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環境神様学事始コミュのお約束の「御髪大明神」(肥前、筑後)

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「肥前国風土記」にある与止日売神話が中央にまで伝わるようになるのは、神功皇后の軍事作戦への協力という御髪大明神の伝説に媒介されたからです。
 中世、特に蒙古襲来の危機に八幡神社がその名をとどろかせたとき、与止日女も全国区になったのだとみられます。
 この時の与止日女に対する中世的な表現が、御髪大明神という呼び方です。

 この御髪大明神の名は、「神功皇后が海戦に備え男装する際、髪を川に浸したら龍女が顕われ手伝い、自然と髪が二つに分かれ男子の髪型であるミズラの髪型を結った」との、中世『宇佐託宣集』や『八幡愚童訓』に記される伝説に由来します。
 この文書はそれぞれ、もともとの八幡神社の総本宮・宇佐八幡宮とその中央への勧請社・石清水八幡宮において、蒙古襲来の現実の軍事的危機を契機に編まれたもので、八幡神の軍神としてのご神徳を特に強調したものです。まさに中世の時代的要請に従ったものだといえます。そして、この両文書のオリジナルは同時期の『河上神社文書』であろうという史料分析をしておられる研究者がいます。


 この時顕われた龍女が「厳島大明神」と「宗像大明神」であり、それに続く神功皇后の6日6晩の祈祷を手伝ったのが、神功皇后の2人の妹で、一人が「河上神社の豊姫(実は与止姫)」でもう一人が「宝満大菩薩=玉依姫(実は豊玉姫の妹)」と記されています。

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