アコの会コミュの第２０回アコの会レポート

第２０回アコの会レポート

　司会はおなじみキッズ・ボクジョ―。そしてレポーターはアキンの３頭立てトロイカ体制でお送りします～。あッごめ～ん、馬３頭じゃなくて、牛が１ぴき入ってたわ～！

もとい～～「トロウシ体制」でお送りします。スマンねえ～！

「梅雨のジメジメした感じを吹き飛ばす」というふれこみで（本日のメニューにそう書いてあった！）始まった今回のアコの会、はてその思惑通りに行きますかどうか…。

　レポーターのアキンはママに頼まれて新しくなったラシエット・ホームページのメール受信設定を２階でしていた関係で、作業を終了してお店に降りると、もうすでに７時３５分を回っておりまして、アコの会はすでに一曲目に突入していました。
　あゆちゃんの案内であわてて席につくと、先日オーディションに合格したばかりの刈川圭祐くんが（実は私もそのオーディションに立ちあっておりました）、熱唱している最中でした。やっぱりお客さんが入ると、細かなところまで感情がこもっていて、さすがです。

彼が今晩のオープニング・アクト。ピアノの弾き語りと滑らかなＭＣ。ジャニーズ系の甘い顔立ちで、女性ファンが多そうです。SONY MUSIC SD主催「トビラボ」第２部シンガーソングライター部門（ちょっと長い！）優勝の実力派。地元ソングの「松ヶ枝の桜」などオリジナルもしっとりと歌っていましたが、尾崎豊の「I Love You」は彼の個性が出ていてドキッとしながら聴きました。まだまだ上手くなる逸材です。これからもラシエットで活躍してください。みなさんも応援してね。

本番の１組目は、なおさん。女性のピアノの弾き語りで、「幸せのボタン」や「左手」など、ユニークな詞のオリジナル曲が独特の声で小気味よく歌われていきます。「この左手があなたの手なら、いつでも握っていられる～のに…」オジサン的にはハートにズキンッと響く素晴らしい歌詞でした。歌声には地声と裏声があるとしまして、その中間音域を多用したハスキーで美しく歌声はいままで聞いたことのないような魅力的なものでした。鬼塚ちひろにベルベットの包帯をしたような、上から蓋をかぶせて低音へと下がっていく拘禁されたメロディライン（なんのこっちゃ！）がすごく合っています。思わずＣＤ買ってしまいましたが、ライブの方がずっと良かった！　ぜひ録音しなおしてください～。ごめん！

２組目は渡辺あかねさんとトムさん。９か月ぶりの登場だそうです。僕ははじめて聞きました。一曲目はピアノを弾いていたあかねちゃん、二曲目からはトムのギターの伴奏でボーカルに専念。なんとまあ、まろやかな元ちとせのような魅力的な声をしています。歌う時のやさしい表情に会場はうっとり。トムくんはタイから帰国したところだそうです。坊主頭といい落ち着いた微笑みといいまるでタイのお坊さんのようでした。二人で顔を見合わせての雰囲気も最高でした。山崎まさよしの「One more time, one more chance」も、しっとりと歌う純日本風ソウルシンガーのようでした。おみごと！　

オーラスは、おなじみのrioです。いつ見てもかっこいいエレキベースとエレキギターの男性二人組です。ベースとギターとナイフのような滑らかで鋭い声、最小の音で最大の効果を上げている構成です。この三つがぴったり合った曲は最強だね。今日はカバーで、トーキングヘッズの「ヘブン」もやってくれました。地声もかっこいいのに、それが高音に跳ねるから、異次元にトリップしたような気持にさせられます。rioバッチみんなにくれてありがとう。僕もさっそくジャケットの襟につけて小田急線に乗って帰りました。

～～～～～～～～～～～～

梅雨にちなんでという訳でしょうか、本日出演のミュージシャンは４組ともしっとりと落ち着いて歌を聞かせるタイプの人たちでした。たぶんピアノマン＆ウーマンが多かったせいもあったのでしょう。ビリージョエルのようにピアノバーから表舞台へと羽ばたいていってください。ギターとベースのトムとrioも、素晴らしい感性と音を大事にする心を持っているので、期待しています。
（うっし～がひなちゃんからプレゼント