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映画が好きコミュの「三十九枚の年賀状」

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爽やかな美しい映画ながら それ以上でもそれ以下でもない淡々たる作品で芽

これは九州電力宮崎支店と宮崎日々新聞社主催の県内女性を対象にした「お茶の間エッセー」で特選となった松浦百合子氏の作品の映画化で本
監督は彼女の弟で映像作家の図師三千男が72歳にして初メガホンをとり 実際に彼女の母親が戦時中に面倒を見た兵士から戦後年賀状が届いて それが何と39年間にわたったというホンマのお話に色んな色を付けてのカチンコ

彼女の家は鍼灸所ながら村の病院代わりの役目も果たして 父親はその為か戦地には行かずに村人を診療して・・・しかし兄は戦地で戦い 家は弟と母の4人暮らしの仲の良い家族で・・・家
そんなある夜に若い兵士が助けを求めて戸をたたき 急いで担ぎ込んだ兵士は急性胃腸炎で一応鍼で治療して事なきを得て 若い隊長ともども三人の兵士は母親が急いで作った食事にありついて大喜びしながら それはなけなしの米を集めて炊いた真っ白なご飯で・・・おにぎり
あくる日に何度も礼を云いながら若い兵士たちは去って その後基地に空襲があり大勢の兵士が亡くなったと聞き 去り際にハーモニカを手渡された若い隊長の安否を気にする彼女だが知る術もなく・・・るんるん
そして戦後 いつの頃からかあの隊長から年賀状が届くようになり 双方淡い恋心を抱くもそれ以上に発展する事もなくお互い結婚して子供もできて そんなある日 当時のお礼と亡くなった母親にお参りしたいと訪ねて来て・・・ハート達(複数ハート)

何の変哲もない田舎の戦時中の生活風景を淡々と描きながら 
   田が稔り 祭があり 蛍が舞い 学校があり 女学生が笑って
   そんな日常をゆったりと見せながら時には戦時下を忘れさせて
   時折り鳴り響く警戒警報によって家の電灯を消して静かにして
   時には防空壕に駆け込みながらローソクの灯でヒソヒソ話して。
   学校では強制作業をする中で女学生の高らかな笑い声が絶えず
   戦地に赴いた尊敬すべき恩師の訃報を聞きながら嗚咽が漏れて
   疎開してきた貧しい友には黙って食料手渡しながら友情深めて
   特攻で死ねなかった学友は自暴自棄になって村人から敬遠され。
   そして敗戦後の様変わりした社会に取り残されまいと村も変り
   彼女の家業の鍼灸所も横文字が並び診察台もベッド式になって
   電化製品も徐々に増え出して自家用車まで持ち生活は向上して
   村祭りで歌のついでに未来の日本を演説するのは村長東国原でカラオケ

何の盛り上がりも事件もない中での日常を淡々と描きながら
   ゆえに映画的な面白さは希薄だがこの時代の心象風景は確かで
   余りにも大人しくて上品で爽やかながら決して上出来ではなく
   大して期待もせずに見れば裏切られる事もない柔な作品ながら
   ちょっと大時代的な恥かしいシーンも多々あるが素直に見逃し
   納得できない箇所や幼稚な場面もあるが人間風景だけは美しく
   まさに知事ではないが国威発揚ならぬ宮崎称賛も忘れず見せて雨

始めて見る夏未エレナちゃんの可愛さに見惚れながら 何度も見た麻生祐未の艶やかさにヨダレを垂らしながら あんまり見ない美木良介や風間トオルにも一応それなりの存在感を感じながら・・・夜
   

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