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失敗と喪失のミュージアムコミュの【音】エルカセット 大型カセットテープデッキ

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 1976年にソニー、ティアック、テクニクスなど当時のオーディオ先端メーカー数社の共同規格として発売された。
 「オープンリールの音質をコンパクトカセットの手軽さで」というキャッチフレーズではあったが、当時すでに標準化していたコンパクトカセットテープの倍の寸法でオープンリールと同じ幅のテープは、あまりに大きすぎた。
 すでにコンパクトカセットの方もメタルテープや様々の方式で音質向上を果たしつつあり、結果、オープンリールを便利にした…ことよりも、コンパクトカセットよりもでかくて高価(当時、二十万円台)なデッキとしかリスナーの目には映らなかった。

 技術的にはカセットの中からテープをデッキ内部に引きだして磁気記録面の接触面積を確保するアウトローディング方式(前年1975年のβマックスでも採用)が使われたり、音楽放送の留守録機能があったりと後の商品開発につながる野心的な規格と商品であった。

 開発担当者は、後にウォークマン(1979年発売)で携帯オーディオの概念を世界に普及させたヒトらしい。(未確認)

 ちっちゃくすることが得意なソニーが大きくして失敗した例。

 

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