名人治療家をめざそう！コミュのメマイ、立ちくらみ：他１題

9月13日、Y・Tさん（62歳、女性）が紹介されて、御主人と一緒に来院。

自覚症状は、メマイと、立ちくらみ
疲れた時や、気候変動のある時、横を向いた時に発症するという
何十年も前から始まったそうで・・・
病院では“自律神経失調”とか、“更年期障害”と言われているとのこと。
（貧血などは無し）

動作診断から入ると・・前屈でも背屈でも・・首を全く曲げないので
「首からお辞儀して行って・・」というと、
「怖くて出来ない」との返事

そこで、ベッドに腰掛けてもらい、
首周り、肩周りの筋肉の状態を確かめてみると、触っただけでも飛び上がるほど！
膝の歪みなどは・・さほどではない。
そこで、前腕骨間や、中手骨靭帯を診て見ると・・開き切っている。
（私の「靭帯理論」のままに・・）
そこで、緊張している首周りの筋肉の状態を、Y・Tさんにもわかるように触ったまま
前腕骨間を締めると・・筋肉の緊張が取れていく事を実感してもらい。

骨間を私の手で締めたまま・・前屈、後屈するように言うと
「何十年も動かさなかったから・・」と・・恐る恐る・・動かしてみた彼女
「んん？」という顔で・・「何ともない！」と驚嘆していた。

そこで、私の「靭帯理論」を丁寧に解説・説明しながら・・納得してもらい。
仰臥位から・・施術開始。
次に、伏臥位（うつ伏せ）になるように言うと・・「怖い・・」という。
うつ伏せになるとメマイが起きて・・何十年もうつ伏せになっていないそうだ。

そこで、「もう大丈夫ですよ」と、促して・・・大丈夫だった。
以上、体位を変えながら、丁寧に、丁寧に、何度と、
手の先から・・首、肩、背中、胸・・頭骨縫合部などに沿って・・
結合組織（靭帯をはじめとする、筋膜、骨膜、腱などなど）の異常を
対話・徒手確認して、異常を検出しながら「結合組織療法」を進めた。

“使い過ぎている電気製品”を無くした上で
“ブレーカー”・・・緊張状態の神経節、神経叢を「リセット」していった。

何十年ぶりに・・首を動かしても、メマイが起きないことを確かめ
その後のアドバイスをして終了した。

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ところで、現代医学・医療の中に・・神経節ブロック注射がある。

上記の例では、星状神経節ブロック注射等が考えられるが・・
患者さんに対して
いつも家の配電盤（ブレーカー）を例にとって話すことにしている。
神経節というのは、家に例えれば配電盤（ブレーカー）である。

ブレーカーが落ちた場合・・あなたなら真っ先に何をするだろうか？
単にブレーカーを上げても・・すぐに、ブレーカーは落ちてしまう。
（人間の場合、過剰電流が流れっぱなしになるが：交感神経が過緊張のまま）

そう！
使い過ぎている電気製品のスイッチを切ることから始めるのではないだろうか！
（ヒューズ式から、ブレーカー式に変わって、更に電気容量が大きくなって
ヒューズが飛ぶことも、ブレーカーが落ちることも少なくなって、
この例え話が通用するのも・・いずれ、年配者だけになりそうである。）

だから、
“使い過ぎている電気製品の処置”をした上での“ブロック注射”なら
効果的だと・・私はみているが
現代医学に“使い過ぎている電気製品の処置法”が無いのは、残念である。

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次に、御主人のY・Sさん（69歳）の左肩痛だった。
手の平を上にして挙げるのは出来るのだが、手の甲を上にすると
手を上げられないとの事。

奥さんの場合と・・同じだった。（＋足からの影響も）
見ていた奥さん「挙げられるじゃない！」

病院では手術を勧められているそうだが・・《これで手術！怖いな！》

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なお、髄膜（硬膜、クモ膜、軟膜）異常がかかわる「めまい」の場合も
対話徒手確認での検出と「結合組織療法」でＯＫ！