名人治療家をめざそう！コミュの首痛・・どうにもこうにも動かせない！（＆“寝違い”とは！？）

≪今回も現代解剖学の範疇ですが、レントゲン、MRI、CT検査ではわからないようですね≫

11月19日・・ムチウチ用：首固定サポーターを装着して・・
初来院の患者さん（女性・28歳）でした。

カルテ（施術記録用紙）に名前を記入している時も、
膝に置いて記入するのでなく、面前に立てた状態で記入していますから
≪全く、首を動かせないのか？≫と、観察しながら・・

名前の記入が終わったところで「追突されて・・ムチウチですか？」と聞きますと
「11月9日に、頭を振り向けたら、首から背中にかけて痛みが走って！」とのことです。

≪一種の“寝違い”だな！≫と思いながら、
「これまでどのような治療を受けられました？」と、聞きますと
「整形外科で、レントゲン、CTスキャン、MRI検査、心電図検査を受けましたが
異常なし」と言われて・・“痛み止め”点滴と、シップをされただけのようです。

頭を・・前・背屈も、側屈も、回旋も・・全く動かせない状態です。
とりあえず、施術ベッドに腰かけてもらい・・診てみますと、
首～肩回りは過緊張状態、肩甲骨は左側がより上～外に引っ張られ・・
両手の前腕どころか、上腕まで過緊張状態です。

「手を使う仕事？」と聞きますと、パソコン操作の仕事の様です。
「“その前”も辛くなかったですか？」と聞きますと、かなりの自覚症状を抱えていたようです。
それでも、前腕骨間の開きを止めますと・・腕神経叢（交感神経）の緊張は解消しますし
上腕～肩回り～首の骨格筋の緊張は緩和します。そこで、私の『腱・靭帯理論』を説明して・・

（詳しくは、20日の投稿『追突事故後遺症の女性と、『腱・靭帯理論』の誕生！』をご参考に！）
http://blog.livedoor.jp/tarikikikou/archives/52061087.html
＊＊＊＊＊＊＊

手の使い過ぎから・・
掌の腱・靭帯～前腕骨間膜（靭帯）が緩んで⇒腕神経叢（交感神経）が緊張し、
⇒骨格筋が過緊張になり・・全く余裕のない状態で頭を急に振り向いたために・・
首や背中の腱～骨膜に負荷が掛かって炎症を起こしてしまったようです。
（私は、ちょっと大げさな言い方で“剥離骨折状態”と表現しています）

ということで、
まずは両手の掌～前腕骨間膜から・・胸～首～背中の靭帯・腱～筋膜等の異常を
『手のさざ波療法』にて解消した上で、『言靈（ことだま）波動確認法』で、
首～頭蓋骨の腱～骨膜異常を『骨膜療法』にてピンポイント的に集中施術を続けました。

骨膜異常が広範囲に及んでいましたので・・
次回にまた、ということにしましたが、可動域も出て、かなり楽になられたと思います。

＊＊＊＊＊＊＊　　　＊＊＊＊＊＊＊

“寝違い”の場合も同じ原因です。

前腕骨間膜が緩んで、前腕骨間が開いたままですと、腕神経叢（交感神経）が緊張し
関連骨格筋を緊張させて、治そうと“自然治癒力”が働きますが、前腕骨間などには
横に絞めるべき骨格筋がありません・・それでも骨格筋は緊張し続け・・効果が出ないために
腕神経叢（交感神経）は24時間緊張し続け・・それに伴い、
骨格筋の緊張は、肩～首や、肩～胸に、また肩～背中へと・・拡大・進行していきます。

骨格筋が緊張状態になっても、
特に夜は、緊張しっぱなしで身体を動かして緩和することがないですから、
筋肉に余裕が無くなっている朝・・起き上がる時・・急に頭を動かすと、
頸椎や頭蓋骨に繋がっている腱～骨膜が引っ張られて・・炎症を引き起こすことになります。
それが“寝違い”の原因です。

昔の日本人は、（身体に異常がなくても）仕事をするとき “手甲”などで身を守っていました。
現代人は、身体に異常が出ている場合でも、無防備な状態で仕事をしています。
少なくても≪手を使いすぎたな！？≫という日の夜は、
前腕の開きを“止めて”眠れば、“寝違い”は決して起こしません。
（但し、締め過ぎは逆効果）

＊＊＊＊＊＊＊　　　＊＊＊＊＊＊＊　　　＊＊＊＊＊＊＊

「会員ページ」は、◎『氣の通路調整法』◎『新年度会員更新：受付開始』

『言靈（ことだま）波動療法』：氣光整体・東陽
http://www7a.biglobe.ne.jp/~to-taka/index.html