この《水のいのち》を、これらの楽章の配列から、「水の一生」と考える人が多いようである。英訳すれば"The Life of Water"である。しかし私は、この題のほんとうの訳は"The Soul of Water"と思っている。
"Soul"すなわち「魂」とは「それがあれば生きているが、それを失えば死んでしまうもの」なのである。
そして、水の「魂」とは、低い方へ流れていく性質のことではなくて、反対に「水たまり」は「空を映そうとし」、「川」は「空にこがれるいのち」なのであって、それはまた、私たちの「いのち」でもあり、この組曲の主題でもあるのだ。