グリーンアップルズ・96粒の泪にて、オルガンとコーラスを聞かせていた『おうじ』がお猿のマラカスとハーモニカを武器にマイクをとり、ギター、ベース、ドラムだけ(他に何がいる?)のシンプルな楽器隊で構成されていた。
ファンタスティック・ジーエイズは寂しんぼガレージをやるつもりで始められたらしく、ワイルドなガレージパンクを見慣れていた僕にとって、それは衝撃以外の何でもなかった。
『この曲なんだっけ?』考える頭が自分の体の中でどんどん小さくなっていき、ギターの一音、コーラスのワンフレーズに反応するのは心の中の琴線だった。
そのときの僕はリズムに乗っているのではなく、前のめりに振れているような感じに見えていただろう。まばたきはできなかった。
そのときにKINKSの『I'm not like everybody else』を見れたことは、今でも僕の宝物だ。(後日、この曲について尋ねたところ、やはりチョコウォッチバンドのバージョンを頭に置いてやっていたそうです)