ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュの猟奇的な彼女 in NY

このリメイクは、結構良かったです。



日本でもＴＶシリーズ化されるなどの大ヒットとなった韓国映画「猟奇的な彼女」を、ハリウッドでリメイクした話題作で舞台をニューヨークに移しながら、韓国映画ならではのドラマティックな展開や涙腺を刺激する展開はそのままでした。
韓国版ではチョン・ジヒョンが演じた“彼女”役には、人気ドラマ「２４」のエリシャ・カスバートがあたり、気まぐれだがキュートなヒロインを好演していました。青年役は「父親たちの星条旗」のジェシー・ブラッドフォードをキャスティング、地下鉄での２人の出会いなどもオリジナル版同様に再現されていて、見比べても楽しめる作品となりました。


　ニューヨークに暮らす大学生チャーリー（ジェシー・ブラッドフォード）は、地下鉄で泥酔した女性ジョーダン（エリシャ・カスバート）を見かけ、彼女が線路に落ちそうになったところを助ける。眠ってしまった彼女をベンチに座らせたものの、お人好しのチャーリーはそのまま立ち去ることができず、結局彼女を寮の自分の部屋に連れ帰ることになってしまった。この事件をきっかけに、チャーリーは生意気で凶暴、でも曲がったことは大嫌いな“猟奇的な彼女”に振りまわされることに……。


韓国映画『猟奇的な彼女』のハリウッドリメイク版です、地下鉄で泥酔した女性ジョーダンを助けたチャーリーは、生意気で凶暴で曲がったことは大嫌いなジョーダンに振り回されていくことにのります。

主演は大ヒットのテレビ・ドラマ『２４　シリーズ』のエリシャ・カスバート、共演は『父親たちの星条旗』のジェシー・ブラッドフォードで監督はフランス人のヤン・サミュエル。

地下鉄のホームで初めて出会った瞬間からジェシー・ブラッドフォード演じるチャーリーは、酔ったエリシャ・カスバート演じるジョーダンが線路に落ちそうになったところを助け、ベンチに彼女を置いたままにせず途方に暮れたままこの意識不明の女性を自分の寮の部屋まで連れて帰る。
その夜から彼は生意気で凶暴だけど曲がったことは大嫌いな“猟奇的な彼女”の起こす事件に、ことごとく巻き込まれて大わらわですがどんな仕打ちを受けてもその魅力に引き込まれていくチャーリーでしたが・・・。

韓国で社会現象となったラブコメディのヒット作をハリウッドでリメイクした作品です、キュートだが気が強すぎる“彼女”とそんな彼女に振り回される心優しい青年との恋物語を綴った名作のハリウッド・リメイク版です、僕はチョン・ジヒョン主演のオリジナル版の大ファンでしたしエリシャ・カスバートも大好きなので楽しみにしていました。

結果から先に言ってしまうととても初めて見た時の衝撃度は勝てませんでしたが面白くリメイクされた作品でした、これもひとえに主役のジョーダンを演じたエリシャ・カスバートとジェシー・ブラッドフォードが良かったからなんですが、スケベで小太りのレオをチャーリーの相棒にしたのも良かったんじゃないかと思います、ジョーダンが趣味で書く物語の寸劇も面白くて『タイタニック』のパロディは凄く楽しかったです。

『猟奇的な彼女』はタイトルに“猟奇的”なんてつけて煽っているようで嫌だって思ってました、ところが『タイトルだけで中身は凄く面白ろいと思うし、和人さん絶対好きになると思うから見て』と勧められて、仕方なく見たら友人の言うように素晴らしく面白い作品でした、この『ＮＹ的リメイク』もちょっと前の『イルマーレ』みたいでとても良くリメイクされた作品に仕上がっていました。

ちょっと“猟奇的具合”や“殺す”と言ったセリフは控えめでしたが、それを補って余りあるエリシャ・カスバートの魅力的な行動の数々やジェシー・ブラッドフォードの“巻き込まれる好青年”ブリも見事、『運命とは愛する人のもとに架ける橋だ』という老人のアドバイスも素敵でした。

剣道にジョーダンのピアノ演奏にタイム・カプセルも出てきてオリジナル版のいい所は皆真似ていました、親戚の叔母さんと叔母さんの口癖や亡くなった従兄弟が鍵になるのもオリジナル版と同じ、ラストの衝撃はもっと勿体付けた方が良かった気がしますが満足しました、お勧めします。