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ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュの『ランド・オブ・ザ・デッド』

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TV久しぶりにロメロのゾンビの新作をみました。


このレビューを書き上げるまでに、1年以上の時間がかかってしまいました、それぐらい考えさせられる映画でした。

いつもは一度見てレビューを書き上げる僕ですが、この『ランド・オブ・ザ・デッド』は一度みただけでは判断することが出来ずに、何度か観ました。

この映画は楽しみにしていました、ロメロの新作というのもありましたが、”ゾンビ”の正当な後継作品とのことだったので。

“ゾンビ”の生みの親ジョージ・A・ロメロ監督が、「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」「ゾンビ」「死霊のえじき」の三部作に続く新たなるゾンビ映画として放つ衝撃のサバイバル・ホラーとのことでした。

ゾンビで溢れた近未来の地球を舞台に、高層ビルの中で安全に暮らす裕福な支配者層と常に死の恐怖に怯えて生きる貧困層、そしてより“進化”したゾンビの三者による三つ巴の戦いが妥協のない演出で描かれてゆきます。
 


 ある日突然、謎の原因で死者が甦り、人間を襲ってはその新鮮な肉に喰らいつく。襲われた人間もまた生ける屍=ゾンビとなり果てしのない増殖を繰り返し、もはや生き残った人間はごく少数にまで減っていた。人間たちは二つの川に挟まれた土地に要塞都市を築きゾンビの侵入に怯えながら生活していた。そんな中にあって都市の中心にそびえる高層ビルでは一部の金持ちと権力者が贅の限りを尽くした優雅な暮らしを満喫していた。彼らは高級な生活を維持するために傭兵軍を組織し、都市の警備と、外の世界から物資を調達してくる任務に当たらせていた。ところが、こうした生活に不満を抱く人間が一部に出始める一方、ゾンビの中にもある驚くべき変化が起こっていた。


うーん、さすがはロメロと言った感じでした、普段は一回観ただけでその感想を書いている僕ですが今回は何回か観ました。
最初に観た時に正直『こんなものなのか??』と思ってしまいましたが、こんなはずはないと思ってもう一回見直しました。
さすがはロメロ、こちらの思いに彼流の答えを用意しておいてくれましたね、『ゾンビ』はこうやって進化するものだと。
彼は時々有名な俳優を使ってあまり面白くない作品を作ったりしますが、こと『ゾンビ映画』に限っては”有名俳優”を使う事も”駄作”を創ったこともなかったので、ある程度は信用していました。
サイモン・ベイカーにアーシア・アルジェントに”ハリウッドの異端児”デニス・ホッパー、ジョン・レグイザモに”ゾンビ役”の サイモン・ペグ(分かりましたか??)に盟友のある意味お約束のトム・サヴィーニ、ロメロにしては名優が集まりすぎるぐらいの映画でした。
今回も前回三部作の時と同様にチクリと現代のことを風刺していたり、ドンドン素早くなって跳びまわるゾンビが活躍して単なる”サバイバル・アクション”と化してしまっている現在の『ゾンビ映画』たちに、『ゾンビとはこうやって進化・成長するものなのだ』と言ってくれているかのようでした。
やっぱりこの『ランド・オブ・ザ・デッド』は、最近の”感染型”や”アクション・サバイバル・ゲーム”化している他のゾンビ映画とは違いました、やはりロメロの描くゾンビは特別なものだったし、彼が考えた”ゾンビの進化”も他のヤツラには考え付かない
モノでした。
ただグロ・シーンが少ないのと、ランニング・タイムが短すぎてコンパクトにまとまりすぎている点が心残りでした、ミーナ・スヴァーリやヴィング・レイムス共演の『デイ・オブ・ザ・デッド(死霊のえじき)』のリメイクや、アメリカで公開中の『ダイアリー・オブ・ザ・デッド(原題)』も楽しみです。

『ロメロのゾンビ映画、ここにあり』と言える作品でした、、ロメロの創る”ゾンビ映画”にはランクはつけられません、よって『2007年初見のホラー映画ベスト10』には入れませんでした、 お勧めします。

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