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良寛コミュの良寛さんにかかわる新しい本の紹介

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笠間書院から日本歌人セレクションの一冊として
『良寛』が7月にでるという情報が入りました。
http://kasamashoin.jp/shoten/kajinsen.pdf
に紹介文が入っています。
良寛さんの自選の歌集「ふるさと」を解説したもので、
詩や俳句は入っていないそうです。

まだ読んでいないので内容は分かりません。

コメント(29)

笠間書院の紹介がネット上にでていました。

紹介
うたの森に、ようこそ。
日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の第5回配本、良寛です。
あわ雪の中に立ちたる三千大世界(ルビ・みちあふち)又其の中にあわ雪ぞ降る
北越の沙門良寛を包む冷たくしかし暖かい雪は、柔らかくしかし確実に、存在世界とその中に立つ自分との相互溶解的連関を象徴していたのである。----五十嵐一
良寛(りょうかん)
新潟県出雲崎(いずもざき)出身、名主の跡継だったが家を出て、二十代から岡山玉島の曹洞宗円通寺で修行、国仙和尚から印可を受け、諸国を行脚。帰郷後の四十歳以降、弥彦(やひこ)山に近い国上山(くがみやま)中腹の五合庵に居を借りて暮した。漢詩を作り、『万葉集』や『古今集』、また西行に憧れ、平易で自由な表現でその境地をうたい、一部を晩年の家集『ふるさと』にまとめている。「霞たつながき春日を子供らと手まりつきつつこの日暮らしつ」など、子どもたちと遊んだ歌が知られている。
目次
01 ふるさとへ行く人あらばことづてむけふ近江路を我越えにきと
02 山おろしよいたくな吹きそ白妙の衣かたしき旅寝せし夜は
03 思ひきや道の芝草うち敷きて今宵も同じ仮寝せむとは
04 津の国の高野の奥の古寺に杉のしづくを聞きあかしつつ
05 あしひきの黒坂山の木の間より洩りくる月の影のさやけさ
06 岩室の田中の松をけふ見れば時雨の雨に濡れつつ立てり
07 来てみればわが古里は荒れにけり庭も籬も落ち葉のみして
08 いにしへを思へば夢かうつつかも夜は時雨の雨を聞きつつ
09 あしひきの山べに住めばすべをなみ樒つみつつこの日暮らしつ
10 国上の 大殿の前の 一つ松 幾世経ぬらむ ちはやぶる
  神さび立てり 朝には い行きもとほり 夕べには そこに出で立ち
  立ち居て 見れども飽かぬ 一つ松はや
11 山かげの荒磯の波のたち返り見れども飽かぬ一つ松の木
12 あしひきの 国上の山に いへ居して い行き帰らひ
  山見れば 山も見が欲し 里見れば 里も豊けし
  春べには 花咲きををり 秋されば もみぢを手折り
  ひさかたの 月にかざして あらたまの 年に十年は 過ぎにけらしも
13 賤が家の垣根に春の立ちしより若菜摘まむとしめぬ日はなし
14 若菜摘む賤が門田の田の崩岸にちきり鳴くなり春にはなりぬ
15 この園の柳のもとに円居して遊ぶ春日は楽しきをづめ
16 梅の花折りてかざして石の上古りにしことを偲びつるかも
17 霞立つ永き春日に子どもらと手まりつきつつこの日暮らしつ
18 この里に手まりつきつつ子どもらと遊ぶ春日は暮れずともよし
19 この宮のもりの木下に子どもらと遊ぶ春日になりにけらしも
20 ひさかたの天ぎる雪と見るまでに降るは桜の花にぞありける
21 青山の木ぬれたちくきほととぎす鳴く声聞けば春は過ぎけり
22 ほととぎす汝が鳴く声をなつかしみこの日暮らしつその山のべに
23 世の中を憂しと思へばかほととぎす木の間がくれに鳴き渡るなり
24 わくらばに人も通はぬ山里はこずゑに蝉の声ばかりして
25 月夜よみ門田の田居に出でてみれば遠山もとに霧立ちわたる
26 わが待ちし秋は来ぬらしこの夕べ草むらごとに虫の声する
27 久方の棚機つ女は今もかも天の河原に出で立たすらし
28 渡し守はや舟出せよぬばたまの夜霧は立ちぬ川の瀬ごとに
29 ひさかたの天の河原の渡し守川波高し心して越せ
30 ぬばたまの夜は更けぬらし虫の音もわが衣手もうたて露けき
31 今よりは継ぎて夜寒むになりぬらし綴れ刺せてふ虫の声する
32 石の上古川の辺の萩の花今宵の雨に移ろひぬらむ
33 さびしさに草の庵を出でてみれば稲葉押しなみ秋風ぞ吹く
34 わが宿を訪ねて来ませ足引きの山のもみぢを手折りがてらに
35 秋山をわが越えくればたまぼこの道も照るまでにもみぢしにけり
36 このごろの寝ざめに聞けば高砂の尾上に響く小牡鹿の声
37 山里はうら寂しくぞなりにける木々の梢の散り行く見れば
38 もみぢ葉は散りはするとも谷川に影だに残せ秋の形見に
39 夜を寒み門田の畔にゐる鴨の寝ねがてにするころにぞありける
40 わが宿は越の白山冬ごもり行き来の人の跡かたもなし
41 いづくより夜の夢路をたどり来しみ山はいまだ雪の深きに
42 その上は酒に浮けつる梅の花土に落ちけりいたづらにして
43 何ごとも移りのみゆく世の中に花は昔の春に変はらず
44 思ほへずまたこの庵に来にけらしありし昔の心ならひに
45 この里に 行き来の人は さはにあれども さす竹の
  君しまさねば 寂しかりけり
46 あづさ弓 春野に出でて 若菜摘めども さす竹の
  君しまさねば 楽しくもなし
47 山かげの 槙の板屋に 雨も降り来ね さす竹の 君がしばしと
  立ちどまるべく
48 山吹の花の盛りは過ぎにけりふるさと人を待つとせしまに
49 かくあらむとかねて知りせばたまぼこの道行き人に言づてましを
50 たが里に旅寝しつらむぬばたまの夜半の嵐のうたて寒きに
歌人略伝
略年譜
解説「新しい良寛像」(佐々木隆)
読書案内
【付録エッセイ】存在のイマージュについて(抄)(五十嵐一)
新井満さんの

