ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュのナショナル・トレジャー／リンカーン暗殺者の日記

アメリカって、リンカーンのことが大好きですよね。


「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの大物プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが製作した「ナショナル・トレジャー」のパート２です。
冒険家であり歴史学者でもあるニコラス・ケイジ演ずるベンは、２００８年に復活した『現代のインディ・ジョーンズ』を思わずにいられませんが、こちらも波乱万丈の活躍で大いに楽しませてくれる新ヒーローでその２回目の冒険は大きな見ものです。前作を超えたスケールとスリルに加え、「クィーン」でアカデミー主演女優賞に輝くヘレン・ミレンが今回初登場となるベンの母親に扮したのも話題、前回同様ダイアン・クルーガーやハーヴェイ・カイテルにジョン・ヴォイト、エド・ハリスなども出ていました、監督は前作に引き続いて「クール・ランニング」のジョン・タートルトーブ。


歴史学者ベン（ニコラス・ケイジ）は古美術商を自称するウィルキンソン（エド・ハリス）から、リンカーン暗殺事件の犯人の日記の消失したと考えられていた一部に、ベンの祖先トーマス・ゲイツが暗殺犯だと記してあると教えられてショック。ベンは祖先の無実を晴らそうと相棒のハッカー、ライリー（ジャスティン・バーサ）や別居中の破局寸前の恋人アビゲイル（ダイアン・クルーガー）と調査を開始。日記をさらに調べると、パリにある自由の女神像に事件の謎を解く手がかりが眠っていると判明。現地に飛んだベンたちをなぜか追うウィルキンソン。その目的は!？



ニコラス・ケイジ扮するトレジャー・ハンターが新たな謎解きに挑む人気アクション・アドベンチャーのシリーズ第２弾です、歴史学者にして冒険家のベン・ゲイツが先祖を巻き込んだリンカーン大統領暗殺事件をめぐる真実へ迫っていくさまを、豪華キャスト競演で描き監督は引き続き「クール・ランニング」のジョン・タートルトーブ。

ニコラス・ケイジ演じるベンはエド・ハリス演じるミッチ・ウィルキンソンと名乗る古美術商からリンカーン大統領暗殺事件の犯人による日記で、消失されていた一部が発見されそこには暗殺の真犯人としてベンの祖先トーマス・ゲイツの名が。
大統領暗殺者の末裔という汚名を着せられてしまったベンは何としても祖先の無実を晴らすべく、天才ハッカーのジャスティン・バーサ演じるライリーや破局寸前の恋人ダイアン・クルーガー演じるアビゲイルの協力を得て調査を開始、その日記に伏せられた暗号解析を機にパリの自由の女神やバッキンガム宮殿へ飛び徐々に真実へ近づきますが謎の一味がベンたちをつけ狙っていて・・・。

『天才プロデューサー』ジェリー・ブラッカイマーはやっぱり天才プロデューサーですね、最近は『ＣＳＩ　シリーズ』などテレビのドラマも面白いですがやっぱり映画の持つ楽しさや面白さを分かっていて、彼お得意の豪華で娯楽性たっぷりなサスペンスと驚くようなミステリー・アドベンチャーに作りあげてくれました。

一作目も面白かったけれどシリーズ化した２作目はさらに派手になりましたね、今回は今なお謎が多い“リンカーン大統領暗殺事件”を題材にニューヨークやパリやロンドンが舞台にゲイツたちの宝探しが繰り広げられます、日本の副題は「リンカーン暗殺者の日記」だけど原題のライリーが書いた本の章「大統領の秘密の本」という方がなんかピッタリきますね、でもアメリカ人やオバマ大統領はリンカーン大統領が好きですね。

今度は南北戦争の時代にイギリスの女王が南軍に送ったという黄金のありかを探す旅です、それはリンカーンを暗殺した男の黒幕としてベン・ゲイツの先祖の“トーマス・ゲイツ”がいたという汚名晴らすことも含んでいました、家名のため父親パトリックや別れた妻でベンの母親エミリーに天才ハッカーのライリーやベンの別居中の恋人のダイアン・クルーガー演じるアビゲイルも大活躍します。

パトリックの別れた妻エミリー役でヘレン・ミレンが出ていましたが流石の存在感で素晴らしかったね、アビゲイル役のダイアン・クルーガーが別居中という設定でしたが『ダイ・ハード』のボニー・ベデリアみたいにいなくなら無いで欲しいです、ダイアン・クルーガーもこの『ナショナル・トレジャー』には欠かせない存在ですからね。話のわかる大統領役に最近はこういったイイ役が増えてきたあの人がやっていました、出世したもんだと思うとともにこの人は落ち着いて威厳のある人間を演じたら上手いなと改めて思わされました。

エド・ハリスも近年はこういう悪役多いですし前回から引き続きハーヴェイ・カイテルもセダスキー刑事を好演、ロンドンのバッキンガム宮殿の街でのカーチェイスのシーンは迫力あって面白かったです、ホワイトハウスでの発見から大統領誘拐に発展して果たして≪黄金都市≫は存在するでしょうか？見所タップリの冒険活劇でした、お勧めします。