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とにかく怖い話。コミュの居る職場 番外編

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職場シリーズの灰子☆です。

今回はちょっと違う怖い話です。

お付き合い、宜しくお願い致します。

今回もフロアの人の話です。

フロアに昼間はOLさんの若いFさんが居ます。

彼女はお人形さんのように可愛くて

仕事もテキパキと早い魅力的な女性です。

ただ、見た目はお人形さんのように

愛らしく可憐な感じですが

性格はきつく姉御的な感じで

彼氏が出来ても、性格がキツイと別れられてしまうそうでした。

でも面倒見の良い、口はキツイけど

本当は優しい女性なので

女性スタッフ、特に高校生に慕われていました。

そんな彼女が、昼間の仕事で有給が余っており

消化しなければならないため

特に用事も無いがお休みを取りました。

すると店長が『Fさん、昼間空いてるならシフト入れないかな?ランチの人が休んでしまって、人手が足りないんだよ。』

人の良いFさんは快く承諾し、2日だけランチに出る事になりました。

ランチはディナーとは違う忙しさがあって

初めの内はまごついてしまったが

もともと手際の良い彼女は

仕事の流れを掴んでテキパキとこなしていました。

『いらっしゃいませ、何名様ですか?』

一人の年齢不詳な感じの、男性が入店しました。

笑顔で丁寧に案内するFさんを、じっと見ていました。

食事が終わってもじっと見ていたそうです。

夕方になり、ディナーの人と交代しました。

Fさんが店内を何気に見ると、まだ例の男性が見ていたそうです。

気持ち悪いなぁ〜、なんか嫌だなぁ〜

そう思いながら事務所に行きました。

ランチの人に『今日はありがとうね、とっても助かったわ』

そう労って貰いました。

『そう言って頂けて良かったです。慣れないからまごついちゃって、迷惑かけてないかと心配していました。』

『あら、そんな事無いわよ。出来ればずっとランチに入って欲しい位よ。本当に助かったわ』

ランチの人にそう言われて、先程の男性の事は忘れてしまいました。

翌日、またランチのシフトに入りました。

前日に流れを掴めたので、昨日よりもテキパキとこなしていました。

するとまたあの、年齢不詳な男性が入店しました。

Fさん以外の人がオーダーを聞きに行くと

断ってしまうのでした。仕方なくFさんがオーダーに行きました。

オーダーを聴いて下がろうとすると

小さな声で『君、とっても可愛いね』そう言ってニヤリと笑ったそうです。

気味が悪かったけど、お客様なので笑顔で『ありがとうございます』

そう言って頭を下げて足早に離れました。

直ぐに他の人に話しました。

ベテランのパートさんが『この近くの人らしいのよ。いつも一人で来てね。仕事してないみたいで。まぁ気にしない方が良いわよ、Fちゃん可愛いのは本当だし』

パートさんは笑いながら仕事に戻りました。

Fさんは何となく嫌な予感がしましたが、迷惑かけちゃいけないと、気にしないように仕事していました。

その人の料理は、ベテランのパートさんが気をきかせて、運んでくれたそうです。

男性は不満そうにしていましたが。

暫くして店内が落ち着いてきて

テーブルを拭いてたFさんに、例の男性が声をかけてきました。

『すみません、ちょっとお願いがあるのですが。』

Fさんはちょっと嫌でしたが、笑顔で伺いに行きました。

『はい、何か御用でしょうか?』

彼はバックから大きな一眼レフを出して

『貴女の可愛い姿を、写真に撮らせて下さい。』

ニターと笑いながら言ってきました。

『写真はちょっと、申し訳ありません』

そう断ってもしつこく写真を撮らせろと言ってきました。

Fさんが困って居ると、店長が来て

『お客様、大変申し訳ありませんが、従業員への写真撮影は、ご遠慮頂いております。ご理解下さいませ。』