自由訳

良寛さんの愛語 1470円

秋萩の花咲く頃CD 1050円

良寛と貞心尼の恋歌 1470円(新刊)

考古堂

という広告が新聞に出ていました。

良寛こころのうた―良寛詩歌三百六十五日 [単行本]
全国良寛会 (著)

毎日、ちょっとした言葉を読んで行くと言うのはありそうでなかった

新しい試みのように思われます。

アマゾンで中をちょっと読めます。
中野老師は禅宗のお坊さんでなかなかのインテリです。

アマゾンの紹介を貼り付けさせていただきます。

良寛―日本人のこころの言葉

中野東禅 (著) 創元社

価格: ¥ 1,260
内容紹介
良寛を評して「最も日本人らしい日本人」という言葉があるが、良寛ほど
多くの日本人を魅了してきた人物はいない。詩歌と書に優れ、暮らしぶり
は清貧そのもの。子どもたちと手まりに興じ、平凡な日常を送る村人たち
とも無心につきあいながら、なお孤高の精神世界に遊ぶことができたこの
禅僧は、何を思い、何を望んで一生を過ごしたのか。乞食と漂泊に培われ
た人間性からほとばしり出た言葉は、欲にまみれた現代に猛省をうながす。

<目次>
I 修行を生きる
II 清貧の風景
III 風流と枯淡
IV 老いの作法
生涯編

内容(「BOOK」データベースより)
自戒の人。涙の人。そして風流に生きた優しい人。多くの日本人を魅了してやまない清貧の僧が発した言葉が、欲にまみれた現代に猛省をうながす。
竹村先生の御本もありました。全く気がついていませんでした。


青春新書INTELLIGENCE
いま、生きる良寛の言葉

竹村 牧男【監修】
青春出版社 (2011/06/15 出版)

