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とにかく怖い話。コミュの【実】一人暮らしpart[33]【梟】

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昔、一人暮らしを謳歌するために住んでいたアパートでの体験談『何かいる部屋(一人暮らし)』シリーズも第33段となりました。

閲覧頂き、ありがとうございます
(*´ω`*)ノシ

初見の方は、アパートの詳細が書いてある

【実体験】一人暮らし
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=65026318&comment_count=96&comm_id=1154462

を、読んでから閲覧頂くことをオススメします。

もちろん、強制ではないので悪しからず。

投稿内容が長文になる場合は、読みやすくするためにコメント欄を使用いたしますがご了承ください。

なお、私(ワタクシ)文才というものが皆無なので、誤字脱字乱文等があるかとは思いますが、温かい眼差しで閲覧いただければ幸いです。



《広がる痣》



一体、何処にぶつけたんやろ?

ってか、どないぶつけ方しらこんなところに痣ができんねん。

姿見を前にして、最初に出た感想がこれやった。

最近、朝の恒例行事となりつつある某あちらさんとの攻防を終えて、怠い体で布団から這いずり出ること数分。

左二の腕が訴える鈍い痛みに、眉間に寄った皺が深くなるんを感じた。

普段から『気が付いたら負傷している』なんてことが多々ある私やけど……それは、ポジティブ思考故に日常的に『魂が半分抜けてる』と仲間内で言われるようなあっけらかんとした性格をしているせいやと思うんよ。

小さいことは気にしない。

気にしないったら気にしない。

そんな私でも、何となく原因が分かっている今回の『痣』の対応に朝っぱらから溜め息が漏れる。

乾いた笑いを浮かべている自分自身の顔を鏡で確認しながら、ぼんやりと夜中の出来事を思い出してみた。

睡魔さんと戯れながら、薄ぼんやりとした意識の海を布団の中でさ迷っていた夜半過ぎ。

もう少しで夢の世界へ旅立つだろうと思っていた私は、なんの前兆もなく左の二の腕に痛みを感じて意識を引き戻された。

……なんやねん。

月明かりと駐車場の外灯の光が、ベランダ側のカーテンの隙間から漏れ出す押し入れの部屋。

裸眼でぼやける視界で、うっすらと明るい室内を思わず見渡した。

うん、とくになにもいない。

ってか、何を探してんねん私。

一人ツッコミをしつつ、鈍痛を訴えた左二の腕をさすりながら、また安眠妨害かよ……と内心イラッとした。

あぁ、勘弁してや、ホンマに。

『キーン』と耳の奥で音がする。

いつもの耳鳴りに、違和感を感じるのは何でだろ?

あぁ、多分『キーン』の音域が低いからか?

