名人治療家をめざそう！コミュの生体マトリックス・共通の性質

『エネルギー療法と潜在能力』から

一応、一通り、目を通すことが出来ました。
再度、『エネルギー医学の原理』に戻って、今度はジックリ読み返します。

エネルギー療法にとって直接重要と思われるところの引き抜きです。
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p.297
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生体を臓器、組織、細胞、分子へと要素に分けるこれまでの研究手法は、生命に関する研究を各分野に細分化してしまった。その結果、生理学、細胞生物学、薬理学、遺伝学、分子生物学、生体エネルギー学と別々の分野で研究が研究が行われてきたために、すべてのレベルで機能の統合にかかわっている「超分野的」原理を見出すことが出来なかったのである。さらに、心と身体を別物扱いする考え方が、私達をいっそう混乱させることとなった。・・・・・
癌、エイズ、動脈硬化症、骨粗鬆症、脳卒中、心疾患といった慢性疾患が解決しないのは、生体全体の生理学的統合に関する知識が不足しているためだ。しかし、有効な新薬を開発するための研究ばかりに沢山の人と金がつぎ込まれるので、期待の持てる他の手法を研究する余裕はない。
その結果、外傷治癒、再生、自己の異物の認識などの現象については、何も解明されていないに等しい。
これらの現象に共通するのは、生体マトリックス中でのコミュニケーションが関わっているところである。・・・・・・・・・・

【連続体のコミュニケーション】
ハンドオンセラピーと医学の両面でもっとも注目される生体マトリックスの特性は、テンセグリティー構造を持つマトリックス全体に、振動を発生させ、伝導するネットワークが広がっているところである。
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生体中のエネルギーのほとんどは、発生源に関わらず、すでに確立されている物理学的法則に従う。生体のあらゆる箇所でシグナルが発生し、それが全身に伝わるのは、生体マトリックスを構成するすべての要素が共通の性質を持っているからである。その共通の性質とは次の６つである。

≪１．半導性≫
　生体マトリックスのすべての要素は半導体と同じ性質を持っている。
つまり、コンピューターの集積回路やマイクロプロセッサーと同様に、情報を振動という形で伝えたり処理したりするのである。、また、半導体にはエネルギーの形態を変換させる性質がある。
≪２．圧電性≫
生体マトリックスのすべての要素には圧電性がある。マトリックス中を機械的振動の波が伝わると電場が発生し、結晶状の分子中に電気が流れると機械的振動が生じる。
≪３．結晶性≫
生体マトリックスの大半は、結晶格子状に規則正しく配列した分子で構成されている。例えば、細胞膜脂質や結合組織中のコラーゲン分子、筋肉中のアクチン分子およびミオシン分子、細胞骨格の成分などは、すべて結晶状の構造を持つ。
≪４．コヒーレント性≫
結晶性の構造は、強力なコヒーレント振動、つまりレーザー様の振動を発生させる。その振動は生体マトリックス全体にすばやく伝わると同時に、体外へもエネルギーが放出される。このような振動を「フローリッヒ振動」という、フローリッヒ振動は、電磁波スペクトルのマイクロ波と可視光の領域にある特定の周波数を持つ。このようなシグナルは、何人もの科学者によって検出されている。
≪５．水和性≫
水は生体マトリックスの重要な要素である。マトリックス中の１つの蛋白質分子の多くは規則正しく配列してるので、付随している水分子の配列も、きわめて規則正しい。水分子は極性の強い双極子だが、生体マトリックスを水素結合を形成しているために、自由な振動、回転、バネ運動を制限されており、特定の方向だけに振動・回転することが出来る。
≪６．連続性≫
以上にあげられた性質は、特定の部位に限定されたものではなく、生体全体に共通して認められる。
見かけ上は臓器、組織、細胞、分子などに分かれていても、生体マトリックスという１つの不可分の連続体の一部なのである。
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疾患、障害、痛みなどは、連続体の中で情報とエネルギーの流れが滞った部位に生じる。
情報とエネルギーの流れが局所的に停滞する原因は、感染症、身体的外傷、精神的トラウマなどによって、生体マトリックス中の細胞内外の性質が変化するためである。
生体マトリックスは、過去に受けた影響を記憶している。記憶が刻み込まれた組織を振動が通過すると、保存された情報によって振動が変化する。私たちの意識や判断は、このようにして軟部組織に刻み込まれた記憶の影響を受けるのである。
生体マトリックスには、自己再生あるいは自己修復といった重要な能力がある。種々のボディワークは、この能力を有効に引き出すことによって効果を発揮するのである。