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とにかく怖い話。コミュの【実体験】開けちゃだめだ【夢】

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初めまして。
多分こちらでトピックを立てるのは初めてになります。

9月に見た夢の話です。

元々自分の日記に半分限定公開で書いたのですが、最後まで読んだマイミクの方々から、「怖かった」「どこかに投稿してみては」というようなコメントをいくつか戴きましたので、だいぶ日が経ちましたが、こちらに投稿しようと思いました。

探してみたらこのコミュにもいくつか夢の話があったので、この話も受け入れていただけるだろうと思い投稿します。

文章については推敲は致しましたが、なにぶん素人ですので、ご容赦ください。

お話が思ったより怖くないとか、読んだ方のご期待に 応えられないこともあろうかと思いますが、そういったときや、その他にも何か問題点がありましたら、コメント欄ではなくこっそりとmixi運営事務局かコミュの管理サイド(http://mixi.jp/view_bbs.pl?&id=71769602&comm_id=2604634 )まで通報をお願い致します。



では、始めます。














先ほど汗びっしょりで目が覚めた。

いや、恐る恐る目を覚ました。

見ていた夢はこうだ。



木造の旅館のようなところに泊まっていた。またはそこが自宅か実家らしい。

川か崖の近くらしく大雨でそばの川が氾濫し、階下まで水浸しになったようだ。

私たちの部屋は二階で無事だった。
いや、高床式のような離れで部屋の外の廊下に水がギリギリ侵入しないですんだ状態だ。

川が増水して水着の男女が何人も流されるのを見ていた。どうしようもできなかったし、なんでこんな雨の中を川で遊んでるんだよと腹も立っていた。

離れはいくつかの和室が並び、それらを廊下が囲んでいるような造りだ。
私たちの部屋の前が廊下のどん詰まりで部屋と反対側が引き戸で外への出入り口になっている。 または田舎の古い木造校舎のようだった。

廊下の外部側の壁は和風の格子の障子窓がずっと続いていた。黒いシックな木製の桟と昼間の光を和らげる白い障子紙との対比が静かな美しさを醸していた。

なお、部屋と廊下をどうやって仕切っていたのかよく思い出せない。
障子か襖か窓のある壁だったか。まるで学校の教室から廊下を見ているように廊下がよく見えていた。

私は何かを見たような気がして廊下にいた半纏を着た二人の若い男に叫んだ。

「早く戸に鍵をかけて窓も閉めて!」

彼らは素早く引き戸を閉めて鍵をかけた。引き戸の金属の輪っかに壁側にブラブラ垂れ下がっているフックを引っ掛けるだけの古い田舎の便所のような頼りない鍵だった。

窓は障子の向こうにガラスが嵌っていて障子を閉めなくても雨風は入ってこないのだが、それではモロに「奴らの姿が見えてしまう」と思った。見えたら怖いので、せめて影が写るだけにしたかったのだ。

鍵を閉めて男性たちは私と(多分)妹の部屋に転がり込んで来た。

怖いので敷いてあった一組の布団に妹、私、男性二名の4人で体を寄せ合って顔まで布団を被って息を殺して仰向けに寝たふりをしていた。

予想通り、ドンドンガチャガチャと戸を無理やり開けようとする音が聞こえて来た。

長い髪がびっしょり濡れた顔の見えない女の影が窓の向こうを過るのを私はさっき見たのだ。
大雨で亡くなった女性だと直感した。
私たちになんの恨みがあるのか知らないが悪意を持って近づいて来る。

やがて鍵をこじ開けられたのか部屋に侵入してくる気配がし、編み棒や鉛筆のような細いもので顔に点描を描くようにつんつん突かれるような感触があった。
どうやらそれで本当に寝ているのかどうかを試しているようだった。

顔を軽く突かれるだけなので別に痛くも痒くもないのだが、延々と単調な刺激が続くことが精神的に参るのか男性たちは声をあげたり、おそらく目を開けたりしてしまったのだろう。密着していた存在感が消えてしまった。

目を瞑っているので彼らの身に何が起こったのかはわからない。
物理的に殺されたのか、食われたのか、ショック死したのか、異次元に飛ばされたのか、悲鳴を上げる間もなく一瞬で無になったのか。

目を開けたら恐ろしいものを見る、目を開けたら死ぬより恐ろしい目に遭う。そう思った。

「開けちゃダメだ、開けちゃダメだ、開けちゃダメだ、開けちゃダメだ開けちゃダメだ開けちゃダメだ開けちゃダメだ…」
私はお経を唱え続けた耳なし法一のように頭の中で繰り返した。集中して気が遠くなりそうだった。

呪いにかけられた男が夜が明けるまで結界の張られたお堂に閉じこもっていたら助かるという怪談を思い出していた。



ふと気がつくとツンツンつつかれる感触がなくなっていた。

いなくなったのか?

夜が明けたのか?(布団に入ったのは真っ昼間だったはずで、別に夜明けを待っていた訳でもなかったが)

目を開けて確かめたい衝動に駆られる。

あの怪談では、夜が明けたと騙されてお堂を飛び出してやられてしまうのではなかったか?
つつかれ過ぎて感覚が麻痺しているだけじゃないか?

まだだ、まだ我慢するんだ。

「開けちゃダメだ開けちゃダメだ開けちゃダメだまだダメだ」

私は目を閉じたまま耳を澄ませた。

生活音やテレビの音声が聞こえて来る。 あれ? 自分ちだったっけ?

