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とにかく怖い話。コミュの【実話】宝探しの夢

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昔はよくこちらの場所に投稿させて頂いておりましたが、私自身、自分のアカウントを4年くらい放置しておりましたから、本当に久し振りのお話です。

ふと、そういえばと思い出しての投稿でございます。皆様のお暇を少しでも潰すことが出来れば幸いかと存じます。

さて、このところ暑い日が続いておりますね。夜もなかなか寝苦しいものでして、これもそんな夏の夜のお話です。

いまから5年程前になりますか、私は毎晩同じ夢を見るという不思議な現象を体験しておりました。

夢はいつも私の母の実家である木造2階建て、どこにでもある一軒家の2階和室で目を覚ます場面から始まります。

ざっと間取りを説明いたしますと、建物2階の奥に和室、扉で仕切られていてベランダ付きの洋室が隣にございます。洋室の奥にある扉を開きますと階段があり、降りたところに廊下、廊下奥にはお手洗いと玄関がございます。また、1階には和室が2部屋、そちらの方に台所と浴室にがあるといった造りでございます。なかなか言葉では伝えにくいかと思います。

要は、私は2階の一番奥で目が覚める。という訳でございます。ちなみに夢の中の私はだいたい高校生の頃の姿をしております。

また、同じ部屋に私の他に2人。私は上に兄が1人、下に妹が2人おりまして、だいたい高校生〜中学生の頃と思われる背格好をした私の妹が2人とも私と同じタイミングで目を覚まします。

私と妹達は目を覚ますと同時に「青いハチマキを探さないと」という目的で動き始め、家のなかに隠された5枚のハチマキをバラバラになって探します。何故「青いハチマキ」なのか、何故「5枚」なのか、全ては不明でございます。しかし「探さなければ」という、どこか強迫観念にも似た気持ちに駆り立てられるのです。

そして3人で5枚のハチマキを集めると、玄関のドアに手を掛け外へ。すると目が覚め、朝になっている。というものでございました。

だいたい夢というものは朝起きた瞬間に内容がほとんど霧散して大部分を忘れてしまうものです。しかしながら、その夢を初めて見た朝はその内容をはっきりと覚えておりました。

それから1週間ほど、私は毎夜母の実家で青いハチマキを探すという夢を見ました。始まりはいつも同じ、ただハチマキのある場所が違います。

しかしながら、そのハチマキ、洋室の床に落ちていたり、ベランダの目立つ場所に干してあったり、ドアノブに引っ掛かっていたりと、いつも簡単に見つかる場所に無造作に置いてありますため、その宝探しはとても容易なものであったと記憶しております。

毎夜続く夢を私自身、不思議と思っておりましたが、その時期はお恥ずかしい話、少し精神が不安定な時期でありましたため、それの影響もあるのだろうと、そう思って深くは考えておりませんでした。

そして、最初の夢から1週間ほど過ぎた夜のこと。

普段は午前0時頃には寝ておりますが、その日は古い知り合いとの電話が盛り上がり午前2時頃に眠り始めました。

ふと意識を取り戻すと、いつもの和室。しかし妹が2人ともいない。

今日の夢はいつもと違うなと、いつも通りまずは2階からハチマキを探し始めるますが、おかしい。あれだけ簡単に見つかっていたハチマキが1枚も見当たらない。

仕方なく下の階にいくと、困った表情をして歩き回る妹達。どうした?と話しかけると、ハチマキが見つからない、と。実際のところ夢の中の妹にハッキリと話しかけるのはその日が初めてでありましたが、普通に会話が出来るのだなと感じたことを覚えております。

それなら一緒に探すか、と3人で探し始めるとその日は汚水の溜まった浴槽の中、稼働している洗濯機の中、脚立がなければ手の届かない天袋の奥など、非常に見つかりにくい、または取りにくい場所に隠されている。

時間をかけ探していき、残り1枚となったところで私と末の妹が1階の和室全体を年上の妹が廊下全体を調べるということに。

少しして廊下にいる妹から「見つかった!」と大きな声が聞こえてまいりました。

良かったと安堵し、私もいつものように玄関に向かおうとしたその時、

体が動かない

何故かはすぐにわかりました。末の妹が私の服を掴んでその場に立ち止まっているのです。

「どうした?行かないのか?」私は声をかけましたが末の妹はピクリとも動かない、それに顔もうつむいてしまいどのような表情をしているかわからない始末。しかし、末の妹が小さい声でうわ言のようにブツブツと何か言っているのが聞こえます。私が耳をすませると

「あと1枚...あと、1枚...」

そう言っているように聞こえました。

いつも通りちゃんと5枚集まったはず、それなのに何故。どこか得体の知れないものを感じ私は服を掴んでいる末の妹を引きずるようにして玄関に向け少しずつ歩みを進めました。

もう少し、もう少しで和室を出られる。そう思っていると

ズリ...ズリ...

何かを引きずるような音が

もちろん私ではない、それは2階から聞こえてきました。

ズリ...ズリ...ズリ...

和室から洋室へ移動する音、それが

ガタン...ズズ...ガタン...ズズ...

階段を降りて来ている。それが感じられました。

何かわからない、だけど、たぶんこのままだと危険だ。私はそう感じ、歩みを進めようとするが末の妹が嘘みたいに重く感じる。

ガタン...ズズ...ガタン...ズズ...

誰か...助けてと、思ったその時私の腕が強い力で引っ張られました。ハッとして前を見ると上の妹が私の腕を両手で掴んで引っ張っています。

「兄ちゃん、はやく!」

そう言われて腕を引かれると嘘のように体は軽くなり、そのままの勢いで玄関まで引っ張られ、いつもと同じように玄関のドアから外に出て...そこで再び目が覚めました。

起きた私の喉はカラカラに渇いていて、フラフラになりながら洗面台の蛇口をひねり水をがぶ飲みしました。

その翌日から、その夢を見なくなり、私がその出来事を頭のすみから忘れ去ろうとしていた丁度つい先日のこと。

出産のため一時的に実家に帰省していた上の妹と久し振りに会い、お互いの近況や他愛のない話に花を咲かせていたとき、ふと

「5年くらい前にさ、何か兄ちゃんと探し物する夢見てさー」

という内容の話が出て、私は驚きました。どうもその時期妹は仕事のストレスで不眠症に悩まされていた時期で、私と同様心の問題だと思っていたとのこと。急にその話題を話したのもふと思い出してとのことでした。

詳しい内容を聞くと、全く同じ内容、「青いハチマキ」を「5枚」「3人」で探すというもの。

うわ、なんだそれ気持ち悪いなと答え合わせをするように話をしていくうち、出たのは最後の夜の話。

「しかし、本当に何だったんだろうな。最後の夢、やたらと難しい場所に隠してあっただろ」

「そうだね、それにその日は最初に兄ちゃんがいなくてさ」

「そこまで同じなのか、ますます気味が悪いな。でも、そうなるとアイツも同じ夢見てたんじゃないか?」

「アイツ?」

「そうそう、下の妹。最後に何か邪魔してきたろ?その意味が今になって気になってきたわ」

すると上の妹の表情が疑問を感じているようなものに変わっていくのを感じた。

「うーん、兄ちゃん。そこらへんの内容、ちょっとだけ違うかも」

やっぱ夢だからかなと言いながら上の妹の口から出たのは

「最初から最後まで3人だったけど、兄ちゃんの他にいたのは、いつも見たことない小学生くらいの女の子だったよ」

上の妹はいつも誰なのだろうと思っていましたが、所詮は夢、自分のつくった偶像だろうと思っていたとのこと。

最後の夜も、私の記憶とは違うもので、最後のハチマキを見つけ、上の妹が私を呼ぶが来る気配がない。

気になって見に行くと、私とその女の子が楽しそうに手を取り合いクルクルと回るように和室の真ん中で踊っている。

すると上の階から、すり足のように何かを引きずるような足音とともにケタケタと甲高い女の声が聞こえてきた。

何か悪い予感がする。そう思ったとき、楽しそうに踊っている私の口から「助けて」という声がハッキリと聞こえ、無理やり引き剥がすようにして私の腕を引き、玄関まで逃げたとのことだった。

私が踊っていた?それにあれは下の妹じゃない?甲高い笑い声?

