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香港ノワール映画−英雄片−コミュの【香港ノワール/絶頂期】ワイルドヒーローズ 暗黒街の狼たち

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原題:義胆群英/龍蛇爭霸(Just Heroes)
香港 マグナム・フィルムズ作品 89年 98分 カラー 日本劇場未公開(ビデオ→TV→DVD)

製作:ツイ・ハーク 監督:ジョン・ウー/ウー・マ 脚本:イ・クオン/トミー・ハウ
出演:デビット・チャン(ジョン・チャン)/ダニー・リー/チェン・カンタイ/ティム・ナウ/ウー・マ/チャウ・シンチー/ティ・ロン

−解説−
オールスター・キャストによるバイオレンス・アクション。土地の名士が暗殺されたことで、後継者をめぐって3人の男たちを中心に血で血を洗う抗争の火ぶたが切って落とされる。『英雄十三傑』(70年、テレビ放送)などのデビット・チャン(ジョン・チャン=姜大衛)、『嵐を呼ぶドラゴン』(74年)のチェン・カンタイ(陳觀泰)、『野獣特捜隊』(94年)などのダニー・リー(李修賢)、『あの愛をもういちど』(89年)などのティム・ナウ(恬忸)、『ミラクル7号』(2008年)などのチャウ・シンチー(周星馳)らが共演。監督はジョン・ウー(呉宇森)と劇中出演もしているウー・マ(午馬)との共同。89年作。

−物語−
ある雨の夜、黒社会を仕切る大ボス・ソウが襲撃され、暗殺された。後継者としてシュウ(李修賢)が指名されるが、彼や長老のマー(午馬)は、ファミリーを去ったワイ(姜大衛)の動向を気にかけていた。しかし、シュウやワイと並ぶ候補者タイ(陳觀泰)の元へワイから暗殺がシュウの指令で実行されたと連絡が入り、それを聴き付けたタイの腹心ジャッキー(周星馳)がシュウの婚約者を襲撃したことから、三者の間で抗争が勃発。結婚式の席で、ワイはシュウを撃ってしまう。だが、その直後…!

コメント(3)

チャン・チェ(張徹、画像左)という香港の映画監督をご存知でしょうか? 日本では『嵐を呼ぶドラゴン』(74年、画像中)のみの公開に終わっていますが、独特の残酷描写と骨太な物語展開で香港のカンフー及び武侠映画の歴史に一時代を築き上げ、「男たちの挽歌」シリーズのジョン・ウー(呉宇森)監督を始め、多くの映画人に大きな影響を及ぼした文字通りの巨匠です。
この作品は、チャン・チェ監督の偉大な功績にリスペクトを捧げる意味で、彼に影響もしくは恩恵を受けた映画人たちが結集し制作したバイオレンス・アクションです。
本編自体は、裏ジャケにあるキャストとは大きく異なり、デビット・チャン(姜大衛。現在はジョン・チャンと改名、画像左)、ダニー・リー(李修賢、画像中)、そしてチェン・カンタイ(陳觀泰、画像右)の3人をメインに物語が進んでいきます。ウー監督の『ワイルド・ブリッド』(90年)同様、チャン・チェ監督の代表作『ブラッド・ブラザーズ/刺馬』(73年、DVDのみ)をモチーフにしたような展開もあり、チャン・チェ監督のリスペクトが色濃く出た内容となっています。
この映画にも若手時代のチャウ・シンチー(周星馳、画像左)が出演。ベテランに囲まれるなか、溌剌とした熱演ぶりを披露してますが、またもや悲惨な最期に唖然呆然…。ビデオジャケにあるようにティ・ロン(狄龍、画像中)も画面に登場しますが、ほとんどカメオ出演に近いキャスティングです。

それにしても監督ジョン・ウーでこれだけのオールスターキャストなら、日本でも劇場公開されてもおかしくないですよね? しかしながら…、実際見てみると、ウー監督ならではの銃撃戦やスローモーションの演出は散見されるものの、全体的には非常に凡庸な内容なんです。
実はウー監督が演出に参加したのは実質数シーンのみで、事実上の監督は劇中出演もしているウー・マ(午馬、画像右)が担当してるんですね。
ウー・マは、ウー監督とともにチャン・チェ監督の助監督を務めていた時期もあり50本近い監督作を発表しているため、まとめ役としては適任だったとは思いますが、監督としては出来にバラ付きが目立ち、正直おざなりな作品も少ないんですよね…。そして本作もそんな監督ウー・マの悪い面が全開の典型作と成り果ててしまった感があります。

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