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和紙コミュの北京オリンピック開会式

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紙漉きが全世界に紹介された・・・。

さすが中国。







和紙のトピックに馴染まないと思いましたが
よく見ると古代中国が発明した紙漉きでなく、
わが国の伝統的な流し漉きを表現しているようにも見えます。




とは言っても「流し漉き」は、我が国の専売特許でなく、
東アジア一帯でなされている、技法です。
中国イコール「溜め漉き」と思われている方も多いようですが
中国の唐代の文献に「滑水」を混ぜて紙を漉く技法が
紹介されたものがあります。
「滑水」はまさに、トロロアオイやノリウツギの役目をした
状態のものをまぜ、「流し漉き」をして紙を作るさまのことです。



今回の開会式のコメントは中国の古代四大発明と紹介でした。
それは「火薬・紙・印刷術・羅針盤」といわれているもので、
花火に始まるイベントは火薬。冒頭紹介の紙。
映像では木簡を打楽器のように使い印刷術を紹介していた。





磁石を表す羅針盤はどこに・・・・?








古代の紙の原料は麻です。




映像の足踏みして原料処理は麻そのもの。

後漢書の蔡倫の紙原料表現に樹膚・麻頭・襤褸(ボロ)・魚網とある。
樹膚はカジノキと推定されているが、遺跡からの出土品を追いかけると、
隋代(600年代)に楮(こうぞ)やカジノキの類で製造された紙が出土、
それ以前の出土品は麻に限定されているそうです。

古代の麻の紙には萱簀や竹簀の簾の目はなく、
布で漉き、そのまま天日干しの技法を学者は推定しています。


映像では二人一組の大判の紙漉きをし、一人が竹簀を伏せ重ねていました。

その後の紙干しは土壁に張り付けるわけでなく、
なにやら大理石のような壁に張っています。


映像美にこだわる張芸謀(チャン・イーモウ)監督の想いがあるので
しょう・・・・・ん??

http://www.peoplechina.com.cn/zhuanti/2008-08/11/content_140459.htm (張監督の想い?)


竹や萱の跡がつく紙の登場は4世紀の晋代まで待たれます。
ということで、古代の紙漉きでなく、4〜500年経過した技法と推定しました。


クレームをつけるのでなく、雑感として感じていただければと思います。




あれ? 地球儀が羅針盤かな?


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