215p / 18cm
ISBN: 9784413043205
NDC分類: 188.82
価格: ¥976 (税込)


詳細
人生に不安を抱いたり、自分を見失いそうなとき、「生きるヒント」がここにあります。
良寛禅師からの“言葉の処方箋”。


1 あるがままを受け入れる
2 欲を捨て清貧に生きる
3 日々精進に勉める
4 言葉は慎むべし
5 人とどう向き合うか
6 真理を追い求める
7 死と向き合う時

著者紹介
竹村牧男[タケムラマキオ]
博士(文学)、仏教学者、東洋大学学長。東京都生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業、同大学院印度哲学専修博士課程中退。文化庁宗務課専門職員、三重大学助教授、筑波大学教授を経て、東洋大学文学部教授。2009年9月より現職。専攻は大乗仏教思想、日本仏教思想、宗教哲学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

笠間書院から出版された『良寛』の103頁

本文2行目に「子どもたちと狂じた」とありました。

これは「興じた」の誤植のようです。

監修した和歌文学学会か、

笠間の編集かのどちらかの責任でしょう。

公開講座で配られた資料には

そのような言葉はありませんでした。

少し前の本ですが、第五回新潟出版文化賞優秀賞の

「乞食の歌 」櫻井 浩治

というものがありました。

精神科医の立場から書かれた良寛論のようです。

アマゾンでも好評です。
ばうちゃんさん

竹村先生には良寛さんの慕った道元の正法眼蔵の講義もあり、

良寛さんの『法華讃』についての本も書かれ

素晴らしい人だと思います。

私もお話を伺いたかった。

五合庵は真言宗のお寺の隠居所であり

良寛さんの慕った西行も真言宗の僧だったので、

真言宗の開祖である空海さんについても、

良寛さんとの関係で知りたいと思います。

須佐晋長の『良寛詩註解』国書刊行会は竹村先生の

ご尽力でできた本ですが、須佐晋長は真言宗の僧侶だと

紹介されています。初め、真言宗の僧侶が曹洞宗の良寛の

詩の解説をするので変な気がしたのですが、

素晴らしいので驚きました。

良寛と修道女 響きあう日米の魂の詩(うた) 

定価:\1,365(本体 \1,300)

著者 メアリー・ルー・コウナキ
出版社 考古堂書店
判型 A5
頁数 139
出版年月 2011/6
ISBN 9784874997659
概要 良寛の詩歌、そこに示された人生観や宗教観に深く感銘を受けた詩人にして修道女・メアリー・ルー・コウナキ。
この本は現代のアメリカで、スラムの人々と共に生きる著者が、良寛を師と仰ぎつつ自らの在り方を問い続ける魂の詩集である。
良寛と貞心尼の恋歌  

定価:\1,470(本体 \1,400)





著者 著:新井満
出版社 考古堂書店
判型 B6
頁数 182
出版年月 2011/8
ISBN 9784874997710

概要 良寛70才と貞心尼30才。年令を越えた相聞歌集『はちすの露』から、全54首を新井満が大胆に自由訳。歌詞構成・作曲・楽譜とも。

目次 第一章 ねがい
第二章 邂逅
第三章 まよい
第四章 春のおとずれ
第五章 秋萩の花咲く頃
第六章 はちすの花
第七章 からすとからす
第八章 会いたい
第九章 臨終
『はちすの露』良寛 貞心尼 唱和の歌〈漢字まじり読下し分〉
良寛と貞心尼の恋歌「秋萩の花の咲く頃」歌詞
良寛と貞心尼の恋歌「秋萩の花の咲く頃」楽譜
良寛・貞心尼 略年譜
良寛の略歴、貞心尼と『はちすの露』

解良栄重筆 良寛禅師奇話  

定価:\1,470(本体 \1,400)


著者 著:加藤僖一
出版社 考古堂書店
判型 B5
頁数 85
出版年月 2011/7
ISBN 9784874997697

概要 本書は、良寛を愛護したことで知られている解良家の第十三代栄重の筆録である。
良寛が亡くなられた天保二年には、栄重は二十二歳であったが、良寛と直接接した人の記録だけに最も信がおかれ、良寛研究の貴重な根本資料となっている。
たまたま解良家を訪れた良寛が、ひびが入って捨てられていた鍋蓋を拾って即興に「心月輪」と書き付けた。その書の輪郭を彫り、糊粉を入れたものが解良家の家宝として伝えられている。  
「心月輪」は、「心ガチリンのごとし」とか、「心月は輪なり」と読む人もいるが、素直に「シンゲツリン」と音読して良寛書の美しさを味わって欲しい。

目次 良寛禅師奇話 

写真版
読み下し文
口語訳

良寛禅師奇話解説
一.解良家
二.解良栄重と「良寛禅師奇話」
三.「良寛禅師奇話」から見た良寛の人間性

この本の存在に、気が付きませんでした。

立松和平が読む良寛さんの和歌・俳句

立松 和平【著】
二玄社 (2010/04/20 出版)

141p / 19cm / B6判
ISBN: 9784544200218
NDC分類: 911.152

価格: ¥1,470 (税込)


詳細
仏教、道元、そして良寛。
深遠な世界を丁寧に読み込む。

第1章 春(梅の花散るかとばかり見るまでに降るはたまらぬ春の淡雪
;春の野に若菜摘みつつ雉子の声きけばむかしの思ほゆらくに ほか)
第2章 庵(柴やこらん清水や汲まん菜やつまん時雨の雨の降らぬまぎれに
;軒も庭も降り埋めける雪のうちにいや珍しき人の音づれ ほか)
第3章 月と露(ゆきかへり見れどもあかずわが庵の薄がうへにおける白露
;秋の野の草ばの露を玉と見てとらんとすればかつ消えにけり ほか)
第4章 ふる里(紀の國の高ぬのおくの古寺に杉のしづくを聞きあかしつつ
;来て見れば我がふる里は荒れにけり庭もまがきも落葉のみして ほか)
第5章 俳句(酔臥の宿はここか蓮の花
;梅が香の朝日に匂へ夕桜 ほか)

著者紹介
立松和平[タテマツワヘイ]
本名横松和夫。作家。1947年栃木県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。在学中に『自転車』で早稲田文学新人賞。卒業後、種々の職業を経験、1979年から文筆活動に専念する。1980年『遠雷』で野間文芸新人賞、1993年『卵洗い』で坪田譲治文学賞、1997年『毒‐風聞・田中正造』で毎日出版文化賞。2002年歌舞伎座上演「道元の月」の台本を手がけ、第31回大谷竹次郎賞受賞。2007年『道元禅師』で第35回泉鏡花文学賞受賞、第5回親鸞賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

立松和平が読む良寛さんの和歌・俳句
http://www.nigensha.co.jp/shodo/bk_info.html?2018&INF=2115
新しい本ではありませんが『浄土仏教の思想』第十三巻1992年なのですが

大峯顕氏が「良寛―その詩と宗教―」という項目を書かれていました。

序 回想の出雲崎

一 良寛における愚
二 良寛における羞恥感
三 良寛と詩
四 詩人良寛と沙門良寛
五 かすかにわれはすみわたるかも
六 物たちとの対話
七 『太陽の歌』と『月の兎』
八 称名念仏の歌


まだ、読んではいないのですが、禅宗と真言宗の方以外に書かれた著者を知らなかったので、このようなものがあると言うこと自体驚きでした。
こんな本を見つけました。2005年の少少硬い本です。参考文献の列挙は無く、本文に参考書は組み込んでありました。キリスト教との比較がありましたが、あまり有機的に結びついていないように思われました。それからあまり禅とのかかわりを感じませんでした。



良寛への道
−ことばに生きる−
岡田勝明著


良寛の「ことば」の中から良寛の「意識」を感じ取り、
現代に生きる我々の自己への道を探ることを説く。
良寛の生涯も判り易く解説し、「初めての良寛本」としても最適の書。

