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自営業・中小企業の税務・経理コミュの経営分析論開始です。

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 節税の本は一通り読み終わったので、今度は経営分析の本を読んでいきたいと思います。
 ここではコスト削減をメインに考えて生きたいと思います。

因みにここでの経営分析論は投資価値の良し悪しを判断する分析論とは異なります。

 投資のための経営分析で重要なのは成長性です。
どんなに儲かっている企業でも、安定した成長を遂げていない会社の株式価値は上昇しません。(高いままといった所でしょうか)
 続くのは収益性・安定性でしょうか。
もちろん儲かっている・儲かっていないも株価に影響与えますし、妙に負債が多い会社の株を買いたい投資家はそんなにいないです。

 中小企業の経営で重要なのは安定性ではないかと思います。
安定性が無い=財政的に負債が多い=借入利子が多い⇒経営を圧迫⇒収益性に影響⇒赤字になると追加で借入ができなくなる⇒解散・・・・orz
 何で安全性にひびが入るかというと収益性が悪いからなんですがね。収益性は事業年度ごとの話ですが、安定性は過去からの積み重ねの話になります。
 つまり収支のバランスを今までどのように維持してきたかが安定性の良し悪しを決定させます。
 
 で本題に入りますと、収益性の良し悪しは売上の良し悪し・コストの多寡によります。このトピではそのコストの調整でどのようにバランスを維持して安定性を維持できるかに主眼をおきたいと思います。

 でコスト削減の威力を説明しておきます。

まず単価100円、コスト950円とします。

 儲けは50円ですね。

 仮にコストを10%削減したとします。
950×0.9で855円です。

 100−855で利益は145円。
つまりコストを10%削減した時の利益はコスト同じで3つ売ったときの利益とほぼ同じという事になります。
 たかが10%にこんなに変わるとはww

 この本を概観してみますと、コストを10%どころか1/3にするというタイトルです。しかも削るターゲットは固定費ww家賃を踏み倒せとでもいうのかwww井戸でも掘れというのかww通勤は全社員自転車とか??
 何か胡散臭い気もしますが信じて読み進めて行きたいと思います。
 
 この手の本って「おいおいww」って本が混じってますけどね。例えば「FXで利益は30倍」なんて本を読んだことがあるのですが、FXは危険な投資で外貨の値動きを見誤ると軽く元本飛びます。高レバレッジでロスカットをかけない場合はですが。
 低レバレッジだと、外貨を注文する「ポジションを取る」時の手数料等がマイナスでなかなか儲けが出ない。

 高レバレッジでロスカットをかけると、1円2円の値動きで売り飛ばされる「ポジション解除」。一回一回の損失は知れていますが、損失が確定しやすくなるので、取引の回数が多くなる=手数料が多くかかる。

 高レバレッジで外貨が上がると高い売買利益(キャピタルゲイン)に加え外貨を保有する事に対する金利差収入(スワップ)が入るので成功すると雪だるま式に儲けますが。
 
 書いてることは理論上は正しいのですが、現実的にその通になるのか?って疑問符が付くんですよね。 
 まぁ外貨に関しては色々な論解があって、↑の理屈が正しいとは断言しにくいですが、最悪のケースは失敗すると確実に起こるので、もしFXを考えている方は注意が必要です。
 世の中ローリスクハイリターンなんて旨いものは無いと思うので目先の利益に釣られて「利益30倍」何て話には関わらない方が身のためだと思います。
 投資損失「キャピタルロス等」は無駄な費用です。
何故かって、その費用は何の付加価値も生み出さないからです。
 材料代のように売上に供する事は無いので、費用価値(こんな単語存在するか知らんがww)は材料代より低い。
 他の販売管理費よりも、費用価値は低く、更には支払利息・手形割引損よりも低い。
 支払利息・割引損はそれ自体が付加価値を生み出すわけではないが、必要な資金調達の為に払う費用と見ることができます。
 それに対して投資損失そのような役割すら果たせない。
まぁ金儲けの為の先行投資と言われれば、そのとおりなんですがね。
 

コメント(3)

 きれいごとに聞こえるが、コスト削減の為には会社全体の意識をはっきりさせることから始まります。

 ☆時代の変化に敏感であること。同じ事をずっと続けていても限界はやがてきます。
 ☆中堅以上の会社では、縦割り組織の煽りで無駄が発生していないか見極める。
 ☆製造業では新商品の開発を常に視野にいれる。
世間もびっくりのアイデア商品が作れるのがベストなんですが・・やれっていってできる事ではないですね。
 ☆会社の数字とお友達に。顧問税理士さんが勝手にやってくれるはずなんですが、売上・コストのバランスが崩れていないかや、不安定な動きをする変動費が無いか等を随時確認する。
 ☆社員の不平不満を押さえつけないこと。
やる気がそがれるような会社の先は長くないと思っていた方がいいかと。特に人的資本が物を言う先生業等では深刻な問題を引き起こす可能性も・・
 ☆効率を重視して、無駄をなくす。
飲食業ではONE WAY TWO JOBなんて言いますが、二つの仕事をするのに二往復するのでは無く、二つの仕事の場所が近くなら同時に(一度の往復で)済ませよって事です。時間であれ資材であれ効率よく使う事を社員一人一人が実践できれば、一回一回の効果は薄いですが積み重ねは必ず自分にも会社にも益となります。
 ☆プレッシャーをかけない仕事場の方が望ましい
先生業では失敗なんて許されるものではありませんが、不要なプレッシャーは社員の挑戦や創作意欲を削ぐ事になりかねません。

