュの【香港ノワール/絶頂期】九龍の狼

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原題:警賊兄弟(Caper)
香港 D&B フィルムズ作品 86年 84分 カラー 香港電影博にて上映(ビデオ)

製作:ジョン・シャム/ジョン・チャン 監督:アラン・フォン 脚本:アレックス・ロウ 撮影:アブドゥル・モハメッド・ラムジャン
出演:チャン・コッキョン/アイリーン・ワン/ステファン・ホー/ウー・マ

−解説−
幼い頃生き別れた予知能力をもつベトナム出身の兄弟が、成長後香港で兄は警官、弟は盗賊として再会し、心ならずも対決する姿を描いたアクション・ドラマ。『チャンピオン鷹』(83年)などのチャン・コッキョン(張國強)、『蒼き獣たち』(91年)などのアイリーン・ワン(溫碧霞)、『チャイニーズ・ゴースト・バスターズ』(88年)などのステファン・ホー(何啟南)、『七福星』(85年)などのウー・マ(午馬)、『奇蹟<ミラクル>』(89年)などのサニー・フォン(方剛)らが出演。アラン・フォン(馮意清)監督、86年作。

−物語−
ベトナム戦争末期、予知能力を備えたシャンツンとシャンシーの兄弟は母親の犠牲で故郷を脱出するが、海賊に襲われ生き別れた。香港に流れ着き義父(午馬)の下で成長し見習い警官となったシャンツン(張國強)は、シン家の宝石盗難事件捜査で一人娘アニー(溫碧霞)と親しくなる。一方宝石を盗んだのは海賊(方剛)に育てられたシャンシー(何啟南)だった。彼は第6感を働かせもう1つ宝石を奪取するが、その先にはシャンツンが待ち受ける。間一髪で取逃がすが、負傷したシャンシーへの輸血の為シャンツンは敵陣へ潜入した。再会を果たしたものの、立場を異にした兄弟は激しく対立する…。

オリジナル予告編動画↓

コメント(1)

以前ご紹介した『チャイナタウン・ウォリアーズ』や『ソウル』(共に86年)同様、日本では「香港電影博」というイベントで上映されましたが、封切り公開はされずビデオ化のみだった1本です。
生き別れの末、警官と悪の道へ進んだ兄と弟の葛藤と対立の物語は、『男たちの挽歌』(86年)等と通じる部分がありますが、本作もまたプラスアルファの要素を持ち込んでいます。主人公がベトナム人兄弟という設定は、アン・ホイ(許鞍華)監督の『望郷』(82年)や『プラトーン』(86年、画像中)に始まる一連の実録タッチのベトナム戦争映画ブームからの影響を感じますし、もうひとつその兄弟が予知能力を備えているというのは、「幻魔大戦」(画像右)や「AKIRA」といった日本のSF小説からのアレンジではないかと個人的にはとらえています。しかし如何せん低予算作品なので、予知能力については特殊撮影なども使わず隠し味的に提示されるのみです。でも結果的にそれがこの作品にとってはよかったのではないでしょうか。もし予知能力メインだったら、本作は"香港ノワール"の体を成していなかったでしょうから。
キャストも若手中心で、どこか青春ドラマの雰囲気を匂わせているのも好感度大な1作です。

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