B6版・上製本・カバー掛け・272頁・定価3,045円(税込)
ISBN978-4-86094-005-8


目 次
序 道あれど通ぜず

第一章 首をめぐ回らせば七十有余年
  生の証し/生命の矛盾的構造/生は一場の夢/形なきものの形
  山見現前/鳥三昧時/蹤跡を没す/漱石と良寛

第二章 誕生と出家
  良寛の母/橘屋の苦悩/以南の憂鬱/本源自性天真仏
  他国に走る/箇中の意/烟霞の期/子陽塾と光照寺

第三章 五合庵と乙子神社脇草庵とその後
  暁の目覚め/雲上山国上寺/帰郷/詩作すること
  乙子神社と弥彦神社/木村家移住/貞心尼の訪問
  ありあけのつき/風にまかせて

第四章 道うたた寛し
  一衣一鉢/孤身万里に遊ぶ/愚の如く/是非ふたつながら取らず
  懶と頑愚

第五章 ことばといのち
  意識という病/箇へ向かう意識/二重の寂寞/一茶と良寛
  非詩としての詩/ことばと世界/ことばにおいていのちを生きる
  「聴くこと」と近代人

終わりに 春を歩む孤独


*著者紹介/岡田 勝明
  1951年 兵庫県に生まれる
  1980年 関西学院大学大学院文学研究科単位取得満期退学
  1982年 ドイツ・ヴッパータール大学留学(〜84年)
  1996年 第2回日本フィヒテ協会奨励研究賞受賞
  現 在  姫路獨協大学教授、博士(哲学)
[主な著書]
  『フィヒテ討究』(創文社)
  『開かれた孤独へ─思想の源流に求める人間の所在─』 (世界思想社)
  『フィヒテと西田哲学─自己形成の原理を求めて─』(世界思想社)
  『京都哲学書 現代史への試み』(編、燈影舎)


補足、少し読んだのですが、初めての人には硬すぎるかもしれません。値段と敷居が高いように思われました。
良寛―すべてことばはをしみをしみいふべし

市川 隆一郎【著】
相模書房 (2012/03/30 出版)

214p / 19cm / B6判
ISBN: 9784782412039
NDC分類: 188.82


価格: ¥1,680 (税込)


詳細
良寛の人間像
出家の動機
痴の如く愚の如き性格
人間愛に生きた良寛
生活即歌、歌即生活
愛語・言葉の布施行
孤高の人・良寛
農村の保育士・良寛
反骨の人良寛
迷悟する良寛
貞心尼に恋して
感化を受けた人々
終わりに

著者紹介
市川隆一郎[イチカワリュウイチロウ]
1933年東京生まれ。臨床心理学専攻。神奈川県相模原児童相談所長、神奈川県立国府実修学校長を経て、聖徳大学人文学部社会福祉学科教授。現在、関東歯科衛生士専門学校・聖徳大学兼任講師。専門は、臨床心理学、社会心理学、社会福祉援助技術など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

『漱石と良寛』  安田 未知夫 著

という本の存在を今日、知りました。

アマゾンのレビューに奥様が

この著者は何を隠そう私の夫です。

と微笑ましい言葉が書いてあったので、

何か良寛にかかわる人の、人の良さを感じました。

漱石が良寛に関心を持っていたことは

以前から知っていたのですが

傾倒していたというほどのほれ込みようだったとは

今日まで知りませんでした。

教養人として良寛ぐらいは知っていた程度のことだと

思っていたのですが、漱石についての評論を読んで、

これはただならぬものだと知ったのです。

良寛はアスベルガ―症候群の天才だった
http://www.palge.com/tokusyuugou/h24/kaki1/2012kaki1honma.htm

良寛の研究は人物論と作品論と二つに分かれるようです。
この研究は人物論に分類されるもののようです。

誤解が無いようにアスベルガー症候群についてのウィッキペディアの情報を付け加えさせていただきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%BC%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4
  良寛・芭蕉の謎を解く 鉢叩きの残像 

定価:\2,625(本体 \2,500)

著者 著:平松真一
出版社 考古堂書店
判型 四六
頁数 260
出版年月 2012/4
ISBN 9784874997857


概要 一枚の楽譜と一冊の本の出会い。
そこから著者は二大巨匠の謎に挑む。
実にスリリングで壮大な物語!!