あちらさんはいないと思ってたけど、なんかいるんやろなぁ……見えへんけど。

再度、自然な動作で視線を部屋全体に巡らせた後、そんな風に思った。

さぁて、さっさと寝るか。

私は眠いねん。

スルースキルを遠慮なく発動して、私は布団に潜り込んだ。

今は、あちらさんなんかよりも睡眠を貪ることに集中しよう。

ヌクヌクの布団にくるまった途端に、颯爽と登場してた仕事熱心な睡魔さんに素直に従って私は夢の世界へと旅立った。

で、翌朝。

目覚まし時計の機械的なアラームで目を覚ますと、やはり左二の腕に若干の違和感を感じた。

で、冒頭に戻る。

ノロノロと蝸牛かなんかのような動作で布団から這い上がると、姿見のカバーを外して部屋着の裾を捲って左腕を確認。

10円玉サイズの歪な痣が1つ。

うわぁ……随分と痛そうな色してんな。

所詮ただの痣やし、そのうち消えるやろ。

ポジティブ思考MAXな私は、そんな風に気持ちを切り替えて仕事にいく準備を始めた。

まさか数日を経て、左二の腕があんなことになるなんて思わへんかったんよ。

違和感を覚えたまま数日間放置したある日。

キリキリと身体中を締め付けられるような息苦しさで、夢の中を漂っていた意識が引っ張りあげられるように浮上した。

見開くように瞼を開けると、自分の意思とは関係なく眼球が忙しなく動いて視界が一点に定まらない。

寒くもないのに震え出す体。

息をするのも辛くて、体がやたらと怠い。

酸素が足らんねん、酸素が。

こんな金縛りは初めての経験やな〜なんて、能天気な脳みそがぼんやりと過去の金縛りを思い出していた。

重低音の耳鳴りに、蟀谷が悲鳴を上げる中で、断続的に天井やら壁やらが『ビシッexclamation ×2パシッexclamation ×2』と音をたてる。

おぉ、家鳴りさんが活性化しとる(笑)

自分が寝室として使っている押し入れの部屋が、奇妙な空気を充満させていて……ねっとりとした粘着質な視線が、私の顔を覗き込むような感覚で浴びせられているんが何故か分かった。

まるで……蛇に睨まれた蛙になった気分や。


↓コメントに続く↓

コメント(27)

↑続き↑




ズルズルと、畳の上を重い何かが這うような音が聞こえるけど。

現状、こんな状態の私には確認するだけの気力も体力も度胸もない。

こんな状況のまま、どのくらい過ぎたやろ?

操り人形の糸が切れたみたいに、ガクンと体から力が抜けて、無意識にこれでもかってくらい思いっきり息を吸いこんだ。

急に肺が酸素で満たされたせいやろか?

ゲホゲホと噎せるように咳き込みつつ、室内の異様な寒さで鳥肌がたつ体を必死に擦っていた。

自分の布団の周りに黒い靄の塊が、ウロウロしてるんが見えるけど構ってる余裕がないので放置。

家鳴りさんがあっちこっちで世話しなく音をたてているけど、こっちはそれどころじゃないのでスルースキルMAX。

寒い、寒い、寒い、寒い……をエンドレスリピートしている脳内に反応するように、ガタガタと震える体に鞭打って布団から飛び出すと部屋着のまま浴室へまっしぐらした。

電気をつけ忘れた真っ暗な浴室の、冷たい床にへたりこんで熱いシャワーを頭から浴びつつ、暫くぼ〜っとしていた。

服のままって、どんだけやねんとか言わないで。

ある程度体が温まって、気持ちが落ち着いた頃合いに、自分の現状を把握した私もそう思ったから(笑)

