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ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュの敬愛なるベートーヴェン

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TVエド・ハリスにダイアン・クルーガー、良かったですね。



音楽家にとっては致命的な難聴に悩まされながら、晩年に至っても「歓喜の歌」の大合唱で有名な第9交響曲をはじめ、数々の傑作を産み落とした天才ベートーヴェン。実はその陰には彼の音楽と人間性を深く理解する女性写譜師の存在があった、というフィクショナルな設定のもと、「ポロック 2人だけのアトリエ」「アポロ13」のエド・ハリスや、「戦場のアリア」「ナショナル・トレジャー」のダイアン・クル−ガーという2人の実力派が見応えのある人間ドラマを展開してくれています。12分間にも及ぶ第9初演の場面も圧巻で、凄い迫力で見逃せません。


 1824年のウィーン。“第九”の初演を4日後に控え、未だ合唱パートが完成していないベートーヴェン(エド・ハリス)のもとに、作曲家を志す若き女性アンナ(ダイアン・クル−ガー)がコピスト(写譜師)として送り込まれる。女性のコピストが現われたことに激怒するベートーヴェンだったが、やがて彼女の才能を認め、写譜の仕事を任せるのだった。ベートーヴェンの音楽を深く理解するアンナは苦悩するベートーヴェンを力強くサポートしていく。そして、ついに迎えた“第九”初演の日、難聴のため指揮棒を振ることに怯えていたベートーヴェンだったが、アンナに励まされ指揮台に立つと、彼女の合図を頼りに指揮をやり遂げるのだった。


天才音楽家として知られるベートーヴェンの晩年の秘められた姿を、写譜師として彼を支え「第九」の初演を成功させたひとりの女性との交流を軸に、描き出した感動作でした、エド・ハリスがベートーヴェンを鬼気迫る演技で熱演していました。これってフィクションなんですが、本当に”アンナ”という女性がいたような気持ちにさせてくれました。
12分間にもおよぶ『第九』の初演シーンは圧巻でした、エド・はるみじゃなくてエド・ハリスがベートーヴェンを演じてましたが、とても似合っていたしカッコ良くて意外に素敵でした、初めは?と思いましたが。
勿論本物のベートーヴェンには会った事はありません、音楽室の肖像画や印象でからです。
しかしダイアン・クルーガーの美しさには感動すら覚えました、アンナの恋人マルティンにも嫉妬してしまうほど思わず溜め息が出てしまいました、気品を感じる美しさで写譜師アンナを演じてました、劇中のベートーヴェンは甥のカールとアンナを愛するのですが、ベートーヴェンじゃなくてもこんなに気高くて気品があって美しかったら好きになるでしょうね。
エド・ハリス演じる“マエストロ”ベートーベンが、アンナに看取られて亡くなるところから映画は始まりますが、最近はこういう“最初に死ぬシーン・ラストのシーン”から始まることが増えましたね。
この映画の舞台となったのは1820年代のウィーンでしたが、やっぱり若い女性が写譜師というのは珍しかったみたいですね、あんまり女性の音楽家というのはあまり聞いたことはありませんが、彼女はベートーヴェンだけでなく周りの偏見とも闘う強い姿勢は印象的でした。
ベートーヴェンに『女に生まれたことは誤りだな』と言われると、『神への冒涜だわ』と強いアンナは返します、『第九』の初演の時にも甥のカールが来なかったりと色々なアクシデントに見舞われますが、アンナの献身的なサポートにより大成功となります。
12分もの長い間の『第九』の初演の映像も見事でしたが、アンナとベートーヴェンの強い絆で結ばれていた姿も見事、またベートーヴェンの音楽(特に第九や大フーガ)がまた聴きたくならました、お勧めします。

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