「ピットボードを見る勇気はほとんどなかったんだけど、レースの終わりが近づいていることは分かった。スタートはポジションも後ろだったし、燃料もかなり積んでいたから、ちょっとキツかったんだ。でも、こつはつかめた。リスタートの時は僕の無線が機能していなくて、グリーンライトが出た時はびっくりしちゃったよ。でも、ほとんど最下位ってところから4番手を走行できるなんて、素晴らしいスタートだったと思う。2ポイント獲得できるといいけど(*)、最初のグランプリにしてはそれほど悪くなかったね!」
(*:レース後、6位でフィニッシュしたHonda Racing F1のルーベンス・バリチェロが失格処分となり、ボーデの順位が7位に繰り上がったことで獲得ポイントは2点となった)
セバスチャン・ベッテル
「僕の問題はスタートでストールしてから始まった。僕にできることは何もなかったし、この問題自体は僕のせいじゃない。このトラブルのせいでポジションを落としてしまい、1コーナーに入るときには左にキミ(ライコネン/フェラーリ)、右にジェンソン(バトン/Honda Racing F1)がいたんだ。右側にいるマシンにスペースをあけておこうと思って、できるだけキミに近づいているようにした。コーナーを回ったところで右リアに衝突されちゃったんだ。それでスピンして混乱のど真ん中に入ってしまった。本当に残念だ」