あぁ、馬鹿やな、私。

半笑いを浮かべて濡れ鼠になっている自分自身の姿は、やたらと滑稽やろなと思いながら慌てて服を脱ぎ捨てて洗濯機につっこんだ。

電気をつけて今度はゆっくりシャワーを浴びていると、湯気で曇った鏡に何故か違和感を覚える自分がいた。

自分の姿がぼんやりと写り込む。

その背後で、真っ白な鏡に灰色の影がかかった。

ひどい吐き気がする。

頭が割れるような頭痛がする。

じんわりと左二の腕に痛みが広がって、クラクラと目眩さえ覚えた。

あぁ……ホンマに鬱陶しいねん。

そう思った瞬間、プツリと私の中で何かが切れる音がした。

『いい加減に…せいや…おんどりゃ…』

地を這う低い唸りのような声で威嚇しつつ、プラスチック製の手桶を掴むと、振り向き様に背後に水をぶっかける。

『バシャッexclamation ×2

という豪快な音をたてて、扉にぶち当たる水飛沫。

一瞬無音になり、シーンと静まり返る浴室。

シャワーの音が戻ってきた時、苛々している自分自身が馬鹿馬鹿しくなってきた。

『…あほんだら…』

ポツリと漏らした悪態が、虚しく浴室に広がって寂しく消えていった。

正直、もう面倒臭い。

風呂上がりに、鈍い痛みを訴えている二の腕を洗面台に写してみた。

うわぁ……なんじゃこりゃ。

数日前は十円玉サイズの痣は、ここ数日で何だか赤黒く広がって悲惨なことになっていたけど……もうホンマに鬱陶しいので気にしないことにして寝た。

気にしないたら、気にしない。

で、さらに数日後。

私は真上の破戒僧の顔面を、思いっきりグーで殴り倒することになる。

私は悪くない。

悪くないったら悪くない。

むしろ二、三発で許してやった私は寛大やと思う。

前に要望があったので、『とに怖』に投稿したものの一覧トピのURLを載せておきます。

↓梟の投稿一覧↓

http://m.mixi.jp/view_bbs.pl?id=70514140&comm_id=1154462&guid=ON

弐豆(にまめ) さん、トピック作成ありがとうございました
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)
初めまして。
あちらさんとの攻防、毎回読ませて貰ってます。
霊感があると、大変だなあとしみじみと思いましたw
広がる痣はおっさん(が受けた仕事で連れてきた霊)の仕業だったんですか(*_*)?ならフルボッコでも仕方ないですな。殴るまでの経緯は何なんだ???


めっさ気になるんですけどあせあせ(飛び散る汗)
間の話、希望!
 
あと、せっかく濡れ場があったんだからセクシーなシーンも!w
なんか大変なあちらさんが関わるときって
その影におっさんあり!?

おっさんのとこでお預かりしたものが梟さんちに逃げ込んだのかしら?

おっさん殴った経緯も知りたくなったのでしたあせあせ

今、最初の作品から読んで辿り着きました。

最高に面白いです!




続きも楽しみにしています☆
いつも楽しく読ませてもらってます♪

何でおっさんを殴ったんやろ〜ウッシッシ
めっちゃ気になるわぁ〜^^
>>[003]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

そう言っていただけると、投稿主として嬉しく思います。

霊感……ある人は毎日大変やろなぁ。

私のは多分、霊感とは違いますよあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

だって常日頃から、あちらさんを見えている訳じゃないですからあせあせ

こういうことを言うとツッコミを頂きそうですが、私には霊感は皆無やと思っています。

少しでも、楽しんで頂けましたら幸いですウッシッシ
>>[004]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

おっさんを殴るまでの経緯……ですか?

ミゾタロさん、あれはおっさんの放置プレイが原因ですよ。

どんな感じのやり取りで判明したかは、気になる人が多いみたいなので番外編でも投稿しようかな。
>>[005]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

おっさんを殴るまでの経緯を入れちゃうと長くなりそうだったんでカットしたんやけど、気になる人が多いみたいでもねあせあせ

カットしなきゃ良かったかな。

う〜ん、後で番外編として投稿しようかなぁ……とは思っています。

濡れ場(笑)

セクシーなシーンなんてあらへんがな
( ´艸`)
>>[006]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

はい、おっさんの放置プレイもここまでくると殴りたくもなりますあせあせ

ホンマに傍迷惑なおっさんですよ。

おぉ、bodyにですか
φ(..カキカキ)ぴかぴか(新しい)

次は考慮します(笑)

そんなことがあったんですか。

気合いは大切ですよ〜うれしい顔

付け入る隙を与えないのが重要なのです
(`・ω・´)キリッ
>>[007]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

あぁ、確かに。

今思い返してみると、そうかもしんないあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

ホンマに、傍迷惑なおっさんです。

殴るまでに至った経緯。

気になる人が多いみたいなのですね。

後々、後日談としてでもあげようかなぁ……とは思いますが、あんまり期待しないでくださいね。
>>[008]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

ここまで辿り着くのに時間がかかっただろうなぁあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

閲覧頂き嬉しく思いますうれしい顔

少しでも、楽しんで頂けましたら幸いですウッシッシ
>>[009]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

やっぱり気になりますかあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

う〜ん、こんなことならカットしなきゃ良かったなぁあせあせ

後々、後日談としてでもあげようかなぁ……とは思いますが、あんまり期待しないでくださいね。
毎回楽しく読ませていただいていますm(_ _)m
後日談楽しみにしています(^-^)
霊的に来る冷気って、マジで心臓が停止するんじゃないかってくらいの冷え方をしますよね。
私なら立てなくなりますが、
着衣でもシャワーに辿り着けただけ良かったと思いました。

