安野光雅コミュの安野光雅先生がお亡くなりに......

安野さんの思い出、少し長くなりますが、語らせてください。

数年前、郷里に帰った時、美術館でたまたま安野さんの作品の展示会をしていました。
本人が講演会をするというので、30分前に並びましたが、考えが甘かった。
既に100人以上が並んでいた。
結局、講演会の会場に入りきらず、その他の人は別の部屋でリモ－トで講演会を見ることになりました。そのリモ－トの部屋にも入れない人が大勢いたぐらいです。
私はリモ－ト組ね。
講演会は独特のものでした。1時間の予定の講演会の時間は20分ぐらいだった。で…
「まあ、あとは質問の時間にしましょう。何でも質問して。」と。
皆さん驚いて、少しの時間シ~ン、としていました。でも数人の人が質問して会は終わった。
ああ、あと３０分早く並んでいたら、私も直に質問できたのに!!と後悔しました。
当時安野先生は90歳。次の講演会は無いかなあ…。ふと、そんなことを考えましたが、、、、。
本当に、「後悔先に立たず。」「チャンスには前髪しかない。」というのは本当ですね。

質問したかったことというのは・・・
出身地の津和野についてのことでした。

私は、独身時代、数年、津和野で仕事をしていたことがありました。
その職場の副所属長というのが、たまたま安野さんの同級生だったのです。
日本的には割と有名だった安野さんでしたが、出身地の津和野の人たちは、安野さんが絵本で賞を取ったこともあまり知らなかったようでした。
津和野の某銀行の二階で安野さんのミニ原画展が行われ、安野さんも久しぶりに津和野にやって来た。
副所属長はそれに合わせて、安野さんの講演会を企画。ところが、300人は入れる場所で、集まったのは何と2０人ぐらい。それで急遽職員も席を埋めるために講演会に参加しました。
講演会では、当時の教員の給料が安く、生活のために内緒で鍋売りをしていたと。しかし、バレるとまずいので、津和野ではなく、隣の徳佐辺りに行って鍋売りをしていたとか、そんな話でした。
講演会の後、私の職場では安野さんを囲んでの懇親会?まあ、お茶会ですが…お話を聞く機会がありました。20人ぐらいで一部屋で絵についての話を聞きました。

本当に偉ぶらない気さくな方で、精力的に仕事をする方でした。
ご冥福をお祈りします。

[10] mixiユーザー 01月17日 17:00

今朝の新聞で知りました。
とても残念です。
ご冥福をお祈りいたします

[11] mixiユーザー 01月21日 10:39

私も小さな頃から、旅の絵本が大好きで。図書館で度々借りてて。大人になってからいろいろ買って集めてました。とても残念です。

ご冥福をお祈りします