'TWIST AND SHOUT’ Medley-Russell Lead Vocalist: John
Georgeのミドル16のリフとリフレインが無くエンディングへ繋がる通称shorter versionと呼ばれるバージョンです。エンディングはJohnがA7を倍テンポのダウン・ストロークで弾いていますが、アタックが決まるのとテンポが取り易いのはバンド少年達はご存知の事実。 SHEAでは披露していませんが'TWIST AND SHOUT’のエンディングでJohnがG9の三連符で決めるのが伺えるライブもありますね。
このコンサートでJohnが’Can you hear me?’とオーディアンスに向かって言っているが、ステージから自分たちのボーカルが聞き辛い事を証明していますね。
Musical Instrumets
Ludwig 22" Black Pearl Kit
RingoのドラムスはLudwig社の22インチのBlack Pearl Kitと呼ばれるセットで、1964 – 1968にライブ、スタジオ・レコーディング共に使用された。Ringoは2セット所有している。後年RogersのSWIV-O-MATICドラム・マウントが取り付けられた。
Rickenbacker '64 Model 325
SHEA Stadiumでのライブと映画‘A Hard Day’s Night’は正にRickenbacker 325/64の見せ場です。正式にはRickenbacker ’64 Model 325。このギターはアメリカに初訪問中のThe Beatles John LennonへのRickenbacker社からのプレゼント。マイアミ、ドーヴィル・ホテルでのエド・サリバン・ショーで初披露となるわけです。アルダー材で出来ているRickenbacker ’58 Model 325(ゴールド・ピック・ガード)に比較し重い。ピック・ガードはルーサイト(アクリル樹脂)のホワイトで2枚構造。バランス・ボリュームが追加になり、コフマンのトレモロ・アームからRickenbacker社製のものとなった。トーン・コントロールの操作はRickenbacker ’58 Model 325と全く逆。Johnは到着したばかりの’64 Modelに慣れない為か2月16日のリハーサル、本番いずれも2度ともAll My Lovingの1st. Verseが終わったところでバランス・ボリュームでバランスをハイに持っていく。
*(ピック・ガード)は英語ではscratch boardと言います。
Johnの入手したRickenbacker ’58 Model 325は1958年製だが、実際にはRickenbacker ’59 Model 325で、1958年製作された2ボリュームの325に更に2ボリュームが追加され1959年に販売された。急遽2ボリュームを加えデザインを変更した為にトグル・スイッチの位置がボディーの端に寄っている。