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ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュの今日も僕は殺される

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カチンコVFX界の巨匠、スタン・ウィンストンの遺作です。



原題を「The Deaths of Ian Stone」というこの作品、Death(死)が複数形である通り本来人間に1度きりしか訪れない死が、なぜかこの映画の主人公イアン・ストーンには何度も襲来します。しかも死から蘇るたびに彼を取り巻くシチュエーションも変化して、幾つもの異なる人生を生き直すハメとなるのがこの映画の話のミソ。そんな悪夢のような状況に突然放り出された彼の不条理な運命を、スリル満点に描きますが主演は「テキサス・チェーンソー」のマイク・ヴォーゲル、クリスティーナ・コールやジェイミー・マーレイ共演で、製作はこれが遺作となったSF界の巨匠スタン・ウィンストン。


ホッケーの人気選手イアン(マイク・ヴォーゲル)は、接戦の試合に競り負け、口惜しい思いを味わって帰宅する途中、踏切の真ん中で倒れている人物を発見。彼を助け起こそうとしたイアンは、逆に相手から不意打ちを食らい、電車に轢き殺されてしまう…。ふと意識が蘇ると、イアンは、洒落たガラス張りのオフィスで、ビジネスマンとして働いていた。その後も彼は、幾度も無残な死を遂げては、蘇ってそれぞれ異なる人生を生き直すハメとなり…。



理不尽にも毎日殺され続ける青年の恐怖とその謎を描くミステリアス・ホラーでした、主演は「テキサス・チェーンソー」のマイク・ヴォーゲルで監督はCM界で活躍するイタリア出身のダリオ・ピアーナ、また2008年6月に惜しくも他界したVFX界の巨匠スタン・ウィンストンにとってはこれが最後のプロデュース作品となりました。

アイスホッケーのスター選手マイク・ヴォーゲル演じるイアン・ストーンは、帰宅途中に踏切で人を助けようとして逆に自分が線路に押さえつけられ無惨にも電車に轢かれて死亡。
続いてイアンが目覚めるとそこはオフィスの中、ビジネスマンとしてまったく別の人生を送っているイアンのもとに謎の男が近づいてきて、“君はヤツらに狙われている”と告げヤツらに殺されるたび別の世界が始まると言う、まるで事情が呑み込めないイアンでしたが・・・。

今までにありそうであまり無かったタイプの新しいホラー映画でしたね、何度も何度も殺されては蘇るのですがその新しい世界は主人公イアンの後の世界で微妙にリンクしている所、同じシチュエーションで何度も何度も繰り返し殺されるのでは無くて同じ“連中”に毎日殺されては新しい“日常(ライフ)”が始まるという、“連中”と呼ばれる何者なのか良く分からない集団に操られて違ったシチュエーションの“新しい日常”を繰り返します。

謎の男に『連中に目を付けられていて、連中に毎日殺されては新しい日常を始めさせられ、そして殺されてはまた生かされる』と忠告されるイアン、イアンの“記憶”を“連中 ”は恐れているとも言われますが信用出来ずにいたイアンは、その謎の男が目の前で何者かに殺されたことで謎の男の忠告を信じるようになります。

頭にきたのはジェニーを演じるクリスティーナ・コールやメディアを演じたジェイミー・マーレイなど違う世界に行く度に綺麗な恋人がイアンにいること、ジェニーが『母親に結婚を進められるから嫌』と毎回出てきてイアンを笑わせますが謎の男が再び現れて『ジェニーを守らなければ終わりだ』と忠告、あまり“ジェニー”と“連中”の接点や必要性の意味は解りませんでしたが、それでも1時間半にも満たない短い映画に収めましたしテンポも良くて面白い映画でした。

プロデューサーをやった特殊メイク界の巨匠で『ターミネーター シリーズ』や『エイリアン2』に『ジュラシック・パーク』、『クライモリ』に『シザー・ハンズ』などを担当したスタン・ウィンストンにはこれが遺作になった作品でした、果たして“ハーベスターの中のハーベスター”のイアンはジェニーを守りながら、『連中』から守り通すことが出来るのでしょうか?

面白かったですし、スタン・ウィンストン追悼の意味も込めましてお勧めしたいと思います。

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