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気になる mixi ニュース 保存版コミュの「パニック障害」 電車などを恐れて「広場恐怖」に陥ることも

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2018年11月29日

 人気アイドルグループ「Sexy Zone」の松島聡さん(21)が、病気の療養のために一定期間の活動を休止することを28日、所属するジャニーズ事務所が発表した。

「診断結果は突発性パニック障害です」

 松島さんによる直筆のメッセージが添えられた書面には、しっかりとした字でこう記されていた。約1年前から体調を崩していたものの、この1カ月前に症状が悪化。病院で受診したところ、突発性パニック障害と診断されたことを明かした。診断結果に不安は拭えなかったようで、書面でこう吐露している。

「病名もですが、自分のこの状況に正直、大変戸惑いショックを受けております」

 年末のNHK紅白歌合戦にも6年連続で出場を決めていただけに、戸惑いを隠さない。10月末には、同じジャニーズ事務所に所属する人気グループ「King & Prince」の岩橋玄樹さん(21)も「パニック障害」を患っていることを公表したばかりだった。岩橋さん同様、松島さんも今後は治療に専念するという。

「パニック障害」は決して珍しい病気ではない。

 20代を中心に若年層に多く、約10年前には日本人の2〜3%が罹患。近年は増加傾向にあるとみられている。満員電車やショッピング街などの混み合う場所で発症することがあり、前ぶれなく、突然胸が痛くなったり、呼吸困難や激しい動悸を伴う。症状が心臓疾患や過呼吸症候群などに似ているため、誤解されやすい。ここでは、パニック障害の症状について解説する。

*  *  *
 東京都に住む小山里香さん(仮名・22歳)は、2010 年の7月、次のような症状に襲われた。

「通勤のため家を出たところで、心臓がドキドキして呼吸が乱れて苦しくなり、その場に座り込んでしまいました。大学受験のときにも一度同じ症状がありましたが、そのとき受診した医師からはとくに病名は告げられず、精神安定剤を処方され、受験が終わると症状も治まりました。しかし今回は発作が数日間隔で起き、『死んでしまうのではないか』と恐ろしかったです」

 小山さんは発作を恐れて通勤できなくなったため、仕事を辞めざるをえなかった。今度こそはきちんと治したいと考え、8月、インターネットで調べた近所の周愛利田クリニックを訪れた。診察した院長の吉川和男医師は、パニック障害と診断した。

 パニック障害は20〜30代で発症することが多く、日本人の2〜3%がかかるといわれている。決して珍しい精神疾患ではない。

 パニック障害は、1980 年代に米国の精神医学会が作成した『精神障害の診断・統計マニュアル』で診断分類がついて、92年に世界保健機関(WHO)によって独立した病名として登録された。それ以前は不安神経症の一つに分類されていた。

 以来、日本でパニック障害が注目されるようになったが、それまでは、パニック障害は動悸などの症状が心臓疾患などに似ているため、患者は内科を受診することが多かった。内科で心電図などを使用して心臓を調べても異常は見つからないため、適切な治療を受けられない事例があったという。現在では、内科で心臓や血液検査をしても異常がない場合にはパニック障害の疑いがあるという認識が医師たちの間に広まってきているが、的確な診断のためには、専門の精神科医の診断を受けることをすすめる。

 パニック障害は、病気の進行にあわせて、あらわれる症状が次のように段階的に変化するのが特徴だ。

 まず、前触れなく突然、動悸や胸痛、発汗、めまい、吐き気といった「パニック発作」が起きる。高校生のときに小山さんを襲った症状がまさにこの発作だ。この発作は10分以内にピークに達する。恐怖のあまり救急車を呼ぶ人もいるが、30分程度すると自然と治まっていく。

 しかし、慢性化すると、また発作が起きるのではないかと考えるだけで不安を感じる「予期不安」が生じるようになる。このあとに発作が起きるとき「死ぬのではないか」という強い恐怖感をともなうことがある。

 さらに症状が進行すると、発作が起きたらどうしようという不安から、電車やエレベーターなどの閉鎖空間を恐れる「広場恐怖」に陥る。小山さんのように、外出がままならず仕事を失う場合もあり、日常生活での行動が相当な範囲で制限され、うつ病を併発する場合もある。

 吉川医師はパニック障害の発生要因についてこう述べる。

「パニック障害は、以前は心の病だと考えられていました。しかし近年は、脳の大脳辺縁系にある扁桃体に、セロトニンなどの脳内伝達物質がうまく伝わらなくなる脳機能障害が原因の精神疾患として扱われるようになっています。パニック障害の患者が恐怖や不安を感じるのは、感情をコントロールする脳の機能が過剰に働いているためで、動悸などが起きるのは、自律神経が過度に興奮することで、からだが緊張状態になるのが原因です」

 パニック障害の患者は、周囲の人に自分の弱いところを見せたがらない傾向があるため、症状を一人で抱え込んで治療が遅れて重症化してしまうことがある。早期に適切な治療を受けるために、患者の家族や周囲の人は正しい理解と手助けを心がけてほしい。

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