ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

透析らいふ ミクシイ支店コミュのちょっと血糖についての勉強 その一

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
糖尿病は、血糖値が高くなってしまう病気ですよね。
脳細胞をはじめ、多くの細胞は、エネルギー源としてブドウ糖を必要としていますので、血糖値が低くなると生きていけません。

糖尿病では、血液中にブドウ糖がたくさんあるので、当然、細胞の中にもブドウ糖がたくさんあると思いがちですが、実は、細胞の中はブドウ糖不足だったりします。血液中のブドウ糖濃度が高くなっているのは、ブドウ糖が細胞の中に入っていけず、血管の中に足止めされているからなんです。
その結果、たくさんご飯を食べて満腹なのに、細胞はひもじい思いをしているのです。

血糖値を下げるホルモンであるインスリンは、膵臓で作られます。膵臓がインスリンを十分に作れなくなると、血糖値が上がって糖尿病になってしまいます。
でも、糖尿病の初期、いわゆる糖尿病予備軍の場合、膵臓はいたって元気で、むしろ、がんばりすぎているくらいなんです。

食事をとると消化管から血管の中へとたくさんのブドウ糖が入り込み、一時的に血糖値が上がります。そうすると、膵臓の細胞が血糖値の上昇を感知して、それに見合っただけのインスリンを血管の中へと放出します。
インスリンは血管の中を流れ、「血液中のブドウ糖を取り込んでほしい」と筋肉や脂肪に命令をします。命令を受けた筋肉や脂肪は、血液中のブドウ糖を取り込んで、エネルギー源として細胞の中に蓄えます。
そうすると、血液中の血糖値は下がります。私たちの体は、食事をとるたびに、血糖値が上がるり、膵臓からインスリンが放出され、筋肉や脂肪がブドウ糖を取り込む。そして血糖値が元に戻る。という反応を繰り返しています。

頻繁に、そして大量に食事をとっていると、膵臓から脂肪へと、たくさんのインスリンが放出されます。そうすると、脂肪はたくさんのエネルギーをため込んでふくれあがり、体は肥満体型になっていきます。

そういう状態が続くと、膵臓と脂肪との間で変化が生じてきます。あまりに頻繁に飛んでくるインスリンに対し、脂肪細胞が受け付けたくないと抵抗し始めたりて、「ブドウ糖を取り込んでほしい」という命令が、筋肉や脂肪に届かなくなってしまうのです。
ブドウ糖は、インスリンの命令なしでは細胞の中に入れませんので、血管の中に足止めされてしまいます。そうすると、膵臓はさらにたくさんのインスリンを放出し、血糖値を下げようとするのです。

糖尿病予備軍の方々の体の中では、このようなことが起こっていて、膵臓は元気なのですが、筋肉や脂肪が膵臓の命令をを聞かなくなってしまっているのです。別の言い方をすると、インスリンは放出されるけれども、インスリンの利きが悪くなってしまっているのです。インスリンの利きが悪くなると、膵臓はいつも以上にインスリンを放出して、なんとか血糖値を下げようとします。
同じだけ血糖値を下げるのにも、よりたくさんのインスリンを放出しなくてはならないのです。この膵臓のがんばりのおかげで、当面は血糖値が高くならずに済むのですが、このような状態は長続きはしません。
やがて、膵臓は疲れ果ててしまい、ついにはインスリンの放出量が減り、血糖値が高くなり、糖尿病になってしまうのです。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

透析らいふ ミクシイ支店 更新情報

透析らいふ ミクシイ支店のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング