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とにかく怖い話。コミュの「 泣いていたのは 」

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A子さんは旦那の仕事の都合でとある町営住宅に引っ越してきた。この町営住宅は二つの家がくっついた造りになっており、壁一枚隔てて隣の家だった。隣の家にはBさんという夫婦が住んでいた。

ある日、日中A子さんが一人で家にいると隣の家から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた。

「 あら、隣のお宅赤ちゃんがいたのね。」

家の構造上隣の家の生活音が聞こえてくるのは仕方ないし、赤ちゃんが泣くのも当たり前のことなので特に気にならなかった。ところが日を増すごとに赤ちゃんの泣く時間が長くなってくる。最初は気にならなかったが、だんだん気になるようになってきた。終いにはほぼ一日中泣いているようになった。ここまで来るとうるささよりも虐待されているんじゃないかと心配になってきた。そこでA子さんはBさんの家を訪ねてみることにした。Bさんの家を訪ねると奥さんが出てきた。ところが事情を話すと変なことを言う。

「 え?あの赤ちゃんの泣き声はお宅じゃなかったの? 」

話を聞くとBさんの家には赤ちゃんはおらず、Bさんの奥さんは赤ちゃんの泣き声はA子さんの家から聞こえいるのだと思っていたそうだ。そこで泣き声の出所を探すとBさんの家の押入れの中から聞こえてくることが分かった。押入れは二つの家を隔てる壁側にあり、Bさんの奥さんは赤ちゃんの泣き声はその壁の向こうから聞こえているのだと思っていたようだった。押入れを調べると床板が外れるようになっていて、床下の地面の上にミイラ化した赤ちゃんの死体が置かれていた。すぐに警察が呼ばれ捜査が始まった。警察の調べによればその死体は流産された胎児であることが分かった。そしてその胎児の母親は、以前この家に住んでいたCさんという人だった。Cさんは警察の事情聴取で胎児の遺体は自分が置いたものだと認めた。ところが実は見つかった遺体は一体ではなかった。Cさんが置いた胎児の遺体の真下に袋に入れられた新生児の遺体が埋まっていたのだ。Cさんはこの遺体については関与を否定した。警察も二つの遺体の遺棄の仕方に違いがあったため、それ以上Cさんを疑うことはなかった。Cさんは警察の事情聴取でこんなことを言っていたそうだ。

「 隣のお宅の赤ちゃんの泣き声がうるさくてノイローゼになり流産してしまった。」

はたして泣いていたのはどちらの赤ちゃんだったのだろうか。

コメント(1)

怖いお話ですね。

そして悲しいお話でもありますね。

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