 ぐらいでしょうか・・
ぶっちゃけ当たり前の話ですが、この当たり前ができる社員で埋まっている会社ってどれだけ多いかっていうと・・どうなんでしょうか??www
 

 次からは実際の経費とは?なんて話(ここからが本題かな?)を進めて行きたいと思います。
借入について・・

 中小企業の資金調達の方法は大きく分けて二つ。

☆金融機関から借りる☆公的機関(国金等)から借りる

 の二つです。

他にも社債を発行するや知人から借りるとかもありますが、今回は割愛。

 ☆金融機関から借りる。
主に銀行です。消費者金融などのいわゆるノンバンクには手を出さないほうが身のためでしょう。こっから借りるぐらいなら廃業したほうが、後々の暮らしは楽になると思います。

 金融機関からお金を借りるには、よほどいい決算書を作成しないといけません。
 偶発的な赤字なら見逃してくれますが、慢性的な赤字ではほぼ絶望的です。
 会社の赤字は「繰越欠損金」として累積していきます。
これが多く溜まっていると可能性は0になります。
 一期の黒字で消せるぐらいなら望みはありますが・・・

 黒字になってるといっても、減価償却費を上げていない・一人当たりの人件費が低い等粉飾まがいの処理で黒字な場合は同じく拒否されます。
 また税金を滞納しているか脱税している場合は100%借りれません。会社が倒産した場合、銀行の債権回収よりも滞納・脱税分の回収が優先して行われるので銀行にとってはリスキーなのでそう言えます。

 それから銀行員さんは色々な経営分析指標を駆使して会社を分析してきます。
 何を重要視しているかは銀行によって変わってくると思いますが、安全性に関する指標を重視してくるのではないかと予想できます。銀行にとって会社が儲かっているかよりもお金を返せるかが前提です。
 お金を返す能力の指標をあげていきます。

以下に出る語句が分からない方は、次のレスで説明しますので併せて一読下さい。

☆流動資産と流動負債のバランスを見る流動比率

 流動負債の方が流動資産より多ければ、短期的に資金繰りに困ると予測できる指標。

☆長短比率

 固定資産は当座の支払いには使えない。
もし偶発的な支払いが発生したときに、固定資産の割合が高く流動資産の割合が低ければ、短期的な支払いに困ると予測できる指標。

☆当座比率

 流動負債と当座資産の割合。
短期的に発生する支払いを、当座資産でどれだけまかなうことができるか。
 流動比率と理屈は同じです。
近年はキャッシュフローという言葉が表によく出てきますが、それを反映して、重要度が増しています。

☆固定比率

 固定資産の取得をどれだけ自己資本でまかなえているか。
ようは借入をせずに固定資産を購入できているかを見る指標。

☆在庫回転期

 在庫の額と毎月の売上との比較。
在庫が重たいと、この数字は重たくなり、在庫が在庫している期間が長い事を意味する。

☆インタレストガバレッジレシオ

 最終利益と支払利息の割合。
もし支払利息の方が大きければ、事業規模に見合わない大きな負債を抱えているか、企業に信用が無いので不利な利子での借入を余儀なくしているかのどちらか・・
 どちらにせよ危険な会社であることに違いはない。


 まだ他にも色々ありますが、他にもこれが重要っていう指標が見つかれば追加していきます。

 
 〜語句の説明〜

☆固定資産

 すぐに現金に変えられないもの。
家・車・機械・土地といったところでしょうか。後繰延資産も。
 
☆流動資産

 すぐに現金に変えられるか現金そのもの。
売上債権、小切手、有価証券(長期保有・相互持合を除く)
 
☆流動負債

 1年以内に決済(支払い)が必要な負債。
買掛金、支払手形、1年以内に返済期がくる長期借入金等

☆固定負債

 長期にわたって返済が必要な借入金、社債、ストックオプションぐらいか

☆当座資産

 流動資産の中でも、小切手・現金・引き出し可能な預金。

☆自己資本

 資本金・過年度利益等の剰余金・各種積立金

☆最終利益
 
 支払利息や税金、特別損益の合算後の利益。


ぐらいで大体分かりますかね??



 公的資金についていうと・・

金融機関よりかはまだ算定甘いです。
 しかし、粉飾まがい・脱税があると確実に撥ねられます。

また明らかに危険と判断される(債務超過・税金滞納)と公的資金も不可能になります。
 
 次からはどうやったら借りれるかな?っていう所を考察しておきたいと思います。
 ただお断りしておかなくてはならないのは、借入は攻めるために行う(設備投資・事業拡大)ものであって延命に使うものではありません。
 もし延命に借入を行っても、業績は上向かなければいずれ資金は底をつきます。そうなると、借入分は返せなくなるので、一生かかっても返済できないような借金を抱えてしまう可能性があります。そうなるぐらいなら借入をする前に廃業している方が後々の負担を考えれば得策になります。

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