ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

今の時代を考えるコミュのヨーロッパのスーパー路面電車(2003.02.16)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2003.02.16 野口の日曜メール?4 「スーパー路面電車」?

 こんにちは、例によって失礼を顧みず届ける日曜メールです。今日は、1月末のNHKのBSで朝の8時前後の放送された、ヨーロッパのスーパー路面電車を見て感じたことを書いてみました。


・熊本市の排気ガス汚染は、拡大している

 私の自宅は、熊本市南部近郊の宇土市西地区に位置しています。毎朝、車で事務所まで通勤をしてるのですが、冬の晴れた朝宇土市から緑川を越える時に見える熊本市上空(たかさ=70〜80mくらい)がどんより排気ガスで淀んでいるのが見えます。今からあの街に行くのかと思いながら運転をしています。その車の後ろを見ると宇土半島の澄んだ空が見えるのがバックミラーの写るのが対照的です。


・LRT=ライト・レール・トラジット

 そんな気分の朝をすがすがしくしてくれたのがヨーロッパのスーパー路面電車(LRT=ライト・レール・トラジット)の放送でした。5日間で見れたのは、フランスのストラスブール市、ドイツのフライブルグ市、スイスのチューリッヒ市の市電でした。中心市街地は、電車と歩行者+自転車の風景で空気がきれいで、人々が溢れて道を自由に行き交っていました。車の排気ガスが無い分、歩道にコーヒーショップやレストランのテーブルが並び、休日気分で昼食を取ったり、会話が弾んでいます。何処も多くの問題の中から市民の声で変わったと言います。


・フライブルグ市の転換は、森林の酸性雨がきっかけ

 例えば、フライブルグ市の市電への転換は、60年代から森林の酸性雨による影響が顕著になり、70年代には多くの木々が枯れるのを見て、市民の声から現在のスパー路面電車の再評価につながり、都市政策が実現したそうです。最近の電車は、超低床電車は当たり前で、更に車体を軽量することで騒音やエネルギーの低減も実現し、快適な通勤環境と街の環境を実現しています。一番長い電車は、ゆうに30Mを越えた車両もあります。


・スーパー定期券

 また、政策の一つに、市と周辺郡全域で使える定期券を家族に1枚有れば、休日は大人2人子供2人まで乗れるのが益々車離れを進めているように思います。自転車、ベビーカーはそのまま乗れて、家から目的地まで途中電車に乗り、自転車でサイクリングの可能です。


・スイスのは、交通渋滞と交通事故、排気ガス対策から

 またスイスは、60年代のからの交通渋滞と交通事故、多量の排気ガスの影響が電車への移行を世界でも早く実現したと言います。市域全部に渡り14路線が有り、更に新線や延伸も現在検討されていると言います。日本の都市政策は、環境面からもユニバーサルの面からも大きく遅れているように見えます。
 先週の小泉首相の所信表面演説でも交通事故を半減の目指していると有りますが、公共交通を使えばもっと減らすことと、都市環境向上、排気ガス対策、中心市街地の活性化にもつながります。
 市街地には、客が3割を以上増えたと話している店主たちが印象的です。日本やアメリカのショッピングモールは、その施設の中だけですが、トランジットモール(車進入禁止の市街地)は、既存の建物が有り歴史や地域の文化が理解できて、また個人が広範囲に自由にショッピングができ、車に頼らない生活が実現してます。


コメント(2)

路面電車ですか・・

日本の路面電車は、車社会に追いやられて、どこかに行ってしまった感がありますね。「スーパー定期」の案は良いですね。あったら使ってみたいサービスのひとつではないかしら?

交通政策を考える技術者の端くれとしては、
電車は「作っても使ってくれない悲しいサービス」かつ
需要に応じてルートなどを気軽に変えられない
(インフラを整備してしまうと)
という不都合があるので、低排気ガスのバスのほうが、
中規模都市には向いているかも?と思ってしまいます。

東京や大阪のように、とてつもない需要があれば、
別なのでしょうが、本来の鉄道(地下鉄)事業単体で
利益があげられるのは、世界広しといえども、
東京メトロだけらしいと、つい先日聞きました。

と、環境の改善に対する取り組みを決して諦めているわけでは
ありませんよーー☆

しかし、果たして人は今享受している利便性を
どこまで放棄できるのでしょうか?
車は、ドア-to-ドア、をなんとも手軽にかなえてくれて
しまうのです。

イギリスやフランスのように都市内への流入を完全に
規制してしまう(車立ち入り禁止or限られた車両のみ可)
位に、車の利便性を奪わないことには、なかなか
公共交通に転換してくれないのです。困ったことに・・・

苦心のほどが垣間見えます。
(国交省:広域的な公共交通機関への利用転換実証実験)
H15年度
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kouiki/H15nintei_.html
H16年度
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kouiki/H16nintei_.html

熊本というと、九州全体の高速バスのネットワーク事例か
阿蘇のツアーリズムへの適用事例があるのみですかね。
長崎のノーマイカーデー+バスの利用促進というところが
一番導入しやすい手法かもしれません。都市部においては。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

今の時代を考える 更新情報

今の時代を考えるのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング