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・・・コミュの☆『博士の愛した数式』・kumyさんからのお薦め本

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●博士の愛した数式 ●小泉堯史監督と小川洋子さん ●世にも美しい数学入門

kumyさんからのメッセです。
>今日、良かった本を思い返してみて、是非皆さんに読んでいただけたらと思うものが二冊ありました。
『博士の愛した数式』と『天国への百マイル』です。
切なく暖かい気持ちで感動できる素敵な本だと思います。

そこで 『天国への百マイル』はコミュの
☆「人がいるところでは読まないでください。泣けてくるから・・・」という本のところで取り上げましたので
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=1659318
お薦めの『博士の愛した数式』を取り上げてみます。

○『博士の愛した数式』   小川洋子  新潮社

 派遣家政婦の私が頭の形が平らで√のようだとからルートと呼ばれる阪神ファンの10歳の息子を連れて行った派遣先の天才老数学者の家での交流の話。ところがこの数学者の記憶が1975年に事故にあってから、それ以前のことはまったく問題ないのだがそれ以降記憶の持続が80分しか持たず今日食べたモノや会った人のことは覚えられない。瞬間、心を通い合わせることはできても、距離を縮められない3人が共に過ごした日々のなかで「私」の誕生日「228」(2月28日)と博士の腕時計に刻まれている「220」という2つの数字。それぞれの数の約数の和が、もう1つの数字になるという数少ない「友愛数」を博士は“友愛数は神の計らいを付けた絆で結ばれ合った数字”と説明してくれる、そんなエピソードを綴った物語。

 読み始めると途中で本の上に大粒の雨が降ってきた。少し早い夕立かな?だめだよ小川さんこんなおとぎ話を書いちゃ、せつなすぎる、ロマンチックすぎる、知的に美しすぎる、天才アインシュタインも「世界を表現する数式は、美しいものでなければなりません」といっているそうです。 これは非常に知的なおとぎ話です。映画化される前に是非読んでください。
数式は同じ答になるかもしれませんが、このおはなしは読み手の受け止め方はきっと色々なんだろうなと思わせました。



○寺尾&深津で映画化

 主演は寺尾聰(57)と深津絵里(31)で、「阿弥陀堂だより」「雨あがる」の小泉堯史監督がメガホンをとる。
 同小説は交通事故が原因で80分しか記憶できない数学者と10歳の子供を持ったシングルマザーの家政婦の交流を描くもの。昨年8月に発売され、現在、34万部を売り上げ、全国の書店員が読んで欲しい本を選ぶ「第1回本屋大賞」や読売文学賞にも選ばれた。
 小泉監督は「発売と同時に読み、すぐに映画化したいとオファーしました。言葉の美しさにひかれた」とゾッコン。小川さんも「『阿弥陀堂だより』を見ていて、この方なら、大丈夫だと思いました。私の本は韓国、フランスと国境は超えましたが、映像化は初めて。実現を楽しみにしています」と喜んでいる。
 数学者には寺尾、家政婦役に深津、その子供の成人した役には吉岡秀隆(34)、数学者の姉役には浅丘ルリ子(64)が決まっている。来年4月にクランクインし、06年1月公開される。


○『世にも美しい数学入門』 藤原 正彦 、小川 洋子
こんな本も出しております
 
読みやすい対談形式で短歌、俳句により日本人は数学のセンスが良いなど数学をやさしくとらえて、もし子供の頃に数学の授業に入る前にこういうの取り上げてたらもっと数学好きのこどもが増えるかもと思わせる本でした。

 
藤原 正彦
1943年旧満州新京生まれ。数学者、エッセイスト。父は、作家の山岳小説などを得意とし、もと気象庁職員でもあった新田次郎、母は、『流れる星は生きている』で戦後、満州からの引き上げ体験を綴った藤原ていである。
お茶の水女子大学理学部教授。米英の大学で教鞭をとった経験を持つ。数学者の論理的視点と日本文化を深く愛する情緒的観点による、独自の発言や作品で知られる。


*著者
『若き数学者のアメリカ』
『遙かなるケンブリッジ』
『数学者の休憩時間』
『父の威厳 数学者の意地』
『古風堂々数学者』
『心は孤独な数学者』
『天才の栄光と挫折―数学者列伝』
『祖国とは国語 』
『若き数学者のアメリカ』
『数学者の言葉では』
『父の旅 私の旅』

小川 洋子

1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。1991年「妊娠カレンダー」で第104回芥川賞を受賞。主な著作に、『冷めない紅茶』『やさしい訴え』『ホテル・アイリス』『沈黙博物館』『アンネ・フランクの記憶』『貴婦人Aの蘇生』『偶然の祝福』『まぶた』など。『薬指の標本』はフランスで映画化されている。2004年 「博士の愛した数式」で読売文学賞、本屋大賞受賞 2004年「ブラフマンの埋葬」で泉鏡花文学賞受賞。

小説

完璧な病室 「揚羽蝶が壊れる時」収録(1991年 福武文庫)
冷めない紅茶       (1990年 福武書店/ベネッセ)
妊娠カレンダー     
余白の愛              (1993年 福武文庫)
シュガータイム           (1994年 中公文庫)
アンジェリーナ           (1997年 角川文庫)
密やかな結晶            (1994年 講談社)
薬指の標本             (1998年 新潮文庫)
刺繍する少女            (1996年 角川書店)
やさしい訴え            (1996年 文芸春秋)
ホテル・アイリス          (1996年 学習研究社)
寡黙な死骸 みだらな弔い     (1998年 実業之日本社)
凍りついた香り           (1998年 幻冬舎)
沈黙博物館             (2000年 筑摩書房)
偶然の祝福             (2000年 角川書店)
まぶた               (2001年 新潮社)
貴婦人Aの蘇生          (2002年 朝日新聞社)
博士の愛した数式         (2003年 新潮社)
ブラフマンの埋葬          (2004年 講談社)

エッセー
妖精が舞い降りる夜         (1993年 角川文庫)
アンネ・フランクの記憶       (1997年 角川文庫)
深き心の底より           (1999年 海竜社)

翻訳
はつ恋 イワン・ツルゲーネフ著   (2003年 角川書店)


コメント(3)

昨年末に読みました。
読んでいる間の空気感がとても穏やかで優しくて心地よかったです。

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