…いや、騙されるな!

「開けちゃダメだ開けちゃダメだ…」

段々手のひらの感触がわかる。ヒヤヒヤしながら手を握ってみる。
携帯電話の感触だ。

まさか…?

意を決して目を開けてみた。

夜は明けてはいなかった。妹もいない。旅館でもなかった。明かりが消えていて真っ暗だが、目が慣れると見慣れた自宅のベッドで携帯を握りしめていた。
開いたドアから見えるのは自宅の廊下だ。廊下に面したリビングから明かりとテレビの音が漏れている。



「夢……だったのか?」



ほっとしつつまだぼんやりする頭でベッドの上で握り締めていた携帯からすぐにこの話を打ち込んでいる。





…だが、ここから見えないリビングにいるのは本当に夫なのだろうか?

本当はまだ目が覚めていないんじゃないか、今も私はあの旅館でぎゅっと目をつむって寝たふりをしたままで、髪の長い女が顔をくっつけるようにして覗き込んで私が目を開けるのを待っているのではないか。



そんな気がしてならないのです。



コメント(17)

私も外が洪水という夢は時々見るけど、怖くない範囲の夢です。

怖い夢は、ただの夢でしょ、と言われてしまうとミも蓋も無くなってしまうけど。
現実味があってただの夢とは思えない怖さって説明しにくいけど、とにかく怖かったんだよ!!ってありますよね。(T_T)
>>[1]

コメントありがとうございます!

「ゲシュタルト崩壊」については、主に文字や顔等が認識できなくなるという現象という風に理解していますが、今回の夢でゲシュタルト崩壊に相当する部分を考えてみたら「顔をつんつんされていたが、だんだん感じなくなった」という部分でしょうか。

夢の中の男性陣がゲシュタルト崩壊しておかしくなったということは考えられますね。
すみません、エヴァンゲヲンの碇シンジ君を

連想してしまいました。

『逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ』
>>[2]

ただの怖い夢だったらここには書く
ことはなかったと思います(^-^;)

「現実で寝て、目覚めたら夢の中だった」ということもよくありますが、今回はそれとは少し違って「目覚めた覚えがない」のです。

それが怖くて。



ちなみに、以前「『若手イケメン俳優が我が家にいた』という夢を見たので、目が覚めてから嬉々としてmixiで『若手イケメン俳優が我が家にいた』という夢を見た」とつぶやいたら目が覚めてしまって、【「『若手イケメン俳優が我が家にいた』という夢を見た」という夢を見た】とmixi日記に書くことに(笑)
>>[3]

コメントありがとうございます!

細い何かはアイライナーだったかもしれませんね(笑)

私は所謂「零感」なので、心霊的と思える現象にはほとんど出くわしたことがありません。
ご期待に添えればいいのですけど(^_^;)

>>[6]

コメントありがとうございます!

自分で書いてても思いました(笑)緒方恵美さんの声で脳内再生されます(笑)
でも、本当にあんな感じで再生していただいて間違いないです(笑)
>>[010]

あら、かわいい(笑)げっそり(←オバケの絵文字だけど、ちゃんと表示されているでしょうか)

目覚めた覚えがない は 超ぞわあとしました。
ちょ、ちょ、待ってよ。位怖いんですけど(T_T)。
ヤバいレベルのが枕元にいる時に、本能的に夢で防衛していたのかも、と思ったら怖くなりますね((((;゜Д゜)))
覚醒夢の時などに、思考がしっかりしていて、ストーリーを追ってしまうような時があります。

が、目が覚めれば夢であったこと納得するのですけれど、目覚めた感じが皆無となると、怖いですよね。。。

旅館は、特に怖い場所で、苦手です。

ゾクゾクしました!
>>[012]

マタタビ…じゃない、再びのコメントありがとうございます!

私としては目を瞑って「開けちゃだめだ」と頭で呟きながら、ずっと耳で周りの気配を窺っていて、頃合いをみて現状確認のために目を開けたのであって、目を覚ましたつもりはないんです。

私なりに現実と夢を見分ける基準はあるので、それに照らすとあれは夢だったと言えるのですが。

>>[013]

夢の中でも布団に仰向けでしたが、目を開けたときも布団に仰向けでした。
まあ、だいたい普通仰向けですから一致してても不思議はないですね。

今気がつきましたが、私はいつも大きなぬいぐるみに左右から挟まれて埋もれるように寝ているのです。
それが妹や男性に挟まれて寝ているイメージに繋がったのかも知れません。

または、私がぬいぐるみだと思って顔を寄せているものが、あちらでは髪の長い女なのかも知れませんが(((;゚д゚)))
>>[14]

夢の中で夢を見たり、目覚めたら夢だった、ということはあるのですが、全く目覚めた覚えがない経験は初めてでした。
私はずっと耳に神経を集中させて「まだ開けちゃだめだ」と念じ続けていただけなんですから。

万が一のことを考え、書き留めておかなければという思いで手にしていた携帯で書きなぐるように日記を投稿しました。

他の夢のときには日記には「ここが夢の中なら、目が覚めたらここのマイミクの皆様とはさようならです」という「遺書」めいたものまで書きました(笑)

実は、私がここがまだ夢の中だとか、私の元いた世界ではないと感じる出来事が他にもありまして。
怖い話でもないのでここでお話しすることはないかもしれませんが。

コメントをありがとうございました。

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