ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュの歓喜の歌

小林薫さん最高、成美チャンお帰り。


立川志の輔の同名新作落語を、「東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン」の松岡錠司監督が人情味たっぷりに映画化した作品です。２つのママさんコーラス・グループや文化会館の関係者がおりなす、すったもんだの大騒ぎに笑いを誘われつつ、大団円に爽やかな感動がこみ上げてくる大衆娯楽映画の王道を行く作品に仕上がっていました、鮮やかに万人が楽しめるコメディに描かれていました。小林薫の憎めないダメ親父ぶりや、久々の映画出演ながら可愛らしい魅力全開の安田成美など、キャストも魅力たっぷりでした。


地方の小都市にある、みたま町文化会館の主任・飯塚（小林薫）は、近頃私生活でゴタゴタが続いて妻子からも愛想を尽かされ、人生どん底状態。その上、年の瀬も押し詰まった12月30日になり、翌日の大晦日の文化会館の予約に、2つの異なったママさんコーラス・グループの記念公演を、誤ってダブル・ブッキングしていたことが判明。双方のリーダー、みすず（由紀さおり）と純子（安田成美）は、共に自分たちの権利を主張して一歩も譲らず、飯塚は困り果ててしまうが……。



人気落語家・立川志の輔の同名新作落語を映画化したハートフル音楽コメディです、大晦日の公営文化ホールでママさんコーラスのダブル・ブッキングが発覚したことから巻き起こる一大騒動をユーモラスに綴ります、主演は小林薫で共演に６年ぶりのスクリーン復帰となる“ ノリタケ夫人”の安田成美チャン。

小さな地方都市みたま町。町営のみたま文化会館の責任感ゼロの公務員小林薫演じる飯塚主任は、１２月３０日に翌日のコンサート予約の確認の電話を受けいい加減な受け答え。
それを聞いていた部下のチビ・ノリダー伊藤淳史演じる加藤が、“みたま町コーラスガールズ”と“みたまレディースコーラス”をダブル・ブッキングして青ざめます。
そんな緊急事態にも“何とかなるだろう”と無責任な飯塚主任、ところがセレブな奥さまたちの由緒ある“レディースコーラス”もかたや結成１年半で初の発表会に燃える“コーラスガールズ”も、お互い一歩も引く気配をみせずに・・・。

本当にありそうな話で町内会のママさん・コーラス・グループの“みたま町コーラスガールズ”と“みたまレディースコーラス”はややこしい、間違えやすいですが本当に“ロンリー・チャップリン”小林薫演じる飯塚がいかにも“いい加減男”で笑えました。

それぞれの代表格の根岸季衣と由紀さおりがいかにもって感じで面白かったです、久々の映画出演となった安田成美チャンが可愛くて“みたま”コーラス・ガールズ”のリーダー五十嵐役でノリタケにジェラシー、“みたま町コーラスガールズ”の根岸季衣と“みたまレディースコーラス”の由紀さおりと小林薫のやり取りも面白かった。

五十嵐がチビ・ノリダー加藤の音楽の先生だったことも笑えましたが五十嵐先生の旦那の光石さんも可笑しかった、はいりチャン演じる市長さんの奥さんが“みたまレディースコーラス”にいて軍配は“みたまレディースコーラス”に上がりそうでしたが、成美チャンの五十嵐先生の頑張りで事態は思わぬ方へ進んで行きます。

“みたま町コーラスガールズ”に練習場所を提供する小野寺住職役に立川談志、志の輔さんも本人役で出演し市長舎の警備員の笹野さんに斎藤洋介さんに筒井道隆君、主任の奥さんの浅田美代子さんにラーメン屋の女将さんの藤田弓子にでんでんに根岸季衣のニートの息子浪岡クンやお約束の安田祥子など脇役陣も超豪華、酒場の飲んでるオッサンが「東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン」の松岡監督繋がりなのか、○○−さんに似ていると思ったらまさにその○○−さんでした！

家族や色々な人たちの再生や一つのことを皆でやることの素晴らしさを謳っています、ＷＢＣの侍ジャパンの連覇を見た後だから余計に感じます、小さい幸せをかたった映画ですが楽しかったです、ラストの横山ケンさんのカヴァーの名曲もサイコーに良かったです、お勧めします。