全日本ジャズ喫茶保存連盟コミュの京都にかって存在していたJazz喫茶

＜Jazz喫茶論；マイク・モラスキー＞を読んでいて、1970年代に存在していた
2軒のJazz喫茶を思い出しましたので、想い出話を以下に・・・・

*TheMannHall
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ところで小生が記憶している中で一番豪華なJazz喫茶のマッチが京都
四条堺町そばのビル地下２階にあった＜TheMannHall＞、ここのマッチは
大型見開きタイプ、又このタイプは普通マッチの軸が厚紙なのだが、な
んと1mm程の薄い板を加工した物、表には店の英語ロゴが、しゃれたレタ
リングで印刷されており清潔感あふれていた。

この店は地下2階なので、遮音特性は素晴らしいのだが、湿度が極めて高
く、JBLのオリンパスを使用しているにも関わらず、生気が感じられない
音だった、更に、京都の＜ウナギの寝床＞がそのまま地下に移動して来
たような構造で音響的にも？？

仏造って魂入れずの典型だったか！？
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*SMスポット
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この店も1970年前半に一気に花開いた京都の他のJazz喫茶同様、開店後
５－６年で閉店したような記憶が。

この喫茶店、出町柳から御所方面に5分ほど歩いた住宅街の中にあり、
近くには同志社女子大の寮の裏口が・・・知らないと間違いなく見落
とすほどの小さくて目立たない存在、小生は店の内部の極端な狭さと、
Audio装置的にあまり魅力を感じなかったことから4年間に2度しか訪
れなかったが、妙に記憶に残る2枚の名盤を知った点では常連であった
京都の他のJazz喫茶と較べても縁のあった店。

店の名前は＜ＳＭスポット＞、足を踏み入れると、その当時は暗い照明
が一般的であったJazz喫茶の中でも群を抜いた暗さ（多分日本一）の
為、一瞬眼つぶし状態に？！音楽が鳴っていなければ、名前の通りSM
プレイを楽しむ店と思ったかも？

その店の暗闇の中でなんとか手探り状態で椅子を確保し、暫くして聴こ
えて来たのがBookerLittleの柔らかさと強靭さがMixしたTpの音、その横
で図太くガッチリしたランニングベースの音が鳴り響いている、どう考
えてもScottLaFaroだ！！その頃はJazzRecord百科、Jazz名盤読本など便
利な本が出版される前の時代、小生はまるで図書館の貴重な蔵書を読む
ような感じで、Jazz喫茶で掛るLPをCheckしていたので、これは何だと早
速メモ帖に書き込むことに・・・

この盤、日本名＜二つの流星＞と名付けられたTimeの超名盤、後はRed
NorvoTrio(Fantasy)、素晴らしいメンバー(TalとMingus)と3名のイラス
トが印象的なJacketが忘れられない、又Talのチョット枯れ、直線的で
うねる様なGuitar音とPhraseがその時Jazz初級者であった小生には非常
に印象的だった御覚えが。

この2枚は当時としても非常な稀小盤、SM-Spotでの出会いからその後
20年以上内外の中古LP屋に足を踏み入れる度にCheckしていたが、結局
2枚とも東京の中古JazzLP屋さんで1990年中ごろに購入出来た！！

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