夢の内容が合わないことが当たり前なのに、その内容の差異が無性に怖い。

「それにさ、兄ちゃん覚えてないのかな?」

いつも「同じ部屋」で目覚め、「青いハチマキ」を「5枚」、「3人」で探し


最後にあたしと「2人」で外に出てたんだよ


所詮は夢の話。しかし、ここまで合っていて、大事なところがここまで違っている。そんなこと、あるのだろうか?

夢占いというものがある。そのなかに「人が高いところから降りてくる夢」というものは非常に不吉な夢なんだとか。

2階から来ようとしていたのは何だったのか、あの場所にいつも残っていた女の子は誰だったのか。わからないまま、他の夢のように徐々に忘れていくのだろう。

そう、所詮は夢なのだ。

でも、また同じように、でも次は妹がおらず私と「女の子」の2人だけで探し物をする夢をまた見てしまったら、私は最後まで玄関の扉まで辿り着けるのか、それが少しだけ怖い。

長文駄文のうえ、オチもなくすみません。

よろしければ、また別の話を投稿します。それでは、皆様は良い夢を

コメント(9)

一気に読みました。
妹さんとちょっとだけ違うのが逆に恐ろしい…
冷えました。
もう一人の妹さんは生きてますよね?

玄関のドアがあの世とこの世の境界線だったりして…
いくらでも想像できるから夢は面白いですね。
暑い日に冷えました。
ありがとうございました。
>>[1]

コメントありがとうございます。もちろん下の妹は元気でいます。

折角なら最後まで同じ内容の記憶であれば、まだ、それでも不思議なことは変わらないのですが(^_^;)

読んでいただきありがとうございます。また投稿させて頂きますのでよろしくお願いします。
なんか怖い。(TT)
何かある気がしますよね。
妹さんの気丈さで助かった感じですね。
なんか横から妹さんに感謝してしまいました。(^^;
>>[3]
読んでいただき、ありがとうございます。
確かに妹には感謝です。この話を書いているときに急な眠気に襲われ、部屋の壁に蛾の大群がとまっている何とも言えない夢を見ました(^_^;)私自身あまり夢運が良くないのかもしれませんね
最後に妹さんが、「妹は 、私一人だよ…」ってオチの話かと思ってました。

二人の妹さんは実在してたんですね。
>>[5]
コメントありがとうございます。残念?ながら妹は二人とも実在しておりまして(^^;

二人とも今後の話に絡むことがありますので末永くお願いします
文章の書き方がとても綺麗で読みやすかったです。
猿夢やバリバリに似たお話ですね。
俺も似たような夢を見たことあるので、たぶん次はあかんやつやと思います。
それと、妹さんが見た夢が正しい夢やと思います。
また、別の話楽しみにしております。
>>[7]
コメントありがとうございます。また、同じような経験をされているとのことで、ためになります。

良いこと悪いことを含め、このような不思議な出来事が続き、それを古くからの友人に相談したとき、動物、特に猫を飼うと良いとアドバイスを受けました。

猫は特に悪いものを寄せ付けない力があるとか、昔から猫は好きだったのですが、一人暮らしを始め、猫と暮らすのもいいなと現在一緒に暮らしていますが、昔ほどに不思議なこと、体への不調はなくなったように思えます。

私の体験や相談を受けた不思議なこと、こちらに書かせて頂きたく思います。

よろしくお願いいたします。

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