生命保険って必要ですか？コミュの生命保険文化センターから

更新制度」と「転換制度」について

「更新制度」「転換制度」どちらも生命保険の制度としては一般的なものです。

　※日本でのシェアは約８０％ともいわれております。
　　なので、一般的という表現なのでしょう。

「更新」は、更新後も同じ契約が継続しますが、「転換」は、別の保険に新たに契約をすることです。

今回は「更新」と「転換」について、主なポイントを説明します。

＜生命保険の更新は「自動更新」が一般的です＞

☆「自動更新制度」の主なポイント

・10年、15年など契約当初に設定した保険期間が満了になると、原則として同じ保障額・保険期間で契約が継続されます。

・定期保険や医療保険、定期保険特約や医療関係特約などで更新の取り扱いがあります。

・何歳まで更新できるかは商品や加入時の設定などによって異なります。
　例えばある商品では「医療関係特約」は80歳まで、「定期保険特約」は主契約の保険料払い込み満了時まで、というように限度が決まっています。

　※ここでのポイントは、その保障がいつまで続くのか？
　　また、その保障は、その年齢までいいのか？
　　そして、段階的にあがる保険料はいったいいくらになるのか？
　　をご確認されたほうがいいと思います。

・更新する部分については、更新時の年齢と保険料率で保険料が再計算されますので、更新後の保険料は通常高くなります。

・更新時には健康状態は問われませんので、告知や申込書の記入は不要です。

・更新しない場合、減額して更新する場合などは、契約者から保険会社に申し出る必要があります。

◇「更新制度」について詳しくはこちら◇
⇒　http://www.jili.or.jp/knows_learns/basic/change/update.html?lid=mm047

＜転換制度を利用すると一般的には元の契約は消滅します＞

☆「転換制度」の主なポイント

・現在契約している契約(元の契約)の積立部分や積立配当金を「転換(下取り)価格」として、新たな契約の一部にあてます。その分、新規に契約するより保険料負担が軽減されます。

・新規に契約することになりますので、告知または診査が必要です。

・新旧契約ともに同じ保険会社の場合に利用できます。保険会社や商品によっては転換制度を利用できない場合があります。

・元の契約の特別配当(長期継続契約に対して支払われる配当)を受ける権利が新たな契約に引き継がれます。

・一般的には元の契約は消滅しますが、転換前の契約を分割して一部を元のまま残し、一部を新たな契約にあてる「分割転換方式」を取り扱う会社もあります

ところで、ひと口に転換といっても転換には主に次のような方法があります。

(1)転換価格を新しい保険の「主契約部分」に充当する方法
(2)「定期保険特約などの特約部分」に充当する方法
(3)「主契約と定期保険特約などの両方」に充当する方法

どの方法を利用するかによって、転換後の保険料が変わります。

例えば転換後の契約が「定期保険特約付終身保険」として、(2)の方法を利用すると転換時の保険料は(1)(3)より一般的に安くなりますが、特約の期間が満了し更新を迎えると保険料の軽減効果はなくなります。また、更新時の保険料は、年齢的に上がることも加わって、上がり幅が大きくなることがあります。

　※転換価格（下取り価格）を特約部分に充当してしてしますと、今まで長い間こつこつたまっていたお金が、次の更新のときに「０円」になってしまいます。
　　意外と気がつかない方が多いんですね。
　　（1）の方法が、一番お客様には親切な転換だと個人的には思っています。
　　最悪は、（２）ですね。
　　転換を続けていたら、最終的に保障が死亡保険１０万円っしかなくなっているというケースも実際に見ています。
　　転換・・・この制度はきちんと説明を受け、以前の保険と保障内容や、期間、更新後の保険料推移、最終的な保障内容をご確認されたほうがいいと思います。

　
生命保険加入時や転換時には、更新後の保険料もチェックすることが大切です。

◇「転換制度」について詳しくはこちら◇
⇒　http://www.jili.or.jp/knows_learns/basic/change/conversion_system.html?
lid=mm047

※は私のコメントです。

お役に立ちましたでしょうか？

わかりにくいようでしたら、おしゃってくださいね！

ではでは。