―桃山学院大学名誉教授 沖浦和光

この論考はたしかに“芭蕉の謎を解く”ための一つの手がかりとして重要な見解と私は拝察しました。

―早稲田大学名誉教授 堀切 実

目次 【序章】鉢叩きの残像
【第1章】良寛の謎を解く
【第2章】芭蕉の謎に迫る
【第3章】芭蕉の謎を解く

情報がこれしか見つかりませんでした。
良寛さんに関する考察です。良いものだと思います。
http://www.nagaokauniv.ac.jp/m-edu/pdf/04paper1.pdf
みんなに慕われる良寛さんです。
http://www.amazon.co.jp/%E6%85%95%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%96%B9-%E8%89%AF%E5%AF%9B%E3%81%95%E3%82%93-%E4%B8%AD%E7%B5%8C%E3%81%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A4%8D%E9%87%8E-%E6%98%8E%E7%A3%A7/dp/4806137480/ref=sr_1_6?s=books&ie=UTF8&qid=1423534151&sr=1-6&keywords=%E4%BA%80%E7%94%B0%E9%B5%AC%E6%96%8E#reader_4806137480
『慈悲の人 良寛 』杉本武之著

品切れになってしまったようです。

以下で内容を知ることができます。ありがたいです。

http://www.akai-shinbunten.net/Main/chita/backnumber/jiai/jiai203.html
秋のの帖
http://www.shodo.co.jp/blog/review/2013/05/post-1.html
ようやく出たという感じがします。

(書評)『根源芸術家 良寛』 新関公子〈著〉

2016年4月17日05時00分


写真・図版
『根源芸術家 良寛』
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 ■謎の生涯追跡、推理小説のよう

 良寛といえば子供と手鞠(てまり)をついて遊ぶ乞食僧という印象が強いが、実際は謎の存在である。著者は良寛の書の芸術性から彼の生き方の真実にとりつかれたようだが、黙して語ろうとしない生涯に惹(ひ)かれるのは、ぼくがデュシャンの謎に魅せられることとどこか共通するように思えた。

 著者は良寛に対する過去の研究書の創作的な非事実性を、良寛の数々の言葉と足跡を身体的にたどりながら暴き、新説(事実)を展開していく。その心地よさには推理小説に似た爽快感がある。

 一般的な良寛像は、本人が描く野心も苦悩もない気楽な乞食僧だろうが、著者はこのイメージは限定された一面と評し、実際は「驚異的なエネルギーを持った芸術的表現者」であると定義し、良寛の出家の動機に非社会性や無常観を見る従来の判断は、誤った土台の上に建てられていると批判する。

 自身の出家に関して良寛は沈黙を守っているが、自伝的漢詩の中にはちゃんと、出家は宗教的発心によるものではないと告白されているというのだ。一方、発心し、諸国行脚を修行と称して名刹(めいさつ)を訪ね歩く僧をつかまえて「かわいそうな奴(やつ)ら」だと軽蔑して嗤(わら)うのだった。

 著者が良寛のとりこになった直接の動機は、父の本棚にあった『書道藝術(げいじゅつ)』の中の良寛の書に造形的な美術価値を発見し、「どうしてこんなにも美しいのか」と、その芸術性と生き方に「根源芸術家」としての天才を見たからだという。

 「根源」の呼称を与えたのは著者であるが、純粋芸術とは別ものである。純粋芸術という言葉は、場合によっては芸術のための芸術、つまり芸術至上主義にとられかねない。芸術至上主義は芸術の中に於(お)いての自由の追求で、下手すると自己満足に終わる。一方良寛の芸術は生活に即し、また人生の中から生まれた芸術である故に根源芸術であろうか。

 評・横尾忠則(美術家)

     *

 『根源芸術家 良寛』 新関公子〈著〉 春秋社 5184円

     *

 にいぜき・きみこ 40年生まれ。東京芸術大学名誉教授。『ゴッホ 契約の兄弟』(吉田秀和賞)など。

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