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透析らいふ ミクシイ支店コミュの「第55回日本透析医学会学術集会・総会」 レポート

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日本透析医学会学術集会は、3日間でのべ数万人規模の参加者があり、一般演題だけでも1584演題ある医学会最大規模で透析業界でも最大のイベントと言えます。
私の施設からは医師、看護師、臨床工学技士から計4演題の発表を行いました。

透析液の歴史を変えようとしている無酢酸透析液が2007年に発売されましたが、その治療効果に早くから着目していたうちの施設では大阪府内でも先駆けて導入。症例数に関しては全国から見ても大規模であり、先陣としてその使用経験を多方面から発表し続けています。うちから発表した4演題中3演題が無酢酸透析液関連の発表で、その発表後の質疑においてもフロアーからの異議もなく成果への期待の声が多かったことからも、先陣としての役割が果たせているものと感じ誇りがもてました。(←言い過ぎかな 笑 )

長期使用を5年と提唱した先生もおられ、今後も更なる情報発信を続けようと考えています。

今回は、ボタンホール穿刺や、CKD関連、透析患者では必須になっているフットケアを中心に聴いて回りました。

ボタンホール穿刺は患者の苦痛軽減やスタッフの穿刺に対するストレス軽減に成果を得ていますが、うちの施設でも約5年前から導入しておりその症例数は全国規模からみてもトップクラスであることを今回の学会で感触を得ました。ボタンホール穿刺はもはや穿刺困難な患者さんだけのものではなく、人工血管や動脈表在化の血管にも使われています。コスト面や技術面でまだまだ問題はありますが、他の施設も怖がらずにトライして欲しいものです。患者さんにもスタッフにも利点が多いと思います。
私も、長期的な経験を総体的及び細分化した発表を今後進めていきたいと考えています。

フットケアに関しては、佐賀大学医学部形成外科医の上村哲司先生の講演で、救肢に必要なフットケアの基礎知識のテーマで足の解剖学的な観点からのPAD(末梢動脈疾患)の正しい知識や、我々が行うフットケア技術に関して学ぶことが多くありました。
透析は糖尿病性腎症からの導入が多く、PADを合併する患者も少なくありません。ちょっとした足の傷でも瞬く間に炎症が広がり最終的には下肢切断にもなりかねません。PADは、異常の早期発見と治療の見極めが重要であり、日ごろフットケアを行う看護師は医師以上にその役割が大きい。たとえ自分の施設で治療が困難な患者で他院に紹介したとしても、早期に治療の見極めが行えれば、紹介先の病院からの退院も早くなり患者にも自分の施設にとっても利益あるものと考えています。

早速上村先生の書籍を購入しましたので、更に知識を深めたいと考えています。
本のタイトルは「足病変ケアマニュアル」学研 税込 2310円
解剖生理を勉強することがほんと重要だということがこの本を読むとわかります。

コミュニティメンバー(GREE支店)の発表も聴きに行きました。
C型肝炎治療の発表で、インターフェロン&リバピリン&血漿交換療法の治療効果の話。
一夜漬けで勉強して発表を聴いたのでかなり内容が理解できました。勉強はやっぱり必要ですよね。今後のC型肝炎治療の最前線って感じでした。早くもっと広まって欲しいものです。
まだまだ保険上の縛りがある治療ですが、C型肝炎ウィルスを体から除去するのに効果的な治療法だと言えます。(ジェノタイプ1bの適応)
こんな素晴らしい発表をするコミュニティメンバーが仲間ってなだけでかなり心強いです。実際に挨拶もしましたw

私も、学会3日目(最終日)の最後のセッションの最後の演者として発表しましたが、普通学会最終日の最終はほとんどギャラリーがいなくてさみしい雰囲気になるのですが、今回は、コミュニティのメンバーさんが多数聴きに来てくれて心強かったです。ありがとうございました。緊張して足がガクガクしてカミまくりでしたが(笑)


学会参加は、医療・看護技術の維持または向上するために必要不可欠なものであり、可能な限り多くのスタッフが各学会・研究会に参加し続けていければいいものですね。

今回の学会はたくさんのメンバーにお会いできて本当に楽しい学会になりました。今後とも「透析らいふ」をよろしくお願いいたします。あと、私とも仲良くしてやってください(笑)

皆さんも、学会レポート遠慮なく書き込んでくださいねw

コメント(3)

私も是非、足病変の本を
購入し勉強したいと思います。
私の施設で
マゴット療法を行っている患者さんがいますが
その患者さんは
片足をすでに
切断しています。
患者さん自身もぅ少し
理解と協力をバッド(下向き矢印)
っと感じているのですが
医師との関係が上手くいかず
悩みます冷や汗

足病変は
これからの課題ですよねわーい(嬉しい顔)
ナラさん>

コメントありがとうございます。

足の治療は、患者さんと家族、医療者の相乗効果で治療していく面が強いですよね。
私たち自身も足への興味は最初はあまりなかったのではないでしょうか。患者さんも同じですよね。理解してもらうにも、正確な情報をわかりやすく提供していくのは医療者側のつとめですよね。
だから勉強しなくてはねw

お互いがんばっていきましょう!!
マゴットしてるのですね!!すごい!!
私は3日間参加しました芽
主に 病棟と透析センター間の看護師の連携について聞きました でもなかなかどこの施設でも難しい問題なんだと感じます。
私は病棟も透析センターも両方経験してるのでお互いの問題点がわかりますわーい(嬉しい顔)
頑張って取り組んでいきま〜す指でOK

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