うちが瞬間湯沸かし方式なら、着衣シャワーも有り得るかもしれないというか、
逆にそれ貰って置きたいくらいのアイデアです。

私の場合は、取り敢えず夏でもスイッチ一つで暖まるシートを敷いて準備…あせあせイヤコッチノハナシダ

しかし、水と一緒にほとばしって来た梟さんの闘気にビビったんだろうなその方。
良い薬でした。

きっと、破壊僧がボコられた時はその方も溜飲を下げたのではないかと思いましたが如何に。




これって
破戒僧が仕事でとちって
霊が破戒僧の周辺にいた霊感の強い梟さんに
取り憑いてきたってことですか?


そんで、破戒僧のことだから
面白がって、数日様子見、と…


あと10発は殴って良いと思います☆
いや、一生梟さんのサンドバックでも安いですね
最新作ー(*^^*)

いつもお疲れ様です!!←

家鳴りサンは助けてくれないのですか?
(´・ω・`)
ゴキチャンの時のように。笑
寝る空間だけでも結界があるといいですね。蚊帳みたいな感じで。
坊さんとか簡単な結界術を知ってるんじゃないかと思うので、一度やり方を聞いてみるのも良いんじゃないかと思います。
>>[017]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

後日談に対する熱い眼差しに、溶けてしまいそうです(笑)

少しでも、楽しんで頂けましたら幸いですウッシッシ
>>[018]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

着衣でシャワーを浴びるなんて経験は、あんまり気持ちのいいものではないなぁという感想を付け加えておきます(笑)

あちらさんを肌で感じるっていうのも、案外命懸けなんかもしれへん冷や汗

『腹の底からくるような寒さ』って、ああいうのを言うんでしょうかねあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

あちらさん特有の冷気(霊気?負のオーラ?)って肉体が感じていると言うよりも、魂が感じものなんかもしれないなぁと思ってみたり。

ホンマに、あのおっさんの放置癖はどうしようもないですよ。

いくら破戒僧とは言え、仕事ぐらい真面目にやってほしいものです。
>>[019]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

おっさん曰く『仕事の合間に、息抜きしたかった』んだそうです。

サンドバックに出来るほど、拳が丈夫だったら良かったのになぁ……と今でも思います。

私に取り憑いたっていうよりは、私の部屋にあちらさんが避難してきた感じみたいですよ、おっさん曰く。

私の部屋を隠れ蓑にして、おっさんの目から逃れようとした結果の副作用を私がもろに受けたらしいあせあせ
>>[020]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

いつでも助け船を出してくれるわけではないですよ。

あちらさんが危険だと感じる基準が私にはわかりませんが、今回は見えない同居人的に

『私<逃げてきたあちらさん』

の図だったんだと思います。

>>[021]

コメントえんぴつ頂き、ありがとうございます
m(_ _)m深々ぴかぴか(新しい)

Aprilさんがいうような簡易的な結界が張れたら、安眠妨害も減るだろうなぁと思います。

当時の私にそういう考えがあったら良かったのになぁ
( ´∀`)←遠い目
>>[023]

霊的な冷気は、
体験上、肉体的な活動が仮死状態くらいに抑えられて、血圧とかも相当下がっていた所に、
ブレていた霊体が戻って行くもんだから、
体温が足りなくて、震え上がるんじゃないかと考えています。

もう、ドックンと心臓が拍動し、動脈の中を血液が流れて、摩擦で血管内が発熱していく過程とか、
ガタガタ震えることで熱を発して体温に変えて行く様子を詳細に感じるのがその時。

歯の根が合わないくらい寒くて、
本当にあれだけは勘弁ですが、

まあ霊体と肉体がブレやすい体質なんで仕方ないかと諦めモード。
電気敷き毛布がせめてもの自衛手段ですあせあせ

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