近年は『50回目のファースト・キス』のようなラブコメ、「再会の街で」のようなシリアス物と出演作の幅を広げているアダム・サンドラーですが、元々は過激なギャグで全米の人気者の座へたどり着いた男。本作もシモネタやゲイへの偏見など、従来の悪ふざけ路線への回帰を思わせて米国コメディ・ファンには必見級の快作に、全米興行収入が1億2000万ドル近い大ヒットなのに日本で劇場未公開はモッタイないとしか言い様がありません。 共演は米国では9年続いたTV“The King of Queens”に出演し、「Paul Blart: Mall Cop」も全米大ヒット中のケヴィン・ジェームズ、『テキサス・チェーンソー』『ブレイド3』の美人女優ジェシカ・ビール(今までで一番エロチックという声も!?)。
しかしヴィング・レイムス演じるダンカンつうゲイは迫力あったな〜、トリが聴聞会の最後に言う『バンドウイルカにシャチにマナティーも同性同士で結婚する動物』というセリフも素晴らしかったです、テーマ曲が『ショーン・オブ・ザ・デッド』にも使われたクイーンの『YOU'RE MY BEST FRIEND 』だったのも良かった、“同性愛者”というものを差別するのはいけないですが受け入れることって難しいなとも思いました、お勧めします。