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かはくSC養成実践講座一期生コミュの女性と科学技術とSC

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久しぶりに新しいトピを立ててみます。

昨夜(9日(木)夜)以下のセミナーの第5回目(最終回)を聞きに行ってきました。できればすべての回に参加したかったのですが、スケジュール的にとても無理でした。しかし、最終回だけでも行ってきた価値はありました。自分の今後の研究課題に関係があるという意味だけではなく、SC的にもなかなか意味のある内容だったと思います。講演者のジュディ・ワイスマンさんは、とくにSCについて触れているわけではありませが、自分としては、女性サイエンスコミュニケータへの期待が暗黙のうちに込められているように感じられました。

そこで、逐次通訳で聞き書きしたこととレジュメをもとにして、その内容を自分なりに簡単にまとめてみました。不正確かつ不十分な部分も多々あると思いますが、その点を差し引いてお読みいただければ嬉しく思います。

http://www.igs.ocha.ac.jp/igs/wajcman/wajcman.html

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ジュディ・ワイスマンによればジェンダーとテクノサイエンスは相互に構築的である。フェミニズム科学論のすでに古典的名著となった『猿と女とサイボーグ』を著したダナ・ハラウェイは、その中で自然/文化、人間/機械、男/女などの境界形成はあいまいであり、文化的、歴史的に揺れ動くものであるとした。ハラウェイの「サイボーグ宣言」とは、そのことをサイボーグという概念を代表させることによって論じたものである。ハラウェイのいうように「問題はもはや、テクノサイエンスを許容するか反対するかではなく、テクノサイエンスに批判的な立場を取りつつ、どのように戦略的に関わるかなのである。」科学技術が社会構築的であるならば、女性がより多くのツールやテクノサイエンスの専門知を、自分たちのものにするニーズが存在する。女性や少女が科学技術の教育を受け、科学技術の職に就くことは奨励されなければならない。ここでフェミニズムとテクノサイエンスとが結びつくことになる。

科学技術と社会との関係のポリティクスを考えたとき、社会におけるテクノサイエンスの結果だけではなく、技術革新や設計、さらには、これらを動かしている利害関係も民主的な検討を要する問題である。STSの問題としても、科学者(専門家)の知と一般市民の知とを結びつける必要がある。この点では、専門家の知を市民へと降ろすことが重要である。しかし、だからといって、テクノフェミニズムを単独で語る意味があるのだろうか。多くのフェミニズムが存在するなかで、テクノフェミニズムが持つ意味とは何なのだろうか。

科学技術に関わるリスク評価は、市民の側からなされるべきである。市民は科学技術の単なる消費者ではなく、科学技術の構築、立案、設計、政策にまで関わるべきである。しかし、現在の資本主義(市場社会)においては、女性は科学技術のユーザーにすぎない立場に置かれている。もちろん、この状況は変わりつつあるが、テクノフェミニズムが存立する理由もそこにある。技術に対しては悲観的な見方とユートピア的な見方が存在するが、双方ともに、新技術には過剰なエージェンシー(変化の担い手)を付与しながらも、フェミニズムのポリティクスには充分なエージェンシーを持たせていない。

さらにワイスマンは、前回までの質問紙による質問の回答のなかで、次のような実例(感想)を述べた。パソコンなどのキーボードの配置は、それが機能的だったからではなく、ある有力企業のいわば政治力による結果であり、けっして技術の成熟の問題ではない。また、わたし(ワイスマン)は東京で地下鉄に乗って移動したが、もし乳母車をおす女性が地下鉄を設計していたならば、いまのような地下鉄にはなっていなかったかもしれない。テクノフェミニズムが正しいとしても、女性は科学技術の政策決定だけに関われば良いのではないかという考え方があるが、やはり、女性はエンジニアとしてデザインから関わるべきである。脱工業化社会においても、技術の高度さはまだまだ男性性と結びつけられているが、状況は変わりつつあり、たとえば宇宙飛行士にも女性が増えつつある。イデオロギーは変わりつつあるのである。続けて、会場との間に以下のような質疑応答があった。某大学の「ロケットガール養成講座」(筆者(てつ)が調べたところでは秋田大学の女子中高生理系進路選択支援事業「ロケットガール養成講座」のこと)のポスターでは、
http://www.mono.akita-u.ac.jp/
ボディコンシャスな衣装の女性のアニメが使われているが、このようなポスターで女子学生を理系に誘うことをどのように思うか?・・・真剣に考えるべき問題点を含んでいるが、まず基本的に理系のカリキュラムの不備を挙げておかなければならない。   科学技術と軍事は密接に結びついていると思われるが、女性も科学技術に参入する以上は、軍事にも関わらざるを得なくなると思うが、フェミニズムからはそれをどのように考えるのか?・・・それは科学技術の方向性や見方の問題である。(時間切れのため質疑応答が不十分に終わったのが残念である)

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以上の内容はSC-MLおよび自分の日記にも書きましたが(SC-MLは現時点では予定)、このコミュと自分の日記では、今後もう少し内容(ワイスマンさんの講演の間にはさまれた高橋さきのさん(翻訳家、フェミニズム科学論の研究家)による興味深いコメントなど)を書き足す予定です。

皆様からのコメントもお待ちしていま〜す\(^o^)/

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