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リリック・テノールコミュのベッリーニ《清教徒》二重唱聴き比べ

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1.サルヴァトーレ・フィジケッラ&グルベローヴァ

http://www.youtube.com/watch?v=rK50iHVKSgI

1985年ブレゲンツ湖上音楽祭より。フィジケッラのアクートの素晴らしさを堪能してください。それと同時に、彼の声の響きの前ではグルベローヴァがoutshineされてしまうと言う驚くべき事実をお確かめ下さい。

2.マルチェッロ・ジョルダーニ&フレミング

http://www.youtube.com/watch?v=MK3XbZZ8AV4

1991年ニューヨークでのコンサートより。シチリア出身のジョルダーニもアルトゥーロを得意とする一人。やはりこのオペラはプリモ・ウォーモ次第と言う気がしますね。ここでもジョルダーニの声の輝きがフレミングを圧倒していますね。

3.ファン・ディエゴ・フローレス&カンタレロ

http://www.youtube.com/watch?v=fDrr5o4YLuY

2004年スペイン、カナリア諸島ラス・パルマスにてフローレスが初めてアルトゥーロを歌ったときの映像。ラス・パルマスは、アルトゥーロを得意にした「スペインの至宝」故アルフレード・クラウスの生地であり、この場所をロール・デビューの地に選んだフローレスの意気込みを感じます。

3人を聴き比べてみると、この役には音域の高さも求められますが、同時にある程度の力強さ・重さもないと迫力に欠けてしまう事が解ると思います。管理人の一番好きなタイプはフィジケッラです。

コメント(6)

私はなぜかコレッリのA te o caraが好きなんですよ。
たぶん一般論としては、ロブストなコレッリには
装飾技巧満載のベルカント・オペラは
声的には合わないのかもだけど、好きなものは好きです^^;。

このレパートリーはフローレスの声には重過ぎるのでしょうか?
同じベッリーニでも『夢遊病の女』程、しっくり来ません。
確かに高音部は綺麗なんだけど、
わざと声に重量感を付けようとしているような気がします。

私もフィジケッラやジョルダーニくらいの声の方が、
説得力があるように思います。
3人のテノールの、様々な声質で、
違う曲に聞こえますね。

フィジケッラは芯があり、伸びやかさを感じました。

ジョルダーニは、余裕を持って歌っているのが
良く分かります。でも、フィジケッラの後に聞くと
チョット物足りない感じがしちゃいました。。。

フローレンスのは、確かに彼には重い様に思いました。
彼の良さが小さく見えました。
レパートリーって難しいですね。

私も、フィジケッラが好きなタイプです。

でも、グルベローヴァ、やっぱり凄いです。
パッサージョ、中間音にも深みがあるコロで、
大好きです。
babyfairyさま

コレッリのスタジオ録音のテイクは半音下げていて、最高音はハイCですが、様式感のしっかりした、素晴らしい歌唱ですね。コレッリのアルトゥーロは実際舞台で歌う計画も、全曲盤の計画もありました。
1963年当時、彼はEMI専属でしたが、デッカ厩舎所属のサザランドとのコンビで全曲盤を入れる案も出されたのです。
彼が逡巡したために、カナダのピエール・デュヴァルが歌って、これもまた素晴らしい歌唱を残してくれましたが、コレッリの全曲盤も実現していたら、歴史的なものになっていたでしょうね。

アルトゥーロは、エルヴィーノに比べて強さが必要な音楽ですね。フローレスの場合、その軽やかさがエルヴィーノにはぴったりだと思います。
そのエルヴィーノでも、1963年メトでのニコライ・ゲッダの歌唱や、1961年ヴェネツィア・フェニーチェ座でのクラウスの歌唱を聴くと、やはり偉大なる先人二人の骨組みのしっかりした声で聞くほうが充実しているように思います。
でもエルヴィーノが絶望して歌うカヴァティーナや装飾的なカバレッタでのフローレスの感情表現や抜群のテクニックは素晴らしいと思います。

生前のクラウスには、アルトゥーロについて話を聞いたことがあります。クラウス曰く、「アルトゥーロはドニゼッティの《ラ・ファヴォリータ》のドン・フェルナンドに比べても、常に超高音を歌わなければならないという緊張感から、段々この役を歌うことが喜びよりも苦痛の方が大きくなったので、歌わなくなった。一般的にベッリーニの音楽よりもドニゼッティの音楽の方がオーケストラの構成が大規模なことが多いが、《清教徒》は例外的作品で、随所でオークストラの豊かな演奏が鏤められる。ベッリーニはオーケストラと歌手を競わせるような愚かなことはしていないけれど、強いオーケストラ演奏のあとのカンタービレほど、声が足りない歌手には辛い部分なのだ」
こんな感じでしたが、小生は、正に我が意を得たりと思ったものです。
フローレスは、まだ若いですから、これから徐々に声にボディーがついてくれば、歴史的アルトゥーロに成長する可能性は十分あると思っています。
最後に本音を言えば、1999年頃の中島康晴さんの声で、アルトゥーロを聴きたかったです。あの頃の康晴さんは、アルトゥーロに理想的なテッシトゥーラと声のボディーを兼ね備えていましたから。
グロムイコ様

今回は意識的にフローレス、ジョルダーニ、フィジケッラの順序で聴いてみました。フローレスでは軽過ぎです。ジョルダーニは健闘ですが、フィジケッラを聴くと矢張り「日光の一つ手前の駅の名前」になってしまいます。その違いは、マスケラに響く「ビン、ビン性」の有無ですね。今更言っても詮無き事ながら、コレッリのアルトゥーロは「大いに有り」ですね。ロブストな声質であるのにも拘わらず、しなやかさを併せ持っていて、その上に高音にも強いのですから条件を満たしていると思います。Nobby.
グロムイコさま、こんにちわ。
こちらでは初投稿になるかと思います。よろしくお願い致します。

で、いきなり何ですが、フィジケッラ、キーを半音下げていませんですか?最高音DがDesになっているように聞えます。途中、歌のテンポがやや走り気味でオケとギクシャクしているのは実演でまあ仕方ないことかもしれませんね。熱気のこもったいい歌、何よりこのヒロイックな声は何とも魅力です!!!

フローレスはオリジナルキーで歌っていますが、声質が軽いことに加えてフレージングの輪郭が弱く(それに声量も?)、ビシッとしませんですねぇ。優男すぎる。この声でアルトゥーロはまだ聴きたいとは思いませんですねぇ。

ジョルダーニもオリジナルキーで最高音ハイDもしっかり出していますがその代り相方のフレミングが1回目のハイDを回避ごまかしていますね(笑)。バランスがとれてスタイリッシュでもあり、気に入りました。声自体の個人的好みならフィジケッラですが、このジョルダーニのアルトゥーロなら聴いてみたくなります。
espressoさま

こんにちは。フィジケッラは、テンポ走り気味の傾向強い人で、出を間違えることもしばしば。音程はしっかりしています。彼はハイDでも全く問題ない人ですので、きっとグルベローヴァが調子が悪かったのでしょうね。
フィジケッラのライヴでのハイDを聴きたい方は↓でどうぞ!

http://www.francoisnouvion.net/italian/fisichella.html

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