ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュの白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
戦争の、暗い現実を描いた秀作です。



ヒトラー独裁政権下のドイツで、それを批判して打倒を呼びかけるビラを製作・配付した罪で処刑され、21歳の短い生涯を閉じたゾフィー・ショル。彼女の名とグループ「白バラ」は、自由のシンボルとして、何度か映画化もされています。
この「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」は東西ドイツ統一後、新たに発見されたゲシュタポの尋問記録をもとに、彼女の最期の6日間を描いたものです。主人公のゾフィー・ショルの、頑ななまでの意思が伝わってきて、その姿には圧倒されるものがありました。
この映画の大半は、逮捕された後のゾフィーの姿に焦点を絞っています。
そのゾフィーを演じるのは『ベルリン、僕らの革命』でも強い印象を残したユリア・イェンチです。強い意志を持つ女性ゾフィーを演じて、数々の賞にも輝きました。映画史上の名作『裁かるるジャンヌ』のように、運命に向かって進む姿は神聖ささえ感じさせてくれます。
監督は「 アンツ・イン・ザ・パンツ!」のマルク・ローテムントです。



 1943年のドイツ・ミュンヘン。“打倒・ヒトラー”を訴え、ビラ配りなどのレジスタンス活動を繰り返す“白バラ”と呼ばれる地下組織が存在した。2月18日、メンバーの一人、ミュンヘン大学の女学生ゾフィー・ショル( ユリア・イェンチ )は、兄ハンス(ファビアン・ヒンリヒス)とともに危険な大学構内でのビラまきを敢行し、運悪くゲシュタポに逮捕されてしまう。すぐさま、ベテラン尋問官のモーア(アレクサンダー・ヘルト )により厳しい取り調べが開始される。ゾフィーは恐怖を押し殺しつつ、毅然とした態度で理路整然と自らの無実を訴え続けるのだったが…。



 本当に主役のゾフィー・ショルの、愛と自由と正義を讃える姿には心を打たれます、やはりドイツ国内でもこのような志を持った人はいたんですね。
ゾフィー・ショルを演じたユリア・イェンチ の演技は、とても素晴らしく思えました、意思の強くて頭の良いゾフィーを熱演していました、『ベルリン、僕らの革命』の時とは別人のようでした。
ただゾフィーという名前が・・・・、どうしても”ウルトラ兄弟の長男”である、あのゾフィーを思い浮かべてしまいます、どーにかならんですかね!?
でもゾフィーは強い意思と高い志があったからこれほどまでに勇敢に振舞う事が出来たのかな、他人を労わる優しさと強さを持った人だと感じました。
ベテラン尋問官のモーア(アレクサンダー・ヘルト )も、信念を曲げようとはしないゾフィーをなんとか死刑に持っていかないように供述させようとするのですが、「無駄な情けを受けるくらいなら、名誉ある死を選ぶ」という強い気持ちに屈する形で、報告書を作成してしまいます。
先日もやっていたんですが「男達の大和」でも「どんなにみっともなくてもいい、生きろ、生き抜くんだ」という考え方もありますよね、どちらの考え方がいいのでしょうね。
僕も無駄死には嫌ですが、みっともなくても生き抜く事が大切なような気がします、彼女達レジスタンス運動家と兵隊とでは違うかもしれませんが、彼女達にも生き抜いて欲しかったようにも思いました。
しかしドイツはこういった戦争ものに対して、自分達の犯してきたナチス・ドイツとしての蛮行をきちんと真正面から捉えていて、きちっとしたものをつくりますよね、そういう自由な発言が出来る空気や二度と過ちは犯さないという強い意思が伝わってくるようです。
それに対して日本は・・・・・、「昔の事に卑屈にならずに」って、そんな事いって言い逃れしたってダメなんですよ、戦争や虐殺行為はいくら謙虚になっても足りないくらいだと思います。
だから国が教科書の問題に口を挟んだり、立派な憲法を改悪して都合のいいように解釈できるようにさせてはならないんです、ドンドン駄目な方向に向かっているように思います。
そんなことも考えさせてくれる映画でした、いくつもの賞をもらったわけも分かる気がしました、お勧めします。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ド素人の映画と音楽のお勧め。 更新情報

ド素人の映画と音楽のお勧め。のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。