ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

名人治療家をめざそう!コミュの脳パニック:自律神経失調治療・・根治と正反対のベクトル(4)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
引き続き、生理学博士・吉野丈夫著『ちょっと待って!!自律神経失調症治療』より

2)自律神経失調症
・・・・・
1)精神安定剤・催眠剤
精神安定剤と催眠剤は両方とも、ベンゾジアゼピン系の薬剤が使われています。
病気が急速に悪くなるのは、この薬剤投与が最大原因であると思います。
確かに、心臓がドキドキしている時に内服すると、実によく効く薬でしょう。
交感神経をブロックしてしまうからです。

しかし、薬が脳の中枢部に作用して自律神経をコントロールし続けていたら、
脳はどのような状態に置かれるでしょう。
脳が自律神経をコントロールしようとしても、コントロールできない状態が続くのです。
この状態が続くと最後は「悪性症候群」という状況になります。

交感神経と副交換神経が、交互に急激に揺れ続けるのです。
例えば、血圧上昇・血圧降下のくり返しという症状で、
ついさっきまで動悸がひどかったのに、
今度は急に血の気が引いて気分が悪くなるといった具合です。

ベンゾジアゼピンの問題に気がついても、
「止めようとしても止められない」と言うのが、この薬の特徴でもあります。
「依存症」が生じるからです。
止めようとすると不眠、不安感、吐き気、メマイなど強烈な自律神経失調症状に
見舞われます。止めたくても止められないのです。
ハルシオンなどの最強力のものでは、3日で依存症になると言われています。
一番弱いタイプでも、一ヶ月で依存症になります。

病気でなくても「夜眠れない!!」と訴えれば、
医師は安易にベンゾジアゼピンを処方してくれます。
極めて安易な処方がなされる薬剤です。しかし、廃人への第1歩の薬と認識し、
絶対に手を出すべきではありません。

2)抗うつ剤
抗うつ剤の主役はSSRIです。
脳の中では昼はセロトニンという活動ホルモンが分泌され、
夜はメラトニンという休息ホルモンが分泌されます。
セロトニンは元気のホルモンと言っても良いでしょう。

SSRIとは、選択的セロトニン再吸収阻害剤の略称です。
わかりやすく言えば、脳内でセロトニン分泌状態を長く保つ薬です。
最近はSNRIという薬剤も使われているようです。
これはS(セロトニン)だけでなくN(ノルアドレナリン)の再吸収も阻害する薬剤です。

セロトニンもノルアドレナリンも交感神経刺激物質です。
1)の精神安定剤・催眠剤の成分であるベンゾジアゼピンは
交感神経ブロック物質ですから、2)の抗うつ剤とは全く逆の性質を持つ薬剤なのですが、
それが同時に処方されているケースも少なくありません。

さて、SSRIやSNRIですが、これらもホルモンの性質ゆえの問題が生じます。
本来、分泌されたらある一定時間で吸収されてしまうはずのものが、
いつまでもそこにあり続けたら・・・?
セロトニン分泌そのものが抑制されてしまうことになります。
身体の生理とはそういうものなのです。

したがって、結果的にうつ症状は、ますます悪化し続けることになります。
目先の一時的な利益を得ようとして、数ヶ月〜数年のスパンで病気は悪化
し続けることになってしまいます。

「3.『自律神経の白血球支配』という大発見(安保理論)」の中で、
アドレナリンや、アセチルコリンは大切な物質ではあるものの、
その役割を終えたら速やかに分解するものであり、
もし、分解しなかったとしたら逆に害を及ぼすということを、
「サリン」の例で説明しました。(p.5・・省略)

セロトニンも同様に考えるべきなのです。
「人為」によって、脳の中に長時間滞留させる操作などすれば、
必ず反作用を受けることになります。
すべてのホルモンは、微量ではあるものの適量が適時に分泌されるものなのです。
その微妙細密なコントロールを脳が行なっているのです。

科学の力で各種ホルモンの存在を認識したからと言って、
また、似たような化学構造を持つ物質を合成できたからと言って
脳が適時に適量をコントロールしている方法を、人間はまだ会得したわけではありません。

朝・晩とか朝・昼・晩とかのきわめていいかげんな時間に、いいかげんな量の、
しかも本来分泌されるホルモンとは似て非なる化学物質を投与する。
これを「治療」と呼ぶのを、私は肯定することができません。
「薬も過ぎれば毒」と言いますが、特に、ごく微量でさまざまな作用を及ぼす
ホルモンに関しては、薬としてよりも「過ぎて毒となる」ことが
ほとんどではないかと考えます。

SSRIの代表薬「パキシル」の医師向け添付文書から、「重大な副作用」を・・
(箇条的に省略)
◎セロトニン症候群(不安、焦燥、興奮、錯乱、幻覚、反射更新、
ミオクロヌス、発汗、戦慄、頻脈、振戦など)
◎悪性症候群(無動鍼黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗、発熱など)
◎錯乱、幻覚、せん妄、痙攣
◎抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH:低ナトリウム血症、痙攣など)
◎重篤な肝機能障害(肝不全、肝壊死、肝炎、黄疸など)

*******   *******   *******
*******   *******   *******

10年前の交通事故がキッカケで、薬害から・・精神的障害に陥り、
上記薬剤の“依存症”になっている方が見えられています。
中枢部を診ると、かなりの“蓄積”があり
どの様にすべきか・・どのように施術すべきか方針検討中ですが・・・

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

名人治療家をめざそう! 更新情報

名人治療家をめざそう!のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング