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気になる mixi ニュース 保存版コミュの<臓器あっせん>売買仲介者と患者を逮捕 初立件 愛媛県警

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 愛媛県宇和島市住吉町2の総合病院「宇和島徳洲会病院」(貞島博通院長)で昨年9月行われた生体間腎臓移植手術に絡んで、臓器を売買したとして、同県警生活環境課は1日、レシピエント(移植を受ける患者)の水産会社役員、山下鈴夫容疑者(59)=同市中沢1=と、売買を仲介した同社社長、松下知子容疑者(59)=同=の2人を臓器移植法違反容疑で逮捕した。臓器売買を禁じた同法違反での立件は、97年10月の施行後初めて。松下容疑者は容疑を大筋で認めているという。
(毎日新聞 - 10月01日 17:11)

コメント(77)

<病気腎移植>万波誠医師 前任病院での移植認める
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=113368&media_id=2

 愛媛県宇和島市の宇和島徳洲会病院で病気で摘出された腎臓が移植に使われた問題で、同病院の泌尿器科部長、万波誠医師(66)が7日未明、毎日新聞の取材に対し、「市立宇和島病院に勤務していた90年ごろから病気で摘出した腎臓の移植を始めた」と前任地でも疾患腎移植を行っていたことを明らかにした。回数は「少なくとも5、6件で10件に満たない数。徳洲会に来てからの方が多くなった」と話した。

 動機については「患者さんを透析(の苦しみ)から解放したいという思いからだった」とし、実弟の万波廉介医師(60)らとともに「自らが提案し、若手医師たちと一緒にやった」と長年主導してきたことを認めた。ドナー(臓器提供者)やレシピエント(移植を受けた患者)への説明については「十分納得してもらっていた」とした。

 これまで公にしていなかったことについては「自分は正しいことをしていると思うが、(世間が)理解してくれないと考え、公表しなかった」と話した。また、「捨てられる病気の腎臓を生かすというこの方法は、生体腎、死体腎に続く第3の道になりうる」とする思いを語った。

 疾患腎移植が明らかになったことを受け行われた4日の会見では「04年に徳洲会病院で始めた」と話していた。「世話になった市立宇和島病院に迷惑がかかると思ったから(そう言った)」と釈明した。 (毎日新聞 - 11月07日 11:21)
病気腎移植で長勢法相、「臓器移植法は見直し必要」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=113432&media_id=20

 宇和島徳洲会病院で病気の腎臓が移植された問題で、長勢法相は7日の閣議後会見で、「法的規制という観点からの議論はなかった。見直しが必要」と述べ、生体移植に関する規定がほとんどない現行の臓器移植法の改正を視野に検討する方針を示した。

 同法は脳死移植について厳格な規定を定めている一方、生体移植に関しては臓器売買の禁止をのぞいて明確な規定がない。このため、今回、同病院泌尿器科部長の万波誠医師(66)が病気の腎臓を別の患者に移植した行為も、規制の対象になっていない。

 また、柳沢厚生労働相も閣議後の会見で「異常な事態。まず事実の確認が必要」と述べた。厚生労働省は7日午後、愛媛県に職員を派遣し、県と共に事実関係を調査する(読売新聞 - 11月07日 13:42)
万波医師、鹿児島でも病気腎摘出…治療上は必要なし?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=112898&media_id=20

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師(66)らが病気の腎臓を移植していた問題で、万波医師は数年前、鹿児島徳洲会病院(鹿児島市)の腎動脈瘤(りゅう)の女性患者からも移植用に腎臓を摘出していたことが6日わかった。

 この腎臓が実際に移植されたかは不明だが、手術に立ち会った外科医(43)は「腎臓摘出の必要性はなかったと思う」と述べており、治療上は必要のない摘出が行われた疑いがある。

 この当時、万波医師は市立宇和島病院に勤務しており、4日の会見で万波医師が、病気腎の移植は「(2004年4月に移った)宇和島徳洲会病院で始めた」と話していた内容が虚偽だった可能性もある。(読売新聞 - 11月06日 14:52)
<病気腎移植>手術否定の市立宇和島病院、一転再調査表明
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=113683&media_id=2

 愛媛県宇和島市の宇和島徳洲会病院の疾患腎移植問題で、同病院の泌尿器科部長、万波誠医師(66)が以前勤務し、ここで疾患腎移植を始めたと認めた市立宇和島病院が7日、記者会見した。手術の実施を否定した前日の会見から一転、再調査を表明。ドナー(臓器提供者)との続柄欄が空欄だったり「不明」「知人」「友人」「病院」となっているカルテの存在を明らかにした。

 日本移植学会の倫理指針では、生体臓器移植は原則として親族間に限っており、カルテの続き柄欄に「病院」といった記載があるのは極めて不自然といえる。

 同病院の会見は午後5時から、宇和島市役所で行われた。市川幹郎院長とともに、石橋寛久市長も出席し、今後の対応などを話した。会見によると、レシピエント(移植を受けた患者)とドナーの関係が不明な手術は14件あり、01年1月〜03年6月に手術が行われたという。

 カルテには執刀医の名前がなく、未確認としながら、「この時期、万波医師は手術を担当しており、万波医師の執刀だったとみられる」とした。市川幹郎院長も「疾患腎移植があったとは今でも考えられない。想定外という以前の問題だ。今後の調査は、市長の指導を受けて行う」と話した。

 また、鹿児島市の鹿児島徳洲会病院で00年9月、万波医師が摘出した腎臓を翌日に市立宇和島病院で移植したことについては、指摘された日に腎臓移植手術が行われていることは確認できたとした。

 一方、宇和島徳洲会病院での会見に1人で現れた万波医師は、「(疾患腎移植は)生体腎移植、死体腎移植に続く第3の道として残っていてもいい」などと、自らの主張を書いた文書を配布。「移植を望んでもドナーが見つからない患者をなんとかしたかった」「患者はよくなっているのだから、(他の医者にも)取り組んでもらってもいいんじゃないかと思う」「『なぜ腎臓を元に戻さないんだ』という単純な発想で言ってもらっては困る」などと改めて持論を述べた。また、万波医師は「(患者が摘出を望むなどの)一つ一つのエピソードがあり、理解してもらわないといけない」と話した。一方で「捨てる腎臓だから(健康なドナーから摘出する生体腎移植に比べ)気楽さもあった」とも漏らす場面も。疾患腎について「日常的に“出てくる”ものではない。毎回もうないだろうなと思う」とあくまでまれな例であることを強調した。(毎日新聞 - 11月07日 21:51)
両腎を2人に移植、提供者には別の腎移植…万波医師
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=113704&media_id=20

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の病気腎移植問題で、万波誠医師(66)は7日、ネフローゼを患った男性の両方の腎臓を2004年9月に摘出して2人の患者に移植し、その後、母親の提供で男性に腎移植したことを明らかにした。

 病気腎の移植が前任の市立宇和島病院時代にも約10件あったことも認めた。両腎の摘出は、前例のない実験的な治療で、医療倫理上、新たな議論を呼びそうだ。

 この日、会見した万波医師によると、両腎摘出を受けたのは愛媛県内の50歳代の男性。ネフローゼを約30年前から患い、薬物治療を続けていたが、大量のたんぱくが尿中に出てむくみがひどかった。万波医師は、たんぱくの漏出をなくす手段として、腎臓を左右とも取ることを提案。男性は治療に疲れ果てており、摘出して他人に移植することに同意した。(読売新聞 - 11月07日 22:42)
<病気腎移植>「再利用について」万波誠医師が文書公表
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=113733&media_id=2

 宇和島徳洲会病院の万波誠医師(66)は7日、疾患腎臓を移植に用いる理由や意義についてまとめた文書を公表した。「破棄される腎臓の再利用について」という題で、A4判2ページ。腎臓は治療して体内に残すのが基本としながらも、もう一方の腎臓が健全なら摘出した方がプラスになることがあると主張。「透析患者が解放されるのであれば、生体腎、死体腎移植に続く『第3の道』としてもいいのでは」と訴えている。

 がんの腎臓は「再発のリスクが低いと説明しても、切除してほしいと強く要望されることがまれにある」とし、腎動脈瘤(りゅう)については「困難な手術の場合、腎臓を体外に取り出して瘤を切除し、(体内に戻す)自家腎移植をするが、手術が5〜8時間近くかかり、高齢者や状態の悪い人には相当な負担。摘出なら1〜2時間で容易」としている。

 そのうえで、「医療技術の向上や優れた保存液により長時間(72時間)臓器が保存できるようになり、免疫抑制剤が改善されたことなどにより、今まで破棄されていた腎臓が少数だが再利用されるチャンスが出てきた」と疾患腎移植への環境が整ってきたと説明する。

 日本臓器移植ネットワーク西日本支部長の園田孝夫・大阪大名誉教授は「がんは除外すべきだし、臓器の保存は48時間が限度。ただ目の前の患者を助けたいという彼の姿勢は分かる」と一定の理解を示す。だが、「もし信念に基づきやりたいのなら、臨床的な研究として学会で報告し、批判も受けながら計画を立てるのが医療だ」と話した。【野田武】(毎日新聞 - 11月07日 23:41)
万波医師の前任病院で、倫理委に諮らず非親族間腎移植
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=113976&media_id=20

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)で病気の患者から摘出された腎臓が移植されていた問題で、執刀医の万波(まんなみ)誠医師(66)が2001年から03年にかけて、前任の市立宇和島病院で行った非親族間とみられる移植は14件あり、そのすべてについて、複数の医師が非親族間と知りながら、院内の倫理委員会の規定に反して、諮られていなかったことがわかった。

 14件の中には病気腎移植も含まれているという。同病院は8日、外部のメンバーを入れた調査委員会を設置して調査することを決めた。

 万波医師は「(手術は)複数の医師で討議し、院長にも報告したこともある」と話しており、病院側の対応が問題になりそうだ。(読売新聞 - 11月08日 14:52)
「病気腎移植に反対」臓器移植患者団体が声明
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=114191&media_id=20

 宇和島徳洲会病院の万波誠医師らによる病気腎臓移植問題で、臓器移植患者団体連絡会(大久保通方代表幹事)は8日、ルールが整備されていない現時点での病気腎移植に反対し、厚生労働省に対し早急に調査を行い、今後の対策を示すように求める声明を出した。

 声明では、厚生労働省などに対し、万波医師らが移植に使用した腎臓は摘出する必要があったのか、移植患者は公正に選ばれたのか、などの点について、明らかにするように求めた。

 病気腎移植問題が移植医療の公明、公正、透明性に反する懸念があるため「国民の移植医療に対する信頼が大きく損なわれることを憂慮する」としている。(読売新聞 - 11月08日 20:02)
「腎臓が宇和島に」=目立つ存在−万波部長ら「瀬戸内グループ」・病気腎移植
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=114236&media_id=4

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠泌尿器科部長(66)が病気の腎臓を移植した問題は8日までに、移植医療の世界で「瀬戸内グループ」と呼ばれていた医師のネットワークを浮かび上がらせた。日本移植学会などの表舞台には登場しないが、四国の医師から「なぜか腎臓が宇和島に集まっていく」と不思議がる声も上がるほど、目立つ存在だった。
 万波部長のほかの3人は、岡山県内の病院に勤務する弟の廉介医師(60)、呉共済病院(広島県呉市)の光畑直喜医師(58)、香川労災病院(香川県丸亀市)の西光雄泌尿器科部長(58)。同じ岡山大の出身で、臨床現場で連携を取り、病気腎を万波部長に送る役割を果たしていた。 (時事通信社 - 11月08日 21:10)
呉共済病院の病気腎移植、新たに5件…医師会見で発表
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=114279&media_id=20

 1991年に病気腎移植をしていた呉共済病院(広島県呉市)の泌尿器科部長、光畑直喜医師(58)は8日、記者会見し、97年に2件、2001年に3件の計5件の病気腎移植手術をしていたことを明らかにした。

 同病院での病気腎移植はこれで6件になった。光畑医師はドナー(提供者)と患者から同意を得ていたという。

 光畑医師によると、病気腎の提供を受けたのは、香川労災病院(香川県丸亀市)が2件、宇和島市立宇和島病院(愛媛県宇和島市)と三原赤十字病院(広島県三原市)が各1件で、いずれもがん患者からだった。残りの1件は呉共済病院で動脈瘤(りゅう)の患者から摘出したという。

 このほか、5年以上前、同病院で70歳代の腎臓がんの患者から摘出した腎臓を市立宇和島病院に提供したことも明らかにした。(読売新聞 - 11月08日 22:22)
<疾患腎移植>広島県三原市の病院で摘出…院長は知らず
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=114358&media_id=2

 広島県三原市の三原赤十字病院(上川康明院長)で03年2月、70歳代の尿管がんの男性患者から摘出した腎臓が、愛媛県宇和島市の市立宇和島病院で万波誠医師(66)によって別の患者に移植されていたことが分かった。万波医師の実弟の廉介医師(60)が摘出した。三原赤十字病院の院長には報告がなく、倫理委員会の了承もなかったという。また、97年に同病院から広島県呉市の呉共済病院に疾患腎が運ばれて移植されたことも分かった。この病院では計5件の疾患腎の移植が行われたという。

 03年のケースでは、男性患者は、比較的膀胱(ぼうこう)に近い部分の尿管がん。尿管は腎臓内の腎盂(う)や膀胱と同じ粘膜で出来ており、それぞれに転移・再発しやすく、腎臓と尿管の全部と、尿管がつながっている膀胱の一部を摘出。腎臓に機能は問題なく、移植したという。

 今月6日、疾患腎移植問題の報道を見た三原赤十字病院の看護師が「移植用に腎臓を摘出する手術に立ち会った」と院長に報告。この手術の記録とカルテの存在が分かった。「もし使えるようであれば、腎臓を市立宇和島市立病院に運んで移植に使っていいかという話を患者にし、了承を受けた」という記載があったが、同意書はなかった。

 上川院長は「まったく知らなかった。倫理委員会を開くことが当然だった。手続き上の不備があったと思う。今後、厚生労働省などの調査があれば応じる」と話した。

 主治医(45)は05年3月に同病院を退職し、大阪市内で開業。「以前から万波医師に(摘出する腎臓があれば連絡するように)声をかけられていた。患者と家族には了解を得た」と話している。(毎日新聞 - 11月09日 03:21)
移植患者「病気腎知らされず」、万波医師の会見と矛盾
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=114348&media_id=20

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波(まんなみ)誠医師(66)の執刀で病気だった腎臓の移植を受けた患者2人が8日、読売新聞の取材に応じた。

 ネフローゼを患った両方の腎臓を摘出した後に腎移植を受けた男性は「病気の患者からの提供とは聞かなかった」と話す。

 一方、腎臓がんの患者から提供を受けた男性は「がんとは聞いたが、説明は10分ぐらいだった」と明かした。

 ともに「移植に感謝している」と語ったが、「患者には十分に説明した」と話す万波医師の説明とは、矛盾する証言だ。

 宇和島市内の無職男性(53)がネフローゼの腎臓の摘出を受けたのは2004年9月。「腎臓があるからたんぱく質が漏れる」と万波医師から説明され、「取ってほしい」と希望。摘出腎を移植に使うことも了解した。人工透析を受け、12月に母親の腎臓を移植したが、1か月余りで機能しなくなり透析に戻った。(読売新聞 - 11月09日 03:11)
通常の生体腎扱いで請求=病気腎移植の診療報酬−宇和島徳洲
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=114466&media_id=4

 宇和島徳洲会病院が万波誠泌尿器科部長(66)による病気腎移植11例すべてについて、診療報酬を通常の生体腎臓移植扱いで請求していたことが9日、関係者の話で分かった。
愛媛社会保険事務局は「病気腎移植は、医療行為として請求できる医科点数表に項目がなく、請求が妥当だったかどうか厚生労働省と協議したい」としている。 (時事通信社 - 11月09日 11:10)
広島の病院で新たに1件の病気腎摘出、関係病院10に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=114518&media_id=20

 三原赤十字病院(広島県三原市)で病気腎の1件の摘出が9日判明した。これで、総計は30件前後、関係病院も10に拡大した。

 同病院によると、新たに発覚したのは、03年2月、尿管がんの腎臓の摘出手術。

 腎臓は市立宇和島病院に提供され、三原赤十字病院の摘出は2件になった。

 同意書はなく、倫理委員会にも諮られていなかった。

 同病院の当時の泌尿器科部長で、現在大阪市内で開業する医師(45)は9日朝、腎提供にかかわったことを認め、「尿管を摘出すると、同じ側の腎臓も摘出するしかない。提供の同意は患者から口頭で得てカルテに記載した。倫理委員会には申請しなかったが、院長には話したはずだ」と説明した。(読売新聞 - 11月09日 13:02)
泌尿器学会、調査委設置へ=「病気腎移植、認め難い」と声明−宇和島徳洲会問題
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=114705&media_id=4

 宇和島徳洲会病院の万波誠泌尿器科部長らによる腎臓移植問題で、日本泌尿器科学会(理事長・奥山明彦大阪大教授)は9日、大阪市内で理事会を開き、調査委員会を設置して事実関係の調査に乗り出すことを決めた。また、「病気腎の移植は日本移植学会の倫理指針を大きく逸脱しており、認め難い」とする声明も公表した。 (時事通信社 - 11月09日 19:10)
愛媛の腎移植経験者らが万波医師支援の会結成へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=114825&media_id=20

 病気腎移植問題で、愛媛県内の腎移植経験者ら25人が9日、宇和島徳洲会病院(宇和島市)の万波(まんなみ)誠医師や病気腎移植を擁護するためとして、「移植への理解を求める会」を近く結成することを明らかにした。

 「捨てられる腎臓を移植に使えるよう、厚生労働省などにアピールする」としている。

 万波医師の手術を受けたのは10人。発起人の一人で「えひめ移植者の会」会長、野村正良さん(57)は、2000年に市立宇和島病院で病気腎移植を受けたことを明かし、「万波先生には『成功率は五分五分』などとしっかり説明してもらい、普通の生活ができるようになった。先生は患者のことを考えて手術していることを訴えたい」と話した。(読売新聞 - 11月09日 22:12)
反省・陳謝・処分、病気腎移植の3病院が相次いで会見
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=114840&media_id=20

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)などで病気の患者から摘出された腎臓が移植されていた問題で、移植が発覚した3病院は9日、相次いで記者会見を開いた。

 新たに1件の病気腎移植が判明した三原赤十字病院(広島県三原市)では、03年2月に尿管がんの70歳代の男性に対し、万波(まんなみ)誠医師(66)の弟の廉介医師(60)らが執刀し、市立宇和島病院に提供していた。上川康明院長は「倫理委員会に諮るべきだったが、報告が徹底されていなかった。反省している」と話した。

 4件の移植をしていた香川労災病院(香川県丸亀市)では、西光雄医師(58)が「病気腎移植を特殊と思っていなかった。記憶はあったが、定かでなく、話さなかった。申し訳ない」と陳謝し、「4件以外はない」とした。井上一院長も「西医師から聞き取っただけで、カルテや手術録を調べなかった」と調査が不十分だったと認めた。(読売新聞 - 11月09日 22:52)
提供患者の同意書確認=病気腎移植で病院調査−香川県
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=115396&media_id=4

 万波誠医師(66)ら「瀬戸内グループ」の病気腎移植問題で、香川県は10日、がん患者4人から摘出した腎臓を宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)と呉共済病院(広島県呉市)に提供した香川労災病院(香川県丸亀市)の西光雄泌尿器科部長(58)らに対し、厚生労働省の依頼に基づく聞き取り調査を実施、腎臓の手術と提供に関する患者側の同意書を4例とも確認した。
 県は「今回聞いた限りでは、直ちに法律に違反する事実はない」(医務国保課)としている。 (時事通信社 - 11月10日 22:10)
病気腎移植「まずいと思った」と元同僚医師が証言ー宇和島徳洲会
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=115693&media_id=20

 病気腎移植問題で、宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師(66)が市立宇和島病院に勤務していた際、病気腎移植にスタッフとして参加した県内の30歳代の男性医師が、読売新聞の取材に「病気の腎臓を移植するのはまずいんじゃないかと思った」と証言した。

 この医師は当時、万波医師の移植や医療方針に疑問を感じ、別の病院に移ったが、「万波先生の実績を考えると、誰も物を言える雰囲気ではなかった」と振り返った。
 この医師は、国立大学医学部を卒業後、約10年前に市立宇和島病院で勤務を始めた。万波医師の手術の技量や、1日3人の手術をこなす体力、集中力は突出していた。一方で、手術の内容について、スタッフの医師や看護師にほとんど説明がないこともあったという。(読売新聞 - 11月11日 15:42)
<万波医師>米国から死体腎を空輸して男女に移植 82年
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=115865&media_id=2

 手法や手続きが問題になっている一連の病気腎移植を執刀した万波誠医師(66)が、愛媛県宇和島市の市立宇和島病院に勤務していた82年6月、米国人女性の死体腎を空輸して県内の男女に移植する当時の日本では珍しい手術を実施した。男性は手術直後に死亡、女性も約2カ月後に拒絶反応を起こして腎臓を摘出し、人工透析生活を送った。05年6月に病死した女性の夫(68)が毎日新聞の取材に応じ、「妻は新しい手法の実験台だったのか。自分には詳しい説明はなく、今も手術が正しかったのか分からない」と話した。

 夫の話などによると、女性は慢性腎不全に苦しみ、81年末ごろに同病院で万波医師の診察を受けた。しばらく人工透析を続けたが症状が悪化。移植を勧められたが適合するドナー(臓器提供者)が親せきにおらず、悩んでいる時、万波医師から「外国から腎臓を運ぶ方法ならある。どうしますか」と言われた。

 「そんなことができるのか」。悩んだが、女性は「先生を信用してやってもらうよ」と手術を承諾。腎臓は、万波医師が研修したウィスコンシン大が無償で提供し、女性は82年6月21日、松山市の男性と共に、市立宇和島病院で移植手術を受けた。腎臓は19日に交通事故死した米国人女性のものだった。

 空輸死体腎の移植は、日本では約1年前、仙台社会保険病院などで行われたばかりで、四国では初めてだった。地方都市で行われた万波医師の手術は話題になり、腎臓を輸送した技師らには宇和島市長の感謝状が贈られた。

 しかし、男性は翌日に死亡。女性は7月に無事退院したが、8月ごろから微熱などの拒絶反応が続き、移植した腎臓を同病院で摘出した。この際、万波医師は「これはもう出しましょう」としか説明しなかったという。

 万波医師はその後もたびたび腎移植を勧めたが女性は拒否し、05年に死亡するまで透析治療を続けた。夫には「もう移植は嫌。透析の方がまだまし」と話していた。

 夫は自宅で取材に応じ、「万波先生は技術が高く、新しいことに挑戦したがっている印象を受けた。しかし、(空輸の死体腎移植が)珍しい方法だとか、(移植する)腎臓についての説明はあまりなかった」と明かした。「妻は長く生きられた。万波先生に恨みはない」とする一方、「病気腎移植などの報道を見て驚いた。外国からの空輸も『実験だったのでは』と思ってしまう」と静かに話した。【茶谷亮】(毎日新聞 - 11月12日 03:55)
<病気腎移植>愛知の病院でも手術 91年ごろ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=115052&media_id=2

 愛知県豊明市の藤田保健衛生大学病院で91年ごろ、動脈瘤(りゅう)が確認された腎臓を摘出後、腎炎の患者に移植していたことが10日分かった。宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師らのグループが関わったケース以外で第三者への病気腎移植が確認されたのは初めて。しかし、関係者は「親族ではない第三者への病気腎移植はきわめて例外的だが、ドナー(臓器提供者)や患者の同意もあり、透明性は確保されている」と話している。

 関係者によると、ドナーとなったのは当時、30歳代の男性。腎血管性高血圧症で同大病院に入院中、腎臓に動脈瘤が見つかり、治療のため摘出手術を受けた。しかし、男性は血液型が輸血用血液が少ないRhマイナスだったことなどから不安を覚え、腎臓を元に戻す手術を拒否。執刀医は他人への移植を提案し、男性の同意を得た。

 その後、愛知県の腎バンクに登録したうえで、腎炎の男性に移植した。当時は日本臓器移植ネットワークがなかったため、腎バンクにあっせんを依頼したという。移植患者の術後の容体は良好といい、移植に伴う異常もないという。移植の経緯はその後、学会で発表された。

 当時、愛知腎臓財団理事だった日本移植学会の大島伸一・副理事長は、腎臓の自家移植を拒否する男性に関し、執刀医から「どう対処すればいいのか」と相談を受けた。協議した結果、双方へのインフォームドコンセント(十分な説明に基づく同意)の徹底や腎バンクに登録するなどルールに基づいた移植ならば、問題ないとの結論に達したという。

 大島副理事長は「今回の事例は患者への説明が不十分な宇和島とはまったく性格が違う。病気腎移植を一律にだめと言うのではなく、個々のケースについて、情報を公開した上で議論していくべきだ」と話している。 (毎日新聞 - 11月10日 12:11)
■11施設で倫理委なし=移植学会アンケート調査
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=116471&media_id=4

 日本移植学会は13日、生体腎移植を実施する施設11カ所で倫理委員会が設置されていなかったとの調査結果を発表した。これらの施設に対し、直ちに設置してもらうよう求めるとしている。
 同学会の倫理指針は、親族以外からの生体移植は各施設の倫理委員会で個別に承認を得る、自発的な提供意思を「第三者」が確認する−などとしている。 (時事通信社 - 11月13日 20:10)



■生体腎移植の手続き明確化=移植学会
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=116470&media_id=4

 宇和島徳洲会病院での生体腎移植をめぐる臓器売買事件などを受け、日本移植学会(田中紘一理事長)は13日、臨時の理事会を開き、ドナー(臓器提供者)の意思確認の方法など生体腎移植の具体的な手順をマニュアル化することを決めた。
 また、その後判明した病気腎移植問題について、関与した4施設が自ら設置する調査委員会に、日本泌尿器科学会と連携し委員を派遣することを決めた。田中理事長は「極めて遺憾。調査委を通じて確実な事実を把握し、その上で対応を決めたい」としている。 
病気腎摘出、厚労省と移植学会が調査班設置へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=116478&media_id=20

 病気のために摘出した腎臓を宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師らが別の患者に移植していた問題で、厚生労働省と日本移植学会は13日、病気腎の摘出が妥当だったかどうか調査するため、調査班を今月中に設置することを明らかにした。

 移植医療の個別事例で国が調査班まで作って真相解明に乗り出すのは極めて異例だ。

 調査班は、腎移植と泌尿器科の医師、生命倫理を専門とする有識者、摘出病院関係者ら10人程度で構成。

 調査対象は、これまでに病気腎の摘出が明らかになっている岡山、鹿児島県などの7病院のうち、当面、内部に調査委員会を設ける予定がない病院について、医学的な観点から摘出が適正だったかどうかを調べ、年内にもその可否を判断する方針だ(読売新聞 - 11月13日 20:30)。
万波氏に3年前、手術中止勧告=市立宇和島病院、愛媛大も退任要求
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 宇和島徳洲会病院の万波誠医師(66)による病気腎移植問題で、万波医師が前任地の市立宇和島病院で院長だった柴田大法愛媛大名誉教授(73)から、移植患者から同意書を取らない手術の中止勧告を受けていたことが13日、分かった。
 柴田氏によると、万波医師は移植手術の際、患者から同意文書を全く取らなかった。また、日本泌尿器科学会の公認指導医でもなかったことが判明した。
 このため、柴田氏は同病院院長だった2003年初め、同医師に対し同意書を取らない手術の中止、同学会への入会などを求め、6カ月間改善がみられなければ依願退職するよう勧告した。同じころ、愛媛大医学部も万波医師の退任を要求していたという。 (時事通信社 - 11月13日 21:10)
ドナーの本人確認、腎臓移植施設の2割が未実施
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 全国の腎臓移植施設のうち、腎臓提供者(ドナー)が本人かどうかの確認を実施していない施設が2割にのぼることが、日本移植学会による緊急アンケートでわかった。

 これを受けて、学会は、世帯を別にする親族がドナーの場合は、運転免許証など顔写真付きの公的証明書で確認するなどの3項目を倫理指針に追加し、生体腎移植を行う際の具体的手順も示した。

 アンケートは、宇和島徳洲会病院を舞台にした臓器売買事件が発覚した先月に実施。13日の臨時理事会で報告された。学会員が所属する238施設が対象で、204施設(86%)から回答を得た。

 それによると、ドナーが本人かどうかを確認する手法については、「ドナー候補者の健康保険証」を挙げた回答が最も多く137施設(67%)だったが、41施設(20%)は「特別の確認はしていない」と答えた。(読売新聞 - 11月13日 23:01)
<病気腎移植>「ドナーへの説明不十分」万波廉介医師認める
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 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の病気腎移植問題で、移植用腎臓の摘出を行っていた万波廉介医師(60)が16日、毎日新聞の単独取材に応じた。腎臓摘出時にドナー(臓器提供者)から文書同意を取っていなかった点について「僕のミス。今後は同意書を書いてもらう」と述べ、インフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)が不十分だったことを初めて認めた。また病気腎移植を仲間内だけで実施したことに関しては「医師と患者だけで決めるのはよくない。第三者を入れた仕組みを作っていくべきだ」と話した。

 廉介医師は、ドナーからの同意について、口頭で了承を得たうえで「カルテに『同意をもらった』と書きこんでいた」と明かした。病気腎を使用することについては「定着すれば助かる人が相当いるはず。いい面があるのだから、学会などで話し合ってルールを決めてほしい」とし、医療としての可能性を訴えた。

 今回の問題では、兄の万波誠医師(66)や廉介医師ら数人の医師の間で腎臓がやり取りされ、レシピエント(移植を受ける患者)の決定も医師の裁量だった。これに対し、死体腎移植では「日本臓器移植ネットワーク」が、登録移植希望者の待機日数や医学的適合度などを点数化して選定している。

 廉介医師は患者選定について「公平に越したことはないが、病気腎移植は死体腎と違って全く規定がない。(公平性に関しては)考えもしなかった」と釈明した。

 また、今回の問題が発覚して移植医療への信頼が大きく揺らいだとの批判が出ている点については「移植が密室で行われていて、うさん臭いといった悪いイメージを与えてしまった面はあると思う」と述べた。【野田武、横山三加子】(毎日新聞 - 11月17日 09:00)
生体腎移植、ドナー確認は改善=宇和島徳洲会病院に立ち入り−愛媛県
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 愛媛県は17日、病気腎移植などが問題となった宇和島徳洲会病院に立ち入り検査を実施した。その結果、10月1日の臓器売買事件発覚後に行われた3件の生体腎移植で、ドナー(臓器提供者)である親族の身元確認が報告通り行われていることなど改善点を確認した。(時事通信社 - 11月17日 21:10) 
<病気腎移植>1例目はがん患者提供 万波医師が明らかに
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 病気のため摘出した腎臓の移植を続けてきた宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師(66)は18日、毎日新聞の単独取材に応じ、病気腎移植の1例目は、提供者が腎がんの症例だったことを明らかにした。レシピエント(移植を受けた患者)の提供された腎臓にがんが再発しないというデータや根拠については、「ない」と明言。安全性に関する医学的な根拠や検証がないまま病気腎移植を進めてきたことが判明した。

 万波医師によると、市立宇和島病院に勤務していた90年ごろ、腎がん患者の腎臓を摘出。4センチ以下の小さな腫瘍(しゅよう)部分を切除して他の患者に移植した。患者には腎臓摘出後にそれぞれ口頭で了解を得たという。腎がんのドナー(臓器提供者)を選んだ理由は「たまたま(患者が)出たから」と計画性を否定した。

 万波医師は「万一、移植した腎臓にがんが残っていても、(ドナー)本人に残すより(再発の)リスクは低い気がした」と主張。日本移植学会などの専門家は、レシピエントは免疫抑制剤を使うため免疫機能が低下し、がんになりやすいとして、腫瘍部分を摘出したとしても移植に反対しているが、「がんのような異物に対しては、必ず排除しようとする反応が起きる。万一再発しても免疫抑制剤の投与をやめれば、そのがんはひょっとしたら消失するかもしれない」と独自の理論を展開。「(1例目を含め)再発が疑われ、投与をやめたケースは全くない」と強調した。

 また、移植する患者を選ぶ基準は「ない」と明言し、「(適当な人を)思いついたら、その人にやるだけ。順番も何もない。うまくいかなかったら文句を言うような人とか、いろいろ考えて(選ぶ)」と述べるなど、移植機会の公平性という移植医療の原則を軽視する姿勢もうかがわせた。

 病気腎移植を公表してこなかったことには、「公表すればたたかれると思ったし、反論するのも面倒くさかった」と釈明した。【大場あい、津久井達】

 ◇万波医師との主な一問一答

 宇和島徳洲会病院の万波誠医師(66)は18日、約2時間にわたって毎日新聞の取材に応じた。国が病気腎移植を禁じる指針ができれば「もう二度としない」と従う意思を示しながらも、「患者のためにも続けていきたい。もっと広まればいい」と語った。主な一問一答は以下の通り。【津久井達、大場あい】

 −−病気腎移植はどこで知ったか。

 (80年代に)米国で病的なところを切除して使うのを何回か見た。生体でも死体でも見た記憶がある。

 −−米国で見て、死体腎が増えない中で……。

 そう結びつけるのは面白いかもしれないが、全然そういう考えはなかった。腎臓がんがあった場合、がんが気持ち悪いから取って、という人が何人かいる。なんぼ説得しても。そういう人がたまたま出た。

 −−病気腎移植は腎がんの移植が最初?

 そうそう、そうです。患者さんには「再発するかもしれませんよ」と言った。十分説明した。

 −−国が規制をしなければ、今後も続けていきたいという気持ちはあるのか。

 もちろん。捨てるんじゃからな。やるべきじゃないか。ただ認められるのなら組織的な方法をとらんといけないと思う。

 −−それによって多くの患者が救えると思う?

 必ずしもバラ色の道ではない。腎臓がきちんと機能してくれるかどうか、ひやひやですよ。拒絶反応や感染症が起きないか、1、2年しかもたないのではないか。いつもそういう不安がある。

 −−病気腎移植が理解されるためには何が必要か。

 腎臓を摘出すべきかどうかという適応基準だ。そこの判断が非常に難しい。医師の裁量権をどこまで認めるのか。(摘出すべきでない場合も)医師の説得で患者がその気になる恐れもある。それを書面に残しても意味があるだろうか。

 −−患者が同意書にサインをしたからいいというわけではないと。

 患者さんがだまされるかもしれない。よっぽど慎重にやらんといかんということ。病気腎移植を(生体腎、死体腎移植に次ぐ)第三の道として一般化するにはそれが一番の問題点になると思う。

 −−死体腎も含め移植機会を増やすにはどうしたらいいと思うか。

 私は目の前にいる患者さんを毎日精いっぱい診ているだけ。日本の移植医療をどうするかなんて考えたこともない。
病気腎移植問題、学会が倫理指針見直しへ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=119298&media_id=20

 宇和島徳洲会(愛媛県宇和島市)で病気腎移植が行われていた問題を受け、日本移植学会は19日、学会としての倫理指針を見直す方針を決めた。

 今回、発覚した病気腎移植など、学会として想定していない移植行為についても、臨床研究を巡る国の倫理指針を順守すべきだとする考えを新たに盛り込む。また、生体移植全般についても、臓器提供者の範囲、各施設の倫理委員会のあり方などを改めて今後、議論する。

 この日、東京都内で開かれた同学会倫理委員会で合意した。見直しの時期については、世界保健機関(WHO)や国際移植学会が進めている国際的な倫理指針の改定を踏まえ、今後1年をメドとしたほか、現在、国が進めている生体移植に関する指針策定の動きにも合わせるという。(読売新聞 - 11月19日 21:20)
臓器移植、全医師に「倫理」呼びかけへ…移植学会
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 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)で病気の腎臓が移植された問題で、日本移植学会は19日、移植医療に携わる医師に対し、学会員、非学会員を問わず、倫理指針の順守と手続きの透明性を呼びかける方針を決めた。同日、東京都内で開かれた学会倫理委員会で合意した。

 また、国際移植学会の指針改定作業に合わせ、1年以内に現行指針にはない、臨床研究に関する項目を追加する方針も決めた。具体的には、国の臨床研究指針の順守などを盛り込むという。

 同病院の万波誠医師は、院内の倫理委員会などの審査・承認を経ずに、親族外の腎臓移植を実施。さらに、がんに侵された腎臓を移植に使うなど、危険の度合いが分かっていない医療を仲間内で進めていた。(読売新聞 - 11月20日 11:20)
<異端の医師>移植・生殖医療で独自の道徳観 2氏の共通点
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 病気腎移植を重ねる愛媛県宇和島市の万波誠(まんなみまこと)医師(66)と、「祖母が孫を産む」代理出産を手掛けた長野県下諏訪町の根津八紘(ねつやひろ)医師(64)。地方を舞台に移植医療と生殖医療の最前線で働く“異端の医師”の共通点は。【大場あい、池乗有衣、永山悦子】

 「私は目の前にいる患者さんを毎日、精いっぱい診ているだけですから。日本の移植医療をどうするか、死体腎(ドナー)をどうするかなんて考えたこともない」。万波氏は18日、毎日新聞の取材に対し、こう答えた。

 万波氏は山口大を卒業後、70年から市立宇和島病院に勤務。腎移植を志して渡米後、77年に同病院で初めて腎移植を手がけた。04年に新設された宇和島徳洲会病院に移ったが、過去約30年間に執刀した移植手術は約600件に上るという。

 その間、腎移植に熱心との評判は広まり、万波氏の「カリスマ性」を高めていった。元同僚医師は手術ぶりを「経験に裏打ちされ、正確で無駄がない。病院というより万波先生が信頼のブランドだった」と振り返る。

 根津氏が院長を務める「諏訪マタニティークリニック」。不妊治療で苦労する患者の最後の「頼みの綱」とも言われる。全国から1日200人近い患者が訪れ、手掛ける体外受精は年間1200〜1300例に上る。

 根津氏は信州大を卒業後、医学部助手などを経て76年に開業。不妊治療に取り組み、排卵誘発剤を使った最新の治療法で妊娠した患者の喜ぶ姿に触発された。「何とかしようと続けるうち、いつの間にか不妊症の専門家になっていた」と話す。

 2人は、多くの患者に頼られている点が似ている。万波氏の元同僚医師は「堅苦しいネクタイを締めず、一般の医師と違い、接しやすい人柄。何か困った時は夜中でも病院に来る。臨床医としてあるべき姿」と話す。根津医師も患者の間で「面倒見のいい医師」として知られる。

 地方での人気が高い一方で、学会などからは「倫理より患者」という姿勢が厳しい批判を浴びている点も共通する。

 万波氏や彼を慕う医師らは「捨てられる臓器を生かす第三の移植」として、がんなど病気のため摘出された腎臓の移植手術の意義を力説するが、移植の専門医で作る日本移植学会は疑問視する。移植可能な臓器なら摘出しても人体に戻すべきだし、捨てる臓器なら移植はリスクがあるためだ。

 同学会の大島伸一副理事長は「研究的要素の強い治療は学会で是非を問うべきだが、万波氏の姿は見たことがない」と述べ、同学会に所属せず、症例もほとんど公にしない万波氏の密室性に厳しい視線を注ぐ。

 根津氏は98年に公表した、第三者提供の卵子を使う「非配偶者間体外受精」が日本産科婦人科学会の指針に反するとして除名された(04年に復帰)ほか、同学会の指針や厚生科学審議会生殖補助医療部会の報告書に反して代理出産を続けている。大西雄太郎・長野県医師会長は「一医師の道徳観だけで進める生殖医療は危険だ」と話すが、根津氏は「倫理観は時代によって変わる」と意に介さない。

 「倫理より患者」の論理を食い止める法整備は遅れたままだ。民間シンクタンク・科学技術文明研究所のヌデ島(ぬでしま)次郎主任研究員は「日本では、何か問題が表面化した時、その場限りの対策を考えるにとどまってきた。今こそ公的なルールを築くことにエネルギーをかけるべきだ」と指摘する。(毎日新聞 - 11月20日 13:20)
<病気腎移植>「同意手続きに問題なし」宇和島徳洲会病院
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 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)での病気腎移植問題で、同病院の調査委員会が25日、東京都内で開かれた。病気で腎臓を摘出した患者(ドナー)と、病気腎の移植を受けた患者(レシピエント)からの聞き取り調査結果が報告され、患者への説明や同意を得る手続きに「ほとんど問題はなかった」と了承されたという。

 貞島博通・同病院長によると、同病院の万波誠医師が執刀した11例は患者への説明や同意の取り付けが口頭のみで行われていたため、ドナーとレシピエントの計15人を対象に、同病院から依頼を受けた弁護士が聞き取りを実施した。

 摘出の妥当性を検討する専門委員会については、「委員を増やすべきだ」などの意見が出て、正式な発足は先送りされた。【大場あい】(毎日新聞 - 11月25日 18:20)
<病気腎移植>11件中2人は人「病名」知らされず 病院会見
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 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)で実施された病気腎移植問題で、同病院の貞島博通院長らは26日会見し、万波誠・泌尿器科部長(66)が執刀した11件の病気腎移植のうち、移植を受けた患者2人が病名を知らされていなかったことを明らかにした。2人は病気腎であることは認識しており、治療結果については満足しているという。

 手術の同意書を作成していなかったことから、同病院で摘出・移植手術を受けた患者計14人から今月上旬、手術の必要性や他の治療法などの説明を受けていたか聞き取りした。貞島院長は「口頭ではあったが、説明し同意を得ていたことが確認でき、25日に開いた調査委員会でも了承された」と話した。腎臓の摘出の妥当性などを医学的に検討する専門委員会の年内の発足を目指すという。

 一方、万波医師の移植医療を支援する「移植への理解を求める会」(向田陽二・代表世話人)の設立総会が26日、同市内であり、約120人の移植患者らが参加した。

 万波医師の元上司の近藤俊文・市立宇和島病院名誉院長が、日本では移植のための臓器が不足していることや、米国や欧州では病気腎移植の報告例があることなどを挙げ「移植医療が健全な形で伸びていくことを心から願う」とあいさつ。会見で向田代表世話人は「少しでも命を救えるよう、病気腎が使えるよう努力してほしい」と話した。

 同会は講演会などで病気腎移植への理解を広く求める。27日は、病気腎の利用検討を求める要望書を日本移植学会や厚生労働相らに郵送する。(毎日新聞 - 11月26日 21:30)
宇和島の臓器売買、2被告が起訴事実認め即日結審
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 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)であった腎移植を巡る臓器売買事件で、臓器移植法違反の罪に問われた患者の水産会社役員山下鈴夫(59)と、内妻で同社社長松下知子(60)両被告の初公判が5日、松山地裁宇和島支部(福井健太裁判長)であった。2人はいずれも起訴事実を認めた。

 検察側は「移植に対する公平感など臓器提供という基本的な移植の在り方を阻害した」と、両被告にそれぞれ懲役1年を求刑し、即日結審した。判決は26日に言い渡される。

 2人は同病院の泌尿器科部長・万波誠医師(66)について、「先生に、初めからドナー(臓器提供者)は他人であり、対価のことも話していた」などと、万波医師が事前に臓器売買を知っていたことをうかがわせる証言をした。(読売新聞 - 12月05日 18:41)
<臓器売買公判>松下被告が「万波医師は知っていた」と発言
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 先生の「よっしゃ、よっしゃ」という言葉に甘えてしまった−−。松山地裁宇和島支部(愛媛県宇和島市)で5日に開かれた、臓器売買事件の初公判。山下鈴夫(59)、松下知子(60)両被告は起訴事実を全面的に認め、臓器売買は親族で臓器提供者(ドナー)が見つからなかったため、「命を救いたい一心」で行ったと訴えた。松下被告は法廷で、執刀医の万波誠医師(66)にはドナーが他人で対価提供の話もしていたと発言。同市では事件後、執刀医の万波医師らによる病気腎移植も判明しており、波紋は今後も広がりそうだ。【川上展弘、津久井達、土本匡孝】

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)であった生体腎移植を巡る国内初の臓器売買事件で、臓器移植法(臓器売買等の禁止)違反の罪に問われた移植患者の同市中沢町1、会社役員、山下鈴夫被告(59)と内縁の妻の会社社長、松下知子被告(60)の初公判が5日、松山地裁宇和島支部(福井健太裁判長)であり、両被告はいずれも起訴事実を認めた。検察側は「移植の公平性を損なった」として両被告にそれぞれ懲役1年を求刑、即日結審した。判決は26日に言い渡される予定。松下被告は被告人質問で執刀医の万波誠医師(66)について、「ドナー(臓器提供者)が他人で、対価(を渡すこと)も知っていた」と述べた。万波医師は閉廷後、各社の取材に応じ、「知らなかった。ドナーは(松下被告の)妹と聞いていた」と全面否定した。

 検察側の冒頭陳述などによると、両被告は05年8月、松下被告の知人だった松山市の貸しビル業の女性(59)=同罪で罰金100万円などの略式命令確定=に自動車の謝礼を約束して、腎臓病が悪化した山下被告への臓器提供を承諾させた。同年9月の移植手術後、女性から手術により生活が不自由になったなどと訴えられたことから現金も提供しようと決め、同年11月に30万円、今年4月に国産乗用車(150万円相当)を渡した。

 検察側は論告で「違法性を認識した上で対価提供を持ちかけ、合計180万円相当もの見返りを渡しており悪質。移植を待つ多くの患者の公平感、善意・任意が基本の臓器提供の在り方を阻害した」と指摘した。

 弁護側は最終弁論で、国内では脳死移植が進まず、ドナー不足の現状があると指摘。山下被告の病状が悪化する中、親族に腎臓提供を断られて緊急避難的に女性に依頼したと訴え、執行猶予判決を求めた。

 両被告は病院側に、女性を松下被告の妹と偽って紹介。今年2月、女性が「臓器を提供したのに、約束の金を払ってもらえない」と県警に相談して事件が発覚した。

 また、「瀬戸内グループ」と呼ばれる万波医師と仲間の医師が協力し、病気で摘出された腎臓を移植していたことも事件後に判明。厚生労働省は日本移植学会などと、摘出の妥当性などについて調査を進める方針だ。【藤田健志、後藤直義】

 ◇松下被告「万波先生の『よっしゃ、よっしゃ』聞いて安心」

 関係者によると、山下被告は逮捕後の先月半ばに体調を崩して約10日間、宇和島市内の病院に入院しており、この日は車椅子で出廷した。一方、松下被告はグレーの上着とズボン姿だった。

 松下被告が万波医師について触れたのは、被告人質問の後半だった。弁護士に違法と知りながら臓器売買をした理由を問われ、「万波先生の『よっしゃ、よっしゃ』という言葉を聞いて安心し、甘えにつながった」と述べた。

 さらに、福井裁判長から、「医師に対する甘えとは、どういう意味か」と聞かれると、落ち着いた様子で、「すべて万波先生に話していた。ドナーが他人であることも、対価の話もしていた。『よっしゃ、よっしゃ』という言葉を聞き、ほっとした」と話した。

 一方、山下被告は被告人質問の中で、移植前に万波医師に「腎臓をもらうとどのくらいのお礼をするものなのか」と質問していたことも明らかにした。万波医師はこの時、「私もよく知らんけど、『1本』程度ではないか。ちらちら耳にするね」と答え、同時に「金品を渡せば法に触れますよ」と言ったという。山下被告は「100万円のことかと思った」と述べた。

 山下被告は臓器売買の謝礼について「お礼として、好意に応えようという気持ちが強かった」と話し、「たくさんの人に迷惑をかけた。移植する際に勉強が足りなかった」と語った。

 ◇万波医師は被告発言を全面的に否定

 「知らん。絶対にそんなことあるはずがない。わしは姉妹と聞いたんじゃ」。万波医師はこの日、臓器が謝礼の約束で提供されドナーも親族でなかったことを自分が知っていたとする松下被告発言を全面的に否定した。

 万波医師は宇和島徳洲会病院の駐車場で報道陣に囲まれると、「警察に(参考人として)呼ばれた時もそう話した」「日本では売買は禁止されとるって、みんなに言っている」とくり返した。一方、貞島博通院長は病院内で「腎臓売買の場になったことは反省している。チェックが働いていなかった。社会的責任があったと思う」と述べたが、事件への関与については「病院は知らないし、万波医師からも聞いていない」と否定した。

 同病院は事件の再発防止策として、▽すべての生体腎移植での倫理委員会開催▽戸籍謄本や免許証など公的文書でのドナーの本人確認−−などを決めた。万波医師は両被告の逮捕後、このルールに従い3回、生体腎移植手術を執刀している。

 ■臓器移植法 97年10月16日施行で、移植のための臓器提供をする場合に限り脳死を人の死と定め、脳死者からの臓器提供を可能とした。臓器売買については、第11条で、臓器提供の対価として利益の供与、申し込み、要求、約束を禁じた。違反した場合は、5年以下の懲役または500万円以下の罰金。施行後、脳死移植は49例にとどまっており、臓器提供者の年齢引き下げや家族の同意のみで脳死を認めることで移植を推進しようと今年3月、改正案2案が国会に議員提出された。(毎日新聞 - 12月05日 19:10)
万波廉介医師「今後も病気腎移植」…経緯ネット公開も
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=129430&media_id=20

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波(まんなみ)誠医師(66)による病気腎移植問題で、岡山県などで6件の摘出手術を行った弟の廉介(れんすけ)医師(60)が10日、読売新聞の取材に応じ、「移植に適したドナー(臓器提供者)が現れたら、医師や弁護士らを交え、オープンに議論し、今後も実施したい」と、病気腎移植の必要性をあらためて訴えた。病気腎移植の是非を問うため、摘出した経緯をインターネット上で公開したいとの意向も明らかにした。

 廉介医師は、病気腎移植について、「国のガイドラインが定められた場合は従う」としながらも、「全面禁止になれば、使える腎臓を捨てることになる。移植を待つ患者には非常に不幸だ」と、継続したい考えを示した。(読売新聞 - 12月11日 14:51)
腎臓誤廃棄で再発防止策=調査委、年内に報告書−中京病院
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=132776&media_id=4

 名古屋市南区の社会保険中京病院で、移植のために提供された腎臓が誤って廃棄された問題で、同病院は再発防止策をまとめ、17日に開かれた事故調査委員会(委員長・星長清隆藤田保健衛生大教授)に示した。
 腎臓を保存するクーラーボックスに、摘出医や担当看護師の名前のほか、許可なく開封しないよう明記した書類を添付するなどの内容。清掃職員用の点検票も作成し、捨ててはいけない物品を区別できるようにする。
 同委は病院側の説明を了承、この日の会合で討議を終えた。年内に報告書をまとめる。 (時事通信社 - 12月17日 21:10)

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