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chelfitschコミュのクーラー@伊丹アイホール 

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はじめまして。
先日、伊丹アイホールでチェルフィッチュの「クーラー」
観劇(感激)してきました!

チェルフィッチュを遂に生で見れるという嬉しさで開演前からもう
観終わった様なテンションになっていたのですが、
いざ本物を見ると、これが、もう、最高です!

ちなみに今回、本編で使われていた音楽がこれ↓

tortoise「TNT」
http://www.youtube.com/watch?v=JJdv2DGu-qc&feature=related

stereolab 「Metronomic Underground」
http://www.youtube.com/watch?v=U5ZPtiztB5I

tortoiseとstereolabの中でもとりわけ思い入れのある2曲が
セレクトされていて、個人的に嬉しかった(と同時に演奏している姿が
浮かんできてチェルフィッチュの世界に入っていきにくかったところもありますが・・・)

岡田利規さんは、演劇ぶっくの今回号のインタビューの中でも
「THE ORBの新作は良さげである」と述べていたり、
音楽の趣味にもシンパシーを感じます。


以下、チェルフィッチュに詳しい人は既に知っている事ばかりになると思いますが、
個人的な感想を含んだレポです。

本編は、会社のOLと同僚の男性がただひたすら
「オフィスのクーラーの温度 設定が寒い」
というやりとりをだらだらと、口語で繰り返すうちに、セリフや物語よりも、
二人の会話の中から誘発される、私たちが日常会話をする際にも
きっとしているであろう「無意味な動作」を、
人間本来の「ダンス」の形である、として提示する面白いスタイルの
作品でした。

OLと同僚のやりとりはこんな感じ↓。(公式HPより) 
http://chelfitsch.net/works/cooler.html#more

超現代口語と呼ばれているスタイルがこれ。これが、各々の役者の体の癖ともいうべき
無意味な動作を増長しつつ語られていく様が圧巻です。

初めてこのスタイルを本番で目の当たりにした時、「超現代口語っていうけど、
こんな日常会話ないよ!デフォルメし過ぎ」と思っていたら、
終演後、チェルフィッチュの岡田利規さんとTEUTOの杉原さんのトークショーで、
お互いの作品について各々が質問する際に、正に「クーラー」の続編といえる様な、
ぼんやりとした言葉で体が言葉につられて動いている図が展開されていました。
これってやはり私たちの日常の姿だったのね。

セットも全く使わない素舞台で(小道具もペットボトルたった1個のみ!)、
役者の体と言葉だけでお客さんを魅了してしまうのは、表現スタイル
として羨ましい洗練のされ方です。

終演後に購入した「三月の五日間」(岸田戯曲賞受賞作品)も最高!
大江健三郎・井上ひさし・岩松了・竹内銃一郎・野田秀樹といった大御所が
こぞって称賛するのも納得の強度。本編での素敵な余韻を感じつつ、
自宅でも 更に至福の体験が。

三月の五日間 youtube
http://www.youtube.com/watch?v=a-8rLAj0jaA&feature=related

強度の高いものに触れると人生が豊かになりますね。


岡田利規さんはあちこちのメディアで、自身の創作の構造や関心について雄弁に、
なお且つ正直に語っているのも魅力に感じます。
これからも、言葉から誘発される身体がどんな風に展開していくのか興味深いです。

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