深々と頭を下げて謝罪すると

ムッとしながら席を立ち、会計して帰ってしまったそうです。

Fさんが店長に『すみませんでした。迷惑かけてしまって』

そう言って頭を下げると

『気にしないの、こんな事。クレームじゃないんだし。むしろ嫌な思いしたね。でも辞めないでね、その方が困るから(笑)』

ちょっとオカマっぽい店長は笑いながら言ってくれました。

Fさんもランチはもう当分入らないから

気にしないようにしようと、気持ちを切り替えて仕事を続けました。

数日後、いつもの深夜の時間にシフトに入ると

店長が『あの例の男性、翌日も来てFさんの事探したのよ、Fさん居ますかって聞くから、この時間には居ませんって言ったけど、夜に来たら心配だなぁ〜、帰りは一人で帰っちゃ駄目よ』

話を聞いてたキッチンの男性が『俺、軽トラックで来てるから、帰りは送りますよ。自転車は荷台に積めば良いし。』

いつもは気丈なFさんだけど、この時は怖かったようで、キッチンの男性の好意に甘えました。

しかし例の男性は、心配していたのですが

夜には来ませんでした。

ランチにも来なくなったそうです。

諦めたんだね、良かった、良かったとみんなで安堵していました。

一人の女の子は、『Fさん良いなぁ〜、モテモテで』

そんな風に笑って言うと

『モテたくないよ、先日友人の頼みで仕方なく言った飲み会で、変な男に絡まれて、頭きたからビールかけて怒鳴ってやったら、座が白けちゃって大変だったんだから』

『Fさん、カッコいい、素敵だわ』女子たちは憧れの眼差しでFさんを絶賛してました。

男性たちは『Fさん、見た目とのギャップが激しいからなぁ(笑)』

笑い話でこの件は終わる筈でした。

しかし、例の男性も来なくなったからと

深夜Fさんは一人で自転車で帰宅しました。

ちょっと肌寒い季節になっていたので

早く帰ろうと自転車を必死に漕いでいましたら

目の前を何かが横切りました。

何だろうとキョロキョロすると

側にあった街路樹に、ボウガンの矢が刺さってました。

また何が飛んで来たので、慌てて避けました。

直ぐに自転車で走り出したので、二度目のが何かは分からなかったそうですが

たぶんボウガンの矢のようでした。

夢中で自転車を走らせて帰宅しました。

少なく警察に通報しましたが、残念ながらボウガンの矢は見つからなかったそうです。

もしかしたら写真を断った腹いせに?

それとも別の人?

因みにもう一人若い女の子も、同じ道を一人で深夜に帰宅していましたが

彼女の方は何も起こらなかったそうです。

Fさんは、また軽トラックの男性、もしくは店長に帰りは送って貰っていました。

『仕事辞めた方が良いのかもだけど、昼間の仕事だけじゃ、お給料安くて生活苦しいからさ、それに皆と居るのが楽しいから』

彼女はいつものように、笑顔で仕事続けてました。

因みに彼女は、心霊系は見えない、感じない人でした。怖がりでしたけどね。

長々と失礼致しました。

やっぱり一番怖いのは、生きてる人間ですね。

コメント(7)

もてるって怖い思いをするのね(;_;)。
>>[1]

コメントありがとうございます(^^)/

可愛くても、色々大変な思いをしてしまうようです。

しかし人間は怖いですねぇ〜。
美人じゃなくて良かった(笑)
((((;゜Д゜)))
イケメンじゃなくて、良かったぁ〜\(^o^)/…哀

そろそろ、まとめトピック作って欲しいですねウインク手(パー)

また、次回作楽しみにしてまするんるん
>>[3]

コメントありがとうございます(^^)/

Fさんは、可愛いが故に嫌な思いをしていたようです。
>>[5]

コメントありがとうございます(^^)/

人の思いは怖いですよ。

まだ此処での体験談がありますので

次回もお付き合い宜しくお願い致します。

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