ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュのスパイダーウィックの謎

この作品も、期待以上でした。


姉と双子の弟の３人姉弟が、普段は人間の目に見えない妖精たちと共に大冒険を繰り広げるファンタジーでした。
ホリー・ブラックによる児童書のベストセラーシリーズ「スパイダーウィック家の謎」全５巻を、「フォーチュン・クッキー」「ミーン・ガールズ」のマーク・ウォーターズ監督が映画化しました。
「チャーリーとチョコレート工場」などの天才子役フレディ・ハイモアが、主人公の双子の兄弟を１人２役で演じていました。ゴブリンやトロルなど善悪数々の妖精たちのＶＦＸに加え、性格が正反対の２人を見事に演じ分けたハイモアの熱演も見どころでしたかね。


　両親の別居で、母ヘレン（メアリー＝ルイーズ・パーカー）と共に古びたスパイダーウィック屋敷に引っ越すことになった双子の兄弟ジャレッドとサイモン（どちらもフレディ・ハイモア）、そして姉のマロリー（サラ・ボルジャー）の3姉弟。そこはかつて大大叔父のアーサー・スパイダーウィック（デヴィッド・ストラザーン）の住まいだったが、現在は空き家となっていた。引っ越した矢先、ジャレッドは屋根裏部屋からアーサーの記した妖精図鑑を発見する。だがそのとき、彼の目の前に小さな妖精が姿を現わして、禁断の書物であるその図鑑を手放すよう警告する・・・。




世界的ベストセラー・シリーズを「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモア主演で映画化したミステリアス・アドベンチャーです、妖精たちの秘密が記録され封印されていた禁断の書を開けたことで悪の妖精までも呼び覚ましてしまった姉弟の冒険を最新技術を駆使して描きます。

双子の兄弟フレディ・ハイモア演じるジャレッドとサイモンと姉のサラ・ボルジャー演じるマロリーは、母親のメアリー＝ルイーズ・パーカー演じるヘレンに連れられ森の奥の古い屋敷に引っ越して来る。
かつて大叔父デヴィッド・ストラザーン演じるアーサー・スパイダーウィックが行方不明になり、その娘である叔母のジョーン・プロウライト演じるルシンダも住んでいた屋敷ですが次々に不思議な現象が起こり、ジャレッドたちは屋根裏部屋で“決して読むな”とメモが貼られた一冊の書を発見。
その本を開いてしまうとそこには８０年以上前にアーサーが調べた様々な妖精たちの研究内容が、それ以来屋敷の周囲では色々な妖精が姿を現わしジャレッドたちは悪の妖精一味の凶行に巻き込まれていく・・・。

最近“天才子役”の名を欲しいままにしているフレディ・ハイモア主演の可愛らしいファンタジーでした、「ネバーランド」で透明感溢れる演技を披露してくれたフレディ・ハイモアがティム・バートンの「チャーリーとチョコレート工場」、リュック・ベッソンの「アーサーとミニモイの不思議な国」と同様に“ファンタジーの世界の王子様”ブリを発揮してくれます。

“妖精大図鑑”を巡ってジャレッドやサイモンにマロリーに入院しているルシンダ大叔母さんに妖精たちが、悪妖精たちマルガラリアのオーガーたちとのＣＧやＶＦＸを駆使しての対決は思っていたより迫力があって楽しかったです、華麗で少し醜悪で楽しい戦いが繰り拡げられていきますがジャレッド・サイモン兄弟にマロリーたちは“唯一の解決策”である、風の精に捕まっている大おじさんのデヴィッド・ストラザーン演じるアーサーの力を借りて魔物たちを撃退しようとします。

ホグスクイールやシンブルタックを始め妖精たちの描き方がとても独創的で面白かったです、果たして好奇心旺盛だけどちょっと短気なジャレッドと双子の弟サイモンに勝ち気な姉マロリーは達は悪い妖精たちを倒すことが出来るのでしょうか、ファンタジー・ホラーとも言える作品でしたが今の『一流半』を気取ったホラー映画にも真似してもらいたいアイデアが一杯の作品でした、ヘタなホラー映画よりもよっぽどホラーらしかったですししっかりファンタジーもしていました。

相変わらず美しいメアリー＝ルイーズ・パーカーや久し振りに元気なアンドリュー・マッカーシーにも会えました、声の出演で悪人顔のニック・ノルティにマーティン・ショートやセス・ローゲンも出てきます、沢山の人に観てもらいたいファンタジー映画でした、お勧めします。