映画が好きコミュの「私の、息子」や･･･

先週の金曜日はまさに台風一過のカンカン照りで　地下鉄梅田駅から約１５分歩いてやっとこさ新梅田シティへ･･･

だがこの暑さと睡眠不足がたたって映画に集中できず　まっこと残念な鑑賞日になりました

「私の、息子」は珍しいルーマニアの映画で　ベルリン国際映画祭で金熊賞と批評家賞をＷ受賞したちょっと灰色の鬱陶しい映画です。
息子が交通事故で子供を撥ね殺したために奔走する息子離れができない母親と　その事故に向かい合えず自立できない過保護の息子のお話で･･･

事故によってさらけ出された家庭事情を辛辣な描写によってトコトン追いつめて　そこから見え出すかすかな希望を描いた厳しくもつらい映画で　そのことに対するお国柄もうかがえて　興味深い作品でも。
この国もご多分に漏れず車社会の様相を見せて　当然起こるであろう事故対策や　それに付随する被害者宅へのお詫びや慰謝料も含め　被害者の悲劇と加害者の悩みと警察事情も見せる深刻な映画でもあります

「ジゴロ・イン・ニューヨーク」は名優ジョン・タトゥーロが監督・脚本に主役も演じその才人ぶりを発揮して　ここに更に才人のウディ・アレンが脚本にチャチャ入れて共演までする粋でオモロイ艶笑喜劇で･･･

つぶれた本屋の主人が　友人でおなじく金欠のバイト男とやった手っ取り早い金儲けはジゴロで　ポン引きになるアレンは金満家の中年美女を物色してソット囁き　今夜のお相手にあの物静かなイタリア男はいかがですかと･･･３Ｐプレーもいとわないことを売り物に商売は繁盛して　だが彼が客となったユダヤ教徒の未亡人と恋したことで